健康経営・労働安全衛生

健康経営への取り組み

キユーピーグループ健康宣言

キユーピーグループは、サラダとタマゴで一人ひとりの健康を応援し、社会から期待され必要とされるグループをめざします。
グループで働く従業員が、心も体も健康にいきいきと企業活動を続けることが、事業の発展と社会への貢献につながると考えています。
これからも食を通じて皆さまの健康に貢献するとともに、企業が従業員一人ひとりの健康に配慮することで、従業員とその家族の健康に真剣に向き合い支援し続けていきます。

1.サラダとタマゴを通した健康増進

キユーピーグループは、野菜をサラダで食べるという食文化の普及と、栄養価の高いタマゴメニューの拡大を通して培ってきた技術を生かし、おいしく、楽しく、健康維持に役立つ食生活を提案していきます。

2.セルフケアを通した従業員とその家族の健康増進

従業員とその家族が、自ら健康増進をはかれるよう支援するとともに、健康に対する意識の向上に努めます。

健康経営 推進体制

健康課題に対する重点施策

生活習慣の改善

生活習慣病の原因となる、食・運動などの生活習慣の改善をめざします。

がん検診受診率向上

がんは「早期発見・早期受診」が重要なことから、職域におけるがん検診の受診率向上を推進します。

メンタル対策

働く従業員が心の健康を保ち、いきいきと働ける職場環境をめざして、メンタルヘルス対策に取り組みます。

グループ共通健康指標 「心と体の総合指標」

従業員や会社の「心と体」の健康状態を独自の共通指標によって「見える化」することで、健康に対して意識改革を促す取り組みを進めています。具体的には、「メンタル指標(プレゼンティーズム)」「健康年齢」について、組織の状態を上長にもフィードバックすることで、生活習慣・働き方や職場環境をより良くしていく活動につなげています。

メンタル指標(プレゼンティーズム)

ストレスチェックの結果から職場のストレスの状態を4段階(良好・要注意・高ストレス・スーパーレッド)に分け配点、各段階の人数比を掛け合わせて点数化しています。(キユーピーグループ独自のプレゼンティーズム指標:全員が良好であれば100)

メンタル指標

健康年齢

健康診断の結果から算出される年齢と実際の年齢との差を表します。(健康年齢は株式会社JMDCの登録商標)

健康年齢

グループ一般指標

働き方の指標

一人当たり月平均残業時間
一人当たり年間平均有休取得日数

生活習慣の指標

運動習慣のある人の割合
週に3日以上朝食を抜く人の割合
睡眠で十分に休養が摂れている人の割合
喫煙者の割合

生活習慣病にかかわる指標

BMI25以上の人の割合
中性脂肪150mm/dl以上の人の割合
収縮期血圧が130mmHg以上の人の割合
HbA1c5.6%以上の人の割合
メタボリックシンドローム対象者の割合
特定保健指導対象者の割合

メンタルにかかわる指標

BMI25以上の人の割合
中性脂肪150mm/dl以上の人の割合

健康経営に向けた具体的な取り組み

私の健康目標

キユーピーグループでは、従業員が1年を健康で過ごすための「私の健康」を掲げて取り組んでいます。事業所内に掲示していた個人の目標は、2023年度より環境負荷軽減(紙やマグネットの削減)の観点から、イントラネット上に掲載していますが、生産現場などでイントラネットの閲覧環境が整っていない一部の事業所では、事業所内の掲示を継続しています。

私の健康目標

こころとからだの健康面談

2022年度より「健康面談」を実施しています。キユーピー及びグループ各社の経営トップが健康宣言を発信し、それを受けて総務・労務担当者が従業員の心や体の不安、心配事を個別に聞く機会を設け、状況により専門職と連携してサポートしていきます。
キユーピーグループは対話を通して従業員一人ひとりの健康に向き合っていきます。

ヘルスアップキャンペーン

キユーピー・アヲハタ健康保健組合では生活習慣改善を呼びかける「ヘルスアップキャンペーン」を年1回実施し、従業員が生活習慣を見直すきっかけづくりにしています。
コロナ禍には、参加率が60%を切った時期もありましたが、2022年度には69%と過去最多の参加率となりました。
ヘルスアップキャンペーンはグループ従業員の約2/3が参加する大規模イベントとなっています。

健康に配慮した食事の提案

社員食堂のある事業所では、社員食堂とタイアップし、定期的に健康に配慮したメニューを提案しています。また、テーマを設けたフェアやイベントを実施、従業員の食生活向上を意識した取り組みを実施しています。

イベントの様子

禁煙対策

グループ従業員の健康維持・増進を目的に、2020年4月1日より東京都の2拠点の事業所(渋谷区、調布市)において敷地内喫煙所を撤廃し、敷地内全面禁煙をスタートさせました。同時に、グループを含めた全事業所でも、受動喫煙のない職場環境づくりを実現しています。
また、2017年から従業員の卒煙支援を強化し、禁煙外来、卒煙補助薬の自己負担額の補助や、自助努力での卒煙成功者に記念品を用意するなど、卒煙チャレンジを継続して促しています。

がん検診休暇・職域がん検診

キユーピーグループでは、従業員全員の定期健康診断に加え、35歳以上の従業員を対象に人間ドックやキユーピーグループ独自の3点セット検診(胃がん検診・大腸がん検診・腹部超音波検査)、20歳以上の女性従業員には婦人科検診(乳がん検診・子宮がん検診)が受診できます。この検診はキユーピー・アヲハタ健康保健組合が補助を行っています。
さらに、より従業員が受診しやすい環境を整えるよう「がん検診休暇」の付与、移動検診車による職域集団がん検診の実施など、キユーピーグループ受診率目標80%に向けさまざまな取り組みを進めていきます。

2019年〜 首都圏で婦人科がん検診を実施
2021年〜 首都圏で3点セット検診実施
検診休暇付与開始
職域集団がん検診実施
2022年以降 順次エリア拡大予定
がん検診受診率推移(35歳以上)

ストレスチェックシートによる集団分析

キユーピーグループでは、ストレスチェックの結果を基に、職場改善を目的とした集団分析のためのストレスチェックシートを作成しています。
外部の企業の平均に加え、グループ内の同業態の事業所・会社との比較や、組織別のリスク要因を明確にすることで、従業員がより働きやすい職場に改善できるよう努めています。

ストレスチェックシート イメージ

海外駐在員の健康管理

海外事業の拡大に伴い、駐在員の人数も年々増加しています。
海外駐在員にも、国内同様の健康管理体制を行えるよう、年1回人間ドックを受診してもらい、必要に応じて看護師からのアドバイスを行っています。また、メンタル面においても、赴任3カ月後のヒアリング、ストレスチェックなどによるサポートを行っています。

労働安全衛生への取り組み

労働安全衛生に関する考え方

キユーピーグループの生産事業所では、キユーピー生産本部基盤向上推進部安全チームが中心となり、従業員が健康で安全な職場生活を送ることができる快適な職場環境づくりに努めています。主な活動として、次の3つを実施し、災害の未然防止と安全意識向上に努めています。

1.全生産工場の安全監査(国内73カ所)

2.グループ安全会議

3.災害情報の水平展開

グループ一体となった予防安全の取り組み

キユーピーグループでは、2004年より予防型安全活動を推進しています。次の3つを実施することにより、リスクを許容可能なレベルまで下げ、安全第一の風土構築をめざしています。

1.リスクアセスメントの実施

2.安全教育手順書による教育

3.QBSS(キユーピー・アヲハタ安全基準)点検と是正

休業災害発生件数の推移(各年度4月末集計)

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
休業災害件数 24 13 12 17 9
度数率※1 0.99 0.62 0.60 0.90 0.46
強度率※2 0.034 0.038 0.020 0.031 0.027

対象:キユーピーグループ国内工場

※1度数率=労働災害による死傷者数/延べ実労働時間×1,000,000

※2強度率=労働損失日数/延べ実労働時間×1,000

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