コーチングで産育休期間を健やかに! ~社内コーチングシリーズ第6回~

2024.05.10

ダイバーシティ

社会 その他

こんにちは。 
キユーピー株式会社 人事本部 キャリア支援チーム 加納和枝です。

今日から私の社内コーチング活動の取り組みを、2回に分けてご紹介します。

キユーピーグループでは現在、社内認定コーチを育成しています。一定のトレーニングを積んで試験に合格した従業員が社内認定コーチとして、コーチングを中心としたコミュニケーションにより、会社組織での目標達成やチームビルディング、従業員一人ひとりのキャリア形成や自己実現を支援しています。この社内認定コーチによる面談を業務時間内に受けることができる仕組みは年間650回(2023年度)も利用されています。内容は業務やキャリア相談に限らず、育児や介護などプライベートを含め多岐に渡っています。

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社内認定コーチのコーチング練習会の様子

私も、現在グループに111人いる社内認定コーチのひとりとして活動しています。コーチングの面談の中で、産前産後休業や育児休業(以下、産育休)を控えた従業員から相談を受けることもあります。

「悪阻(つわり)がひどくて医師の指導で長期休みを取ることに。『体調優先で!』と同僚は言ってくれますが、申し訳ない気持ちでいっぱいで・・・」
「想いをもって取り組んできた仕事を、一旦メンバーに引き継ぎます。頭では仕方ないと分かっているのに、心の整理がつかなくて・・・」
「復職後の働き方やこの先にキャリアが漠然と不安です。話を聴いてもらえませんか?」

そんな相談を受けるたび、

「気持ちを打ち明けてくれてありがとうございます」
「それはつらいですよね」
「『本当は』どうしたいですか?」
「復職の日をどんな気持ち迎えられたら最高ですか?」
「それができたら、あなたの未来は、キャリアは、ご家族は、どんな風に変わっていきそうですか?」

と、最高のビジョンを一緒に描いて感じながら、今、もしくは産育休中にできそうなこと・やりたいことを二人三脚で決めていきます。こうやって内面と向き合うことを通じて少しずつ心がほどけて軽やかになっていくその姿に私も勇気をもらいます。

私自身も産育休経験者。つい、その頃の記憶が蘇ります。産前産後は体調も環境も変わって心もからだも揺らぎやすいのは当たり前です。けれど当時は子育ての不安、復職への不安、もう日々いっぱいいっぱいで感情的にもなったな。特に産育休に入ると話し相手も減って、不安な気持ちを一人で抱えていたな。あの時、だれかに話を聴いてほしかった。産育休中の方々がこの産育休期間をより健やかに、そして安心して復職の日を迎えられるように何か力になれないかな。

そっか! 私たちコーチなら出来るかも!!

そう思い産育休中の従業員(男性育休者も含む)にコーチングの面談を任意で受けてもらう企画に挑戦しました。この企画の詳細と参加者からのフィードバックは次回のブログで詳しくご紹介します。

※なおコーチングセッションの内容は相談者の許可を得て掲載しております。

私たちは従業員一人ひとりのキャリアと生活が豊かになるよう、全力を尽くします!

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