「県産野菜でサラダを食べよう! 」食を通じて沖縄県に貢献したい

2023.02.10

食育 その他

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こんにちは。 キユーピー株式会社 福岡支店 那覇営業所の朝倉泰祐です。

那覇に転勤して1年3カ月が経ちました。沖縄県の2月は、日中の気温14~19度と過ごしやすい季節です。
南国、沖縄の県産野菜の旬は冬になります。この時期スーパーに行くと、沖縄県産の野菜がズラリと並んでいます。生産量の多い野菜は、ゴーヤー、かぼちゃ、さやいんげん、キャベツ、レタス、オクラなどとなります。また、冬瓜やへちまなど、沖縄で昔から食べられている島ヤサイの生産も盛んです。

そんな沖縄県ですが、食と健康については課題も抱えています。沖縄は健康長寿というイメージを持たれる方も多いと思いますが(かつては全国1位)、現在女性が16位(87.88歳)、男性が43位(80.73歳)です ※1。また有所見率(健康診断で異常が見つかる率)は全国平均58.7%に対し、沖縄県は70.4%と11年連続でワーストとなっています ※2。そして野菜の摂取量は全国平均294gに対し、沖縄県は約270gと圧倒的に少ない状況です(厚生労働省が推奨する1日に必要な野菜の摂取量は350g) ※3。

※1 出典:令和2年都道府県別生命表
※2 出典:令和3年定期健康診断実施結果(都道府県別)
※3 出典:平成28年度県民健康・栄養調査結果の概要(平成30年1月沖縄県医療保健部)

昨年の5月から、沖食スイハン株式会社(サラダクラブ「カット野菜」や、デリア食品「惣菜サラダ」の製造を委託しています)伊佐川社長と沖縄県農林水産部へ訪問し、沖縄県の食と健康の課題に対し、私たちキユーピーグループで取り組めることはないか、打ち合わせを始めました。

沖縄県農林水産部では「おきレシ」という、沖縄の食材を活用したレシピ投稿、検索できるサイトを運営されており、約8,000件のレシピが掲載、沖縄食材愛好家の情報交換の場となっています。このサイトをヒントに、県産野菜と結び付けたサラダの企画ができないか、半年間擦り合わせをさせていただき、本年1月から3月まで「県産野菜でサラダを食べようキャンペーン」を実施することになりました。

【出典】沖縄県農林水産部「おきレシ」サイト

またサラダクラブでは、3月から4月末まで、沖縄限定で「津堅島産にんじんサラダ」(100g/税込149円)を県内スーパーで限定販売することが決まり(デリア食品でも、同じ「津堅島産にんじん」を使用した惣菜向けサラダを販売)、キユーピーグループがひとかたまりとなってご当地企画を実施中です。

左:サラダクラブ「津堅島産にんじんサラダ」 / 右:デリア食品「津堅島産にんじん」を使用した惣菜向けサラダ

最後にこの企画を通じて実現したいことは、次のとおりです。
①食卓を彩るサラダをもっと身近な存在に!
②地産地消を促進し、県民の野菜摂取向上に繋げる
③健康増進、長寿県おきなわの復活!

これからも、沖縄県の課題に向き合い「食生活を通じて、健康とおいしいを応援する」取り組みを実施していきます。

「県産野菜でサラダを食べようキャンペーン」 皆さんのご応募お待ちしています

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