環境マネジメント
環境マネジメントの考え方
キユーピーグループは、国内外での環境保全の意識の高まりを受けて、1998年12月に「環境基本方針」を制定し、事業における環境への配慮に取り組んできました。その後、「環境理念」「行動指針」からなる「環境基本方針」は2度の改定を経て、グローバルなキユーピーグループの方針としてきました。
環境課題解決の進め方
環境バランスとユーザビリティの両立
環境課題の解決は、さまざまな要因に配慮する必要があり、全体的な最大効果を考えなくてはなりません。
私たちキユーピーグループは、環境バランスを見極め、また最も大切な「品質第一主義」を土台にし、ユーザビリティと環境との両立を図りながら、課題解決を進めます。
環境に対する重要な取り組み
| 資源の有効活用 | 食資源を中心に生産に関わる資源の有効活用に取り組み、循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現をめざします |
|---|---|
| 気候変動への対応 | 脱炭素社会の実現に向けてCO2の排出量削減に取り組みます |
| 生物多様性の保全 | 自然資本を事業活動を支える重要な資本の1つと捉え、生物の多様性を考慮した持続可能な資源利用を行います |
| 水資源の持続的利用 | 水資源が全ての生物の生存に不可欠な要素であることを認識し、事業活動における水利用の持続可能性を高めます |
| 商品やサービスにおける環境配慮 | 品質第一主義を守りながら、調達から消費に至るまで環境負荷低減に向けた商品設計に取り組みます |
環境マネジメント推進体制
キユーピーグループでは、サステナビリティ担当取締役を委員長とするサステナビリティ委員会を年2回開催しています。「サステナビリティに向けての重点課題」の解決に向け、環境面では「資源の有効活用と持続可能な調達」「CO2排出削減(気候変動への対応)」の2つの重点課題に取り組んでいます。各課題の解決に向け分科会・連携プロジェクトで検討し、グループ全体への浸透と定着を図っています。
環境マネジメントシステム
キユーピーグループでは、環境保全活動のPDCAサイクルを回すための基本ツールとして、各事業所でISO14001あるいはこれに準じた独自のシステムを導入しています。
ISO14001 認証取得状況
国内グループ生産74事業所中19事業所がISO14001認証を取得しています(2019年11月末現在)。
環境法規の遵守
キユーピーグループの各事業所は、環境に関わる法令・条例などの規制の遵守はもちろん、独自の基準に基づき管理・対応を適正に行っています。
※ 2019年度は、関連法規等の違反や事故の発生はありませんでした。
環境監査
キユーピーグループは、関連法規等の遵守、管理推進体制の整備、施設管理状況等についての基準を定め、定期的な内部監査を実施することで、それらを徹底するとともに環境保全活動を推進しています。このほかISO14001認証取得事業所では、規格に基づいた外部機関による審査を受け、要求事項に適合した仕組みや運用を確認しています。
事業活動における環境影響
商品の生産工程では、原料・資材・水などの資源、電気・ガス・重油などのエネルギーが消費され、産業廃棄物や排水、CO2などが排出されます。また、商品輸送時のエネルギー使用に伴う環境負荷や、お客様がご使用された商品の容器包装は廃棄物になります。
そうした事業活動に伴う環境への負荷を正しく認識し、商品開発、原資材調達、生産、販売、物流のすべての活動で、持続可能な地球環境に配慮し、省エネルギー・省資源、廃棄物削減、容器包装の改善、輸送の効率化、汚染防止などの環境保全活動を推進しています。
キユーピーグループ生産部門における
物質とエネルギーの流れ
バリューチェーン全体で、資源の有効活用に取り組んでいます。
キユーピーグループ生産部門における物質とエネルギーの流れ(2019年度)
インプット
| エネルギーの使用 | 購買電力 | 2,218 千GJ (222,698千KWh) |
|---|---|---|
| 燃料※1 | 1,290 千GJ | |
| エネルギー合計 | 3,508 千GJ | |
| 水の使用 | 水 (地下水、水道水) |
8,508 千m3 |
アウトプット
| 大気への排出 | CO2 | 178.6 千トン |
|---|---|---|
| NOx | 32.7トン | |
| SOx | 8.87トン | |
| 水域への排出※2 | 排出量 | 6,708 千m3 |
| 廃棄物の排出 | 排出量(再資源化率) | 50.8 千トン (97%) |
※1発電燃料含む
※2河川、公共下水道含む
対象:キユーピーグループ生産工場
地域への環境配慮
キユーピーグループの事業所では、近隣にお住いの皆さまや、地域の環境に配慮して操業を行っています。
水質汚濁の防止
排水処理設備で浄化処理後の排水は自主管理基準を定めて水質等を管理し、地域ごとの基準を遵守しています。また、液体原料・燃料のタンクなどには漏洩防止設備を設置するとともに、万が一の公共水域への排出、地下浸透などを想定した訓練を行っています。
大気汚染の防止
ボイラーやコジェネレーション等は、適切な運転管理に努めるとともに、定期点検・メンテナンス、ばい煙測定を実施しています。また、ボイラー等の燃料についても、ばいじんや硫黄酸化物の発生が少ないガスへの転換を進めています。
騒音防止と臭気対策
排水処理や調理の際に発生する臭気対策として、工程改善や脱臭装置の整備を行っています。また、騒音防止のため、防音壁の設置や設備導入時の騒音評価、従業員や納入業者への指導等を実施しています。
環境コミュニケーション
キユーピーグループの事業活動は、原材料をはじめとした豊かな自然の恵みのもとに成り立っています。持続可能な社会を引き継ぐために、事業活動が与える自然への影響に十分に配慮し、環境負荷低減活動や環境保全活動の充実を図り、環境活動を通じてステークホルダーの皆様とコミュニケーションを深めることを目的に、情報発信に努めます。
環境教育
キユーピーグループでは、従業員の環境保全に対する意識を高め、取り組みを推進するために環境教育を行っています。
関係部署と連携を取り、環境実務に即した内容で要望のある講座を実施しています。
排水処理管理、廃棄物管理等の教育は定期的に実施しています。
各事業所でも、環境問題に関する一般教育や緊急事態を想定した訓練などを行っています。
新入社員研修での講義
2019年度新入社員研修において、「社会の一員としての役割」と題し、私たちを取りまく社会課題を伝えながらキユーピーグループらしい取り組みについて講義を行っています。
具体的な例に身近な「食品ロス」を取り上げ、仕事のみならず普段の生活でも、サステナビリティを意識した行動に期待していることを伝えています。持続可能な社会の実現とキユーピーグループの持続的成長をめざし、従業員一人ひとりが社会課題や社会責任を意識して行動していきます。
工場・見学施設における環境活動
パネルの常設展示
マヨテラス(東京都調布市)では、キユーピーグループが取り組んでいる環境活動パネルを常設展示しています。来場いただいたお客様は、待ち時間を使ってご覧いただけます。
環境イベントの実施
環境月間とされている毎年6月に、1カ月にわたって全国5工場(五霞・富士吉田・挙母・神戸・鳥栖)およびマヨテラス(東京都調布市)にて、来場いただいたお客様へキユーピーグループが取り組んでいる環境活動を紹介しています。(2019年:約5,800人に紹介)
「卵殻の有効活用」「マヨネーズボトルチップのリサイクル袋」「野菜未利用部の有効活用」の3つの取り組みをご紹介し、環境の大切さについて学んでいただきました。
マヨテラスでの環境イベントの様子






