海を越えた「心」の授業。中国3工場の見学担当者が学んだ「心のバリアフリー」

2026.05.26

オープンキッチン(工場見学)

ダイバーシティ

こんにちは。キユーピー株式会社 海外統括 中国グループ担当の佐藤健治です。
中国の北京・杭州・広州にある見学施設を持つ3つの工場に、現地勤務を終えて帰任後の今も関わっています。

中国3工場で実施している工場見学

「中国の方々の食と健康に貢献すること」
これが私たちのめざす姿です。 生野菜を食べる習慣がまだ少ない中国において、キユーピーは健康寿命延伸のために「野菜摂取量増」を呼びかけています。その発信源の一つが「工場見学」です。2025年度の来場者は25,800人を超え、2026年度も前年を上回るペースで多くの方に足を運んでいただいています。

北京の工場見学の様子

さらなる満足度向上をめざして

2026年、工場見学担当者たちがこだわっているのは「量」より「質」。 中国の担当者たちは非常に真面目で、それゆえに「正しく伝えなければ」という想いが強すぎると感じることがありました。大切なのは、相手をよく見て、お客さまに「伝わる」案内をすること。

仙川キユーポート(東京都調布市)と中国の事業所をオンラインでつなぎました

そこで今回、「心で伝える」という本質を体感して欲しくて、グループ会社の「キユーピーあい」に初の海外向け、リモート研修を実施してもらいました。講師は聴覚障がいがある方です。言葉の壁や物理的な距離を越え、研修後のアンケートは、ほぼ全員が「非常に満足」と回答。
「アイコンタクト、身振り、手振りの重要さを改めて感じた」
「さまざまな研修に参加したが、これまでの研修とは全く異なるものだった」
「物理的な障害よりも乗り越えることが難しいのは『心の障壁』であることに気づいた」
画一的な解説に対して、表情や身振り手振りを加えることで、お客さまにより良く伝えることができ、お客様がより理解しやすくなると思った」
これらのフリーコメントを読み、研修を実施して良かったと思いました。

表情と身振り手振りで言葉の壁を越えます

振り返りと今後への想い

この「心のバリアフリー研修(聴覚編)」を、真面目な彼女たちが学べば、必ず「今以上に良くなる」「お客さまに喜んでいただける」そう確信して、キユーピーあいに無理を承知でお願いしました。研修に参加した北京の見学担当者から、後日「真のコミュニケーションとは言語の形式ではなく、心を込めて相手を理解し、尊重する点にあると深く実感しました。今回の経験を通じて、相手の立場に立って考えることで、お客さまに温かさをお届けできるだけでなく、スタッフ自身も大きな成長と充実感を得られると認識しました」との嬉しいメールをもらいました。

今回の研修は、中国でのキユーピーのファンづくりとともに、彼女たちの成長にもつながると信じています。

広州の工場見学の様子

●株式会社キユーピーあい https://www.kewpie-ai.co.jp/
2003年12月にキユーピー株式会社の特例子会社として認定され、色々な能力を持った障がい者と健常者が共に働く喜びと自己成長を実感できる会社としてスタートしました。特例子会社とは、障がいのある方の雇用の促進、そして安定を図るために設立された会社です。

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