2026年第2回「ふらっと!気づきのカレッジ」を開催~Step③介護の「リアルな現場」と「当事者の思い」から学ぶ、これからの寄り添い方

2026.08.17

社会 その他

ダイバーシティ

こんにちは。キユーピー株式会社 マーケティング本部の荒川貴司です。
社内の自主勉強会「ふらっと!気づきのカレッジ」を運営しています。前回(Step①Step②)に続き、「介護」をテーマにした勉強会(全3部構成)の締めくくりとなるStep③の様子をお伝えします。

これまでは、人事本部主催のセミナー「仕事と介護の両立」や「キユーピーの介護制度」を通して、「介護離職」を防ぐ考え方や「遠距離介護」のノウハウ、社内のサポート体制について多くの知識と知恵を学んできました。

・会社を退職せずに、遠距離でも親を介護できる方法
・地域包括支援センターの活用
・周囲や上司の理解の重要性
・制度は完璧ではない(からこそ頼る工夫が必要)

最終回となる今回は、実際の介護現場を知る介護タクシー運営会社「株式会社ふくえみ」から講師をお招きし、現場のリアルな実情をお話しいただきました。

講師を務めてくださった株式会社のふくえみのお二人

「支援する側」と「支援される側」の思いのギャップ

私たち介護する側(子ども側)は、「できるだけ寄り添いたい」「なんとかしてあげたい」「子どもとして何でもしてあげたい」と思いがちです。私自身も正直、そのように考えていました。 これまでの勉強会を通して「人に頼ること」「チームを作ること」「会社を頼ること」の大切さは理解していたつもりでしたが、今回のセミナーでハッとさせられたのは「介護される側(親側)」の本音でした。
介護される側は、心の中でこんな思いを抱えているそうです。

・周りに迷惑をかけて申し訳ない
・できることは自分でやりたい
・急がされるのがつらい
・ひとりの「ふつうの大人」として接してほしい

仕事でも日常でも人を思いやる気持ちは持っているつもりでしたが、親に対して「よかれと思ってしていたこと」が、実は相手の尊厳や気持ちを置き去りにしてしまっていたかもしれない——そんな実情に気づかされました。介護する側に求められているのは、単に「お世話をする」ことではなく、次のような姿勢とのことです。

1本人の意思を尊重する
2尊厳を守る
3自立を支える
4安心できるコミュニケーション、傾聴を心がける
5プライバシーを守る

今回も渋谷オフィスから各地をオンラインでつなぎ、たくさんの人が参加しました

「親」としてではなく、「ひと」として向き合う

これから私自身にも親の介護に向き合う時期がやってきます。もしかすると、これまで知っていた姿とは大きく違う「親」と向き合うことになるかもしれません。

しかし、「あなたの子どもだから」という義務感や感情だけで接するのではなく、一人の「ひと」として敬意を持って付き合うつもりで接しようと決意しました。家族として単に「長生きしてもらう」ことだけを目指すのではなく、「その人らしい生き方・生活を支える」という寄り添い方で、チームを作って支えていきたいと思います。

セミナー後のアンケートでは、参加者からこのような声が寄せられました。
・頼れる存在や場所を知って、肩の力が抜けた
・多様なサポートがあることを知り、安心した

こうした素直な気づきを共有し、悩みや未来を一緒に考え合える仲間が社内にいることは、本当に心強いことです。自分自身もその「チーム」の一員として、まずは今回の全3回のセミナーをアーカイブで復習しながら、必要な知識をしっかり身につけていきます。

ご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました!

「ふらっと!気づきのカレッジ」はこれからも心理的安全性が確保された場所で、普段の業務では出会えない仲間や気づきが得られる場を提供していきます。

講師(前列)と事務局メンバー(後列)

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