第1回 若手が輝く! FC工場のユニークな研修物語 ~参加型研修の始まり~
2024.08.26
ダイバーシティ
社会 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 ファインケミカル本部(以下FC本部) 五霞工場の竹下涼太です。入社4年目の元気いっぱいの九州男児です。
今週3回にわたって、ファインケミカル工場(以下FC工場)のユニークな研修についてお伝えします。この研修は、若手社員が主体となり、新入社員を温かくサポートする特別なプログラムです。仲間たちの成長を見守りながら、一緒に学び合うこの研修の魅力をどうぞお楽しみに!
参加型研修の集合写真。多くのメンバーが集まり、共に学び合い、一体感が深まりました!
若手社員が創る! FC工場独自の「参加型研修」
参加型研修とは、入社2年目の社員が、入社1年目に先輩から受けた研修を基にして新入社員を対象に行う研修です。2024年で4回目を迎えたこの研修は、FC工場独自のユニークな継承型研修です。
この研修のテーマは、以下の三つで構成しています。
●自己肯定感の高め方
●効果的なコミュニケーションの取り方
●信念と理念について考える
研修当日は誰でも参加可能で、途中の入退室も自由です。会場にいる全ての人がグループワークや意見発表の対象となるため、「参加型研修」と呼ばれています。誰がどのタイミングで指名を受けるか分からない、ハラハラドキドキの楽しい研修です。
小さな挑戦から始まった参加型研修の物語
きっかけは2021年のこと。私の小さな挑戦から始まりました。
入社してすぐ、他部署が主催する新入社員研修に、FC工場の新入社員代表として参加しました。その研修は、新入社員特有の不安や悩みの解消方法、将来の描き方についてなど、誰にとっても役に立つ内容だと感じました。「この貴重な知識を、参加できなかった同期やFC工場のメンバーにもぜひ知って欲しい! 」そんな想いから、工場長に相談に行きました。
「私が講師として研修をやらせてもらえないでしょうか! 」という入社間もない新入社員からの突然の提案でしたが、工場長は快く承諾してくれました。それだけでなく、研修を実施するうえで大切なことや進め方のコツまで伝授してくれました。
2021年9月、工場長をはじめ、上司や多くの先輩方、同期の支えを受けて、入社半年の私が講師となり、参加型研修がスタートしました。3回にわたる研修は大成功で、参加者からは「来年の新入社員にもこの研修を受けてほしい」という声が上がり、また同期からは「来年の研修は自分たちが講師を務めたい」という意見が出ました。こうして、研修の受講生がその学びを活かし、次年度の研修の講師となる形で、研修が毎年引き継がれていくことになりました。
みんなを巻き込む! 一体感の参加型研修
私は中学・高校の理科教員の免許を持ち、高校での教育実習の経験があります。この経験を活かし、参加型研修でも「誰一人置き去りにしない、全員を巻き込む研修」を心がけました。
研修当日は、たくさんの人たちが仕事の合間の少しの時間でも入れ替わり立ち替わり参加してくれました。その結果、「多くの工場メンバーを巻き込み、会場に一体感が生まれた」ことが、参加型研修が好評だった一番の特徴だと思っています。忙しい中、私たちの参加型研修を支えてもらい、改めて感謝の気持ちが沸き、職場の仲間の温かさを感じることができました。
次回の記事では、私が初めて講師を務めた研修の受講生とともに、参加型研修の効果をお伝えします。
キユーピー ファインケミカル本部五霞工場 竹下涼太