子どもたちの未来のために! 学生服を回収

2020.09.01

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 総務部の望月康次です。

着なくなった学生服、皆さんはどうしていますか?

少し前であれば、近所の知り合いにお下がりで使ってもらう、なんてこともよく聞く話でしたが、最近では思い出に取っておく方も多いのではないでしょうか。
一方で、さまざまな事情で学生服や学用品が買えないご家庭、子どもたちがいることも事実。そんなご家庭や子どもたちを支えてきたのが、「学生服のリユースShop さくらや」さんです。
さくらやさんでは、着なくなった学生服を回収し必要とされる方にバトンタッチするお手伝いをされています。

今年は新型コロナウイルスの流行で、学校の休校など学生生活に大きな影響が生じています。中でも貧困世帯への影響は深刻です。学校の始業が遅れたものの、収入の減少により、未だ制服を買うことができない学生も少なくないというのです。さらに、そんな学生たちの助けになってきた「学生服リユース」活動も、新型コロナウイルスで大きな影響を受けていました。例年であれば、卒業式後にたくさん回収できていた学生服が、外出自粛により集まらなくなってしまったのです。

回収ボックス設置(左から、総務部 真下さん、望月、さくらやを運営する(株)サンクラッド槌谷様)

リユース学生服を希望する学生がいるのに、学生服の回収ができない・・・そこで今回、期間限定でキユーピーグループオフィス「仙川キユーポート」(東京都調布市)に学生服回収ボックスを設置しました。

【対象品】
幼稚園・小学校・中学校・高等学校の学生服・体操服・その他ランドセル等の学用品
【回収期間】
7月13日(月)~8月7日(金)社員食堂出口に設置する回収ボックス

1か月弱の回収期間でしたが、なんと回収ボックスいっぱいに!!! 制服の他に、ランドセルや柔道着もありました。想定以上に集まり、皆さんの温かい気持ちを感じ嬉しくなりました。8月28日、回収したものをさくらやさんにお渡ししました。

【さくらや 平野さんより】

このたびは、このコロナ渦で大変な中、私の申し出に対して社員の皆様が早急に動いてくださり、そしてたくさんの学生服をご寄付いただきまして、本当にありがとうございました。箱いっぱいになった学生服を見て、社員の皆様の優しさに胸がいっぱいになっております。
集まった学生服は、さっそく、さくらやの方で査定いたしまして「子供の未来応援基金」に送金し、貧困問題や居場所支援に取り組むNPO団体の活動資金として使われます。
さくらやは全国の地域のお母さんが、コツコツと頑張っている小さなお店です。お洗濯は障がい者就労支援施設に委託し、名前の刺繍取りは高齢者のお仕事になります。思い出の詰まった大切な学生服は、地域の人々の手によって生まれ変わり、何とか家計をおさえたいお母さん達のために安価でお譲りします。調布店では、その売上金の一部を多世代型居場所支援の運営資金として地域社会に還元していきます。
今後も温かいご支援をどうか宜しくお願いいたします。

今回、従業員からの協力だけではなく、地域の新聞に掲載された紹介記事をたよりに、一般の方が仙川キユーポートまでお持ちいただいたものもございました。ご協力、ありがとうございました。
来年からは卒業式の後のタイミングで継続的に実施して貢献できたらと思っています。

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