製造工程の品質

私たちの工場では、エリアごとに靴を履き替えます。製造現場に入るときには必ず手を洗いなおします。加熱作業では毎回必ず温度を確認し、記録を残し続けています。

一見、地味で非効率的にすら思えるかもしれませんが、こうした品質を守るために欠かせない作業が「面倒」に思えてしまうとき、人的ミスが発生します。それを防ぐために、私たちは「なぜその作業が必要か?」を考え、一つひとつの作業の意味を正しく理解するようにしています。

ルールの徹底とミス防止の仕組み

私たちの工場では、作業者からの異物混入を防ぐため、決められた服装にし、決められた手順で製造現場に入る規定があります。また、意図的な異物混入を防ぐフードディフェンスの仕組みを導入しています。原料の配合工程においても、独自の仕組みを利用し、配合事故未然防止を徹底しています。

意図的な異物混入防止の方針

1.製造現場内には決められた者しか入れない
2.意図的な悪戯をさせない
3.問題ないことを後から証明できる
+従業員との対話を大切にする

配合事故の未然防止

私たちの工場では、働く人のミスと不安をなくし、品質を守るため、自社開発で「配合事故未然防止システム」を構築しました。原料の入荷や計量、配合などの各工程において、二次元コードを読み込むことで、その都度原料の種類や使用量、賞味期限などについて照合と記録を行うことができる仕組みです。

さらに、この記録をたどることで、「その商品に使った原料は何か」「同じ原料を使った商品は何か」などを特定することができます。私たちのトレーサビリティシステムの根幹にあるのが、この「配合事故未然防止システム」です。

マヨネーズの製造品質

おいしくて、安全で安心なマヨネーズをお届けするため、細部にまでこだわってマヨネーズを作っています。この根底にあるのが、1925年の発売以来こだわり続けてきた「良い商品をお届けする」という想いです。

マヨネーズの製造工程

  1. 1割卵

    キユーピー独自の割卵機で1分間に600個の卵を割り、卵黄と卵白に分けます。卵を衛生的に扱うために、2時間に1回割卵機を止めて洗っています。卵黄は61℃×3.5分以上の条件で加熱殺菌します。乳化力などの卵黄の機能は保持したまま、サルモネラ、鳥インフルエンザウイルスについては安心な状態になります。

  2. 2調合

    マヨネーズの大敵は酸素。酸化しないように、真空状態で乳化します。
    油の粒は1000分の2~4mm。手作りよりもキユーピー マヨネーズがまろやかな風味なのは、この油の粒が細かくて、均質だからです。

  3. 3ボトルの口部をカット

    マヨネーズのボトルは、密封状態で入荷され、充てんの直前に逆さにして口部をカットします。切りくずが内部に入らないようにするためです。口部をカットしたらキャップ締めまで製造ラインに覆いをし、異物が混入しないようにしています。

  4. 4充てん

    マヨネーズをろ過した後、ボトルに充てんします。

  5. 5キャップじめ・印字

    マヨネーズを充てんしたらすぐにキャップをします。このとき口部の空気を窒素で置換し酸化を防止しています。その後キャップに賞味期限と、充てん時刻を意味する記号を印字します。これにより製造年月日と充てん時刻がわかり、その商品を作ったときの製造状況などを調べることができます。

  6. 6包装・箱詰め

    できあがった商品を袋に入れ、箱に詰めます。このとき重量を量り、決められた量が充てんされているか、箱には決められた本数が入っているか、全数確認します。

  7. 7出荷

    グループのトラックを使って工場から出荷します。

ベビーフードの製造品質

発売以来「品質第一」を信条とし、ベビーフードの品質を守っています。大切にしているのは、赤ちゃんを育てている皆さんの気持ちになること。ベビーフード作りで培ったノウハウが、他の商品作りにも活かされています。

レトルトパウチタイプの製造工程一例

  1. 1選別

    注意深く見て、原料を選別します。

  2. 2調理

    大きな釜に原料を入れて調理します。おいしく仕上げるために、かき混ぜ方などにひと工夫しています。

  3. 3金属異物確認

    調理したものの中に金属異物が含まれていないことを確認するため、強力なマグネットを使用します。

  4. 4充てん密封

    袋の中に一定量を充てんします。直後に袋の上部を熱を使って 接着し、異物などが内部に入らないようにします。

  5. 5重量確認

    定められた重量が充てんされていることを0.1g単位で全数確認します。

  6. 6加熱殺菌

    レトルトパウチの場合、120℃、4分相当以上の加熱殺菌をします。そのため、保存料などは不要です。

  7. 7異物確認

    X線を使って内部を透過撮影し、異物が入っていないか、全数確認します。

  8. 8密封検査包装

    密封されていることを全数確認し、包装します。

  9. 9最終検査

    風味・状態などを最終チェックし、問題ないことを確認します。

  10. 10出荷

    グループのトラックを使って工場から出荷します。

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