商品品質の取り組み
全量保証ラインの展開
「全量保証体制」とは、「異常、トラブルを発生させない」「万が一発生しても自分たちで気づいて流出させない」体制のことで、品質等に関わる6つのリスク(異物、微生物、配合・アレルゲン、日付、資材、フードディフェンス)を中心に、グループ全体でリスクレビューと改善の取り組みを実施しています。また、デジタル化・データ活用によるリアルタイム全量保証に取り組んでいきます。
グループの海外工場においてもグローバルガバナンスガイドラインと連動し、国内と同様に「全量保証体制」(Total Process Assurance)構築の取り組みを展開しています。
6つのリスク
1. 異物混入防止
異物が混入する要因としては、使用する原料への混入、人からの混入(毛髪など)、使用設備からの混入などが挙げられます。原料の使用前検査や、毛髪混入防止の徹底(作業着の工夫、エアーシャワー、粘着ロール)、設備の定期的なメンテナンス・使用前後確認などを徹底し、異物の混入を防いでいます。
最終製品については、金属検出機やX線検査装置、ストレーナー(ろ過器)等を設置し、異物混入がないことの確認を行っています。
2. 微生物トラブル防止
微生物の増殖による食中毒の発生や品質劣化を防止するため、HACCP(ハサップ)と呼ばれる食品衛生上の危害の発生を防止するための取り組みを実施しています。また、微生物トラブル防止のための3つの考え方となる「つけない」「ふやさない」「やっつける」に沿った取り組みを実施し、定期的な検査を行って安全性および品質の確認をしています。
3. 配合保証
私たちの工場では、働く人のミスと不安をなくし、品質を守るため、自社開発で「配合トラブル 未然防止システム」を構築しました。原料の入荷や計量、配合などの各工程において、二次元コードを読み込むことで、その都度原料の種類や使用量、賞味期限などについて照合と記録を行うことができるしくみです。
さらに、この記録をたどることで、「その商品に使った原料は何か」「同じ原料を使った商品は何か」などを特定することができます。私たちのトレーサビリティシステムの根幹にあるのが、この「配合トラブル 未然防止システム」です。
4. 日付トラブル防止
消費期限(安全に食べられる期限)や賞味期限(おいしく食べられる期限)は、商品の安全を守り、お客様に安心して食べていただくための重要な情報です。この日付印字を間違いなく、確実に表示するため、人によるチェックや検査カメラによるチェックなどを実施しています。
5. 包装資材トラブル防止
製造工場ではさまざまな種類の商品を製造しており、その中には、外観が似た商品パッケージなどがあります。商品パッケージには、原材料情報やアレルゲン表示など、お客様の商品選択にとって重要な情報が記載されており、包装資材の間違いは、食品安全事故につながる重大な内容です。人による確認のほか、カメラによる検査などにより、使用する資材が間違いのないようなしくみを構築しています。
6.フードディフェンス
私たちは以下の基本方針に基づいて、意図的な異物混入を防ぐ対策をとっています。
- 1.製造現場内には決められた者しか入れない
- 2.意図的な悪戯をさせない
- 3.問題ないことを後から証明できる
- 4.従業員との対話を大切にする
意図的な異物混入防止対策 一例
製造現場への入室管理
静脈認証や暗証番号などで管理し、関係者以外は入室できないようになっています。
薬品庫、屋外タンクの鍵管理
社員証がなければキーボックスを開錠できません。さらに、鍵は誰がいつ持ち出し、いつ返却したかも記録されます。
安心カメラ
万が一の不測の事態の際に、当時の製造状況を確認し、安全・安心が証明できるようにしています。
マヨネーズの製造品質
おいしくて、安全・安心なマヨネーズをお届けするため、全量保証体制をもって細部にまでこだわり製造しています。
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1. 割卵
キユーピー独自の割卵機で1分間に600個の卵を割り、卵黄と卵白に分けます。卵を衛生的に扱うために、定期的に割卵機を止めて洗っています。卵黄は61℃×3.5分以上の条件で加熱殺菌します。乳化力などの卵黄の機能は保持したまま、サルモネラ、鳥インフルエンザウイルスについては安心な状態になります。
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2. 調合
マヨネーズの大敵は酸素。酸化しないように、真空状態で乳化します。
油の粒は1000分の2~4mm。手作りよりもキユーピー マヨネーズがまろやかな風味なのは、この油の粒が細かくて、均質だからです。 -
3. ボトルの口部をカット
マヨネーズのボトルは、密封状態で入荷され、充てんの直前に逆さにして口部をカットします。切りくずが内部に入らないようにするためです。口部をカットしたらキャップ締めまで製造ラインに覆いをし、異物が混入しないようにしています。
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4. 充てん
マヨネーズをろ過した後、ボトルに充てんします。
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5. キャップじめ・印字
マヨネーズを充てんしたらすぐにキャップをします。このとき口部の空気を窒素で置換し酸化を防止しています。その後キャップに賞味期限と、充てん時刻を意味する記号を印字します。これにより製造年月日と充てん時刻がわかり、その商品を作ったときの製造状況などを調べることができます。
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6. 包装・箱詰め
できあがった商品を袋に入れ、箱に詰めます。このとき重量を量り、箱に決められた本数が入っているか、全数確認します。
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7. 出荷
グループのトラックを使って工場から出荷します。






