トップメッセージ
「愛は食卓にある。」への想いを大切に、
持続的な成長を実現する体質への
転換を図ります
代表取締役 社長執行役員


キユーピーグループは、自然の恵みに感謝し、限りある資源を大切にするという想いで、環境活動を進めてきました。地球規模の問題に対して企業の責任に向き合い、事業活動を通じて従業員一人ひとりが日々、行動することで、企業価値の向上に努めています。このような取り組みをより推進するために「キユーピーグループ サステナビリティ基本方針」を策定しました。
2021-2024年度中期経営計画では、「持続的な成長を実現する体質への転換」をテーマに、社会・地球環境への取り組みを強化することを掲げています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を参考に重点課題を特定し、2030年までに達成する内容を指標化したサステナビリティ目標を策定しました。今後も継続的に見直しを行いながら、より高い到達点をめざして取り組んでいきます。
たとえば重点課題に掲げた「資源の有効活用・循環」では、これまで進めてきた卵殻の100%再資源化に加え、パッケージサラダの主要原料であるキャベツの芯や外葉など野菜の未利用部を肥料や飼料にして契約農家に提供するなどの取り組みを進めています。2021年にはパッケージサラダの国内全7工場すべてで野菜未利用部の廃棄ゼロを達成しました。このような未利用部の活用や野菜の食べ方の提案を積極的に進めることにより、世界的にユニークな「野菜活用メーカー」をめざします。
近年、社会や地球環境の急激な変化に伴い、私たちの生活と食を取り巻く環境において、さまざまな課題が顕在化しています。コーポレートメッセージ「愛は食卓にある。」に込めた想いを大切に、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって課題解決に取り組みます。そして、商品の設計、調達から生産、販売、消費までのバリューチェーン全体を通じて人と環境を思いやり、笑顔の溢れる未来を創るキユーピーグループにしていきます。
キユーピー株式会社
代表取締役 社長執行役員
髙宮 満