「QPeace」選定委員になったきっかけ

2023.05.31

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 業務用市場統括の酒井友加子です。
普段は仙川キユーポート(東京都調布市)内にあるカスタマーソリューションセンターで、お客様のお困りごとを解決することや、マヨネーズの原料である卵の基礎知識や使いこなしを紹介する講師役などを務めています。

私は2012年に入社し、当初からキユーピーグループマッチングギフト制度「QPeace」の存在は知っていましたが、何もしないまま5年が過ぎました。2017年にやっと制度の内容をよく読み、一口参加してみることにしました。その後寄付は続けましたが、その他の社会貢献活動には参加しないまま、数年が経ちました。
その間、とある講演会で耳にした話が、私の中でずっと引っかかっていました。

【出典】フレイルの概念(葛谷雅文,日老医誌 46:279-285,2009より引用改変)

皆さん、「フレイル」って聞いたことはありますか?加齢とともに「フレイル」という、体力や気力が弱まる状態に陥ることがあります。この分野で活躍されている教授の話を聴く機会があり、フレイル予防には3つの柱があることを知りました。「栄養・運動・社会参加」です。
食品メーカーに勤めていることもあり、「栄養」についてはさほど心配はありません。小さい頃から身体を動かすことが好きなので、「運動」も問題なし。私の心にグッサリ刺さったのは、「社会参加」です。

「働いている間はいいですけどね。仕事をリタイアした後に、誰とも口を聞かないでジムで黙々と筋トレをやっている人は危険ですよ! 」
一緒に講演会を聴いていた当時の上司に「これって酒井さんの未来だね」と小声で言われました。
そうなのです! 私は人と戯れることが苦手で、ボランティア活動や地域貢献にはほぼ関わったことが無く、週末は誰とも喋らず筋トレに没頭。月曜日にオンライン会議や不意にかかってきた電話で声が出ず「寝起き?」と言われたことが何度あることか・・・。

「これはまずい。何かしなくては! 」そう思ったものの、QPeaceの選定委員に立候補するまでさらに3年が経過。そして足かけ10年、なぜ今年になって立候補したかというと、やはり新型コロナの影響が大きかったように感じます。「そろそろ何かしなくては! もう先が見えてきそうだ」という気持ちになり「今しか無い」と応募しました。

選定委員になってすぐは、次年度の支援先を決める活動で、メールによるやりとりが主でした。
「寄付だけ」の時は、「食」に関する団体を応援したいという想いが強かったのですが、「食」以外にも「環境」や「子ども」を支援する団体があり、一つひとつの情報に目を通していくうちに「食だけを支えても社会は良くはならないのだな」と感じました。

「オンライン意見交換会」の様子(2023年度 選定委員29名のうちの12名)

そしていよいよ選定委員同士の意見交換会の日。
「ボランティア活動を昔からやっていました」「学生時代にこんなことをしていました」といった格好いい理由や強靭な精神を持つメンバーの中で、「フレイル対策で選定委員にチャレンジしました」と少し変わった動機を話したのが私です。

少し前に開催された「そらべあ基金活動報告会」や「にじいろクレヨン活動報告会」にも参加し、団体の方から活動の想いを直接伺うことでより一層理解も深まり、支援を拡げていきたい気持ちがグッと高まりました。

私たちキユーピーグループの一人ひとりができることはほんの僅かかもしれません。その僅かなチカラをより多く集めて、これからも「子ども」「食」「環境」をテーマに活動する団体を微力ながら支援し、より良い未来に貢献できたらと思います。
私のフレイル対策の効果も合わせてご期待ください!

日頃の業務を少し紹介(左:調理師専門学校でデモンストレーション / 右:食品卸の展示会で講演会の講師)

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