関西のノリで、優しさを届ける!オフィスの真ん中から広がった「絵本翻訳」の輪
2026.06.30
社会 その他
こんにちは。キユーピータマゴ株式会社 営業本部 物流管理部の吉田知子です。
私が働いている「関西キユーポート」は、卵加工品や惣菜を作る工場と、グループ各社の営業・物流部門のオフィスが一つに集まった拠点です。私は普段、そのオフィスで卵商品の受注業務を担当しています。
今回は、そんな関西キユーポートで企画した「絵本を届ける運動」についてお話ししたいと思います。
社内でこのボランティア活動が行われていると知ったとき、「なんて素敵なんだろう、自分でもやってみたい」と純粋に胸が躍りました。
募集がないなら、自分たちのオフィスで
ただ、当時このボランティアの参加者を募集していたのは東京の拠点のみ。関西で働く私は、少しがっかりしてしまいました。
でも、どうしても諦めきれません。「募集がないのなら、ここで企画してしまえばいいのでは?」そんな小さな思いつきが、始まりでした。
日頃の業務では、他部署やグループ会社の人たちを巻き込んでいくような機会はあまりありません。企画の進め方も分からず手探りでしたが、東京にいるボランティア活動の担当者や、同じ関西キユーポートで働く仲間たちが、絵本の準備や段取りを優しくサポートしてくれました。

「難しそうだけどやってみたい!」部署の垣根を越えて集まった仲間たち
オフィスの真ん中で、ワクワクの輪が広がる
いざ迎えた活動の当日。お昼休みの時間帯に、事務所の中心にある円形のオープンスペースへ集合しました。
初めての試みでどうなるかとドキドキしていましたが、机に並べた絵本や翻訳シールを見て、通りかかった仲間たちが次々に足を止めてくれたのです。
「何してるの?」「面白そうだね!」と覗き込んでくれ、オフィスはあっという間に賑やかな空間になりました。
まずはシールを貼る前にしっかり物語の世界に入り込もうと、集まったメンバーで絵本の読み聞かせからスタート。その声がとても心地よく、聞いている私たちはまるで、子どもの頃に戻ったようなワクワクした気分になりました。
関西の「ノリ」で楽しく、そして真剣に
読み聞かせのあとは、いよいよ翻訳シールを貼っていく作業です。
「元の日本語がしっかり隠れるように」「でも、素敵な絵は絶対に隠さないように」と、みんなで声をかけ合いながら夢中になって進めました。
最後には、見慣れない現地の文字で自分の署名を書き入れます。みんな驚くほど上手で、周りにちょっと自慢したくなるくらいの素晴らしい仕上がりになりました。
後日、参加してくれたみんなに感想を聞いてみると、嬉しい言葉がたくさん返ってきました。
「最初はよく分からなかったけど、やってみたらすごく面白かった!」
「普段は話さない他部署の人と、関西ならではの楽しいノリで和気あいあいと参加できて最高だった」

写真掲載絵本: 左『ようこそ!ここはみんなのがっこうだよ』鈴木出版/右『11ぴきのねこふくろのなか』こぐま社
小さな勇気から生まれた、温かい余韻
「自分から声をかけてみる」という、ほんの少しの勇気。それだけで、身近な職場にこんなにも温かい笑顔の輪が広がるのだと、私自身が一番の感動をもらいました。
「今回は参加できなかったけれど、次はぜひやってみたい!」という次につながる頼もしい声も届いています。
みんなの手で仕上げた絵本は、もうすぐ海を渡ります。ページをめくった瞬間、子どもたちの顔にパッと笑顔が咲くことを想像しながら。これからも、身近な仲間と一緒に、優しさを届ける前向きなチャレンジを続けていきたいです。
●絵本を届ける運動
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が主催している、日本語の絵本に現地の言葉のシールを貼り、アジアの地域の子どもたちへ届ける活動のこと。
https://sva.or.jp/ehon/






