2月1日は「フレイルの日」~2022年12月、子どもを対象にフレイルイベントを開催しました~

2023.01.31

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こんにちは。 キユーピー株式会社 食と健康推進プロジェクトの倉田幸治です。

寒い日が続きますが、皆さんは健康を維持できていますか?
突然ですが、明日2月1日は何の日かご存じですか? 節分? おしい! 節分は2月3日です。
実は2月1日は「フレイルの日」と制定されています。「フレイル」とは、加齢により体力や気力が弱まっている状態のことです。

【出典】フレイルの概念(葛谷雅文,日老医誌 46:279-285,2009より引用改変)

今回は昨年12月17日、18日に多摩六都科学館(東京都西東京市)で実施されたフレイル予防の啓発イベントをご紹介します。多摩六都科学館は小学生向けの施設になりますが、あえてここでフレイル予防の啓発イベントを行いました。狙いは子どもたちに知ってもらい、伝えてもらうことです。おじいちゃん、おばあちゃんもお孫さんに言われると弱いですよね! 一方で「フレイル」というワードは、子どもたちには聞き馴染みがありません。本当に興味を持ってもらえるか、ドキドキでした。

フレイル予防の啓発イベント 会場の様子

当日は多くの親子連れが来場し、大盛況でした。フレイルかどうかをチェックするテスト(通称、フレイルチェック)を子ども向けのスポーツテストのような形にアレンジしました。一例ですが「片足立ち上がりテスト」は椅子があれば実践できるので、皆さんもぜひお試しください。やり方はこちらです。
①椅子に深く座る ②両腕を胸の前で組む ③反動を使わず片足でゆっくり立ちあがる ④3秒間キープ
立ち上がれない、または3秒未満でバランスを崩した方は、フレイルの可能性が・・・!?

子どもたちも「立てない~! フレイルかも~!? 」と楽しみながら学んでくれました。中には「おばあちゃんに教えなきゃ! 」と目をキラキラさせながら帰っていく子どももいました。身近な人から聞く情報は、テレビやインターネットから得られる情報よりも信頼度が高く、行動変容につながりやすいと言われています。かわいい孫からアプローチされたら、フレイル予防への意識が高まり行動にもつながるかもしれません。

今回のイベントは、私の出向先である東京大学高齢社会総合研究機構のメンバーと一緒に企画しましたが、あえてフレイルとは離れた世代に提案してみるのも面白いと感じました。
明日2月1日は「フレイルの日」。記念日を機にフレイル予防を考えてみませんか。

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