SDGs教室からの学び ~子どもたちから嬉しいご招待~

2024.03.29

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こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部 ファインケミカル開発部の大野敦之です。

私はヒアルロン酸をはじめとしたキユーピー独自の素材に付加価値をつけ、食品だけでなく医療や化粧品など様々な分野への活用の可能性を研究しています。普段の業務は食品と縁が遠い私ですが、食育活動に興味があり、キユーピーが食育活動の一環として2002年から実施している出前授業「マヨネーズ教室」や、2022年から新しく始まった「SDGs教室」に講師として参加しています。

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「SDGs教室」は、SDGsの17の目標のうち、「12:つくる責任、つかう責任」を取り上げ、キユーピーグループの取り組みを交えて、環境問題について自分たちができることを考えてもらうプログラムです。

先日、私が講師としてSDGs教室を担当した世田谷区立船橋小学校の先生から、「SDGsの取り組みに関する学習発表会を行うので、招待してもいいでしょうか?」と連絡をいただきました。これまでにもリピート開催のご要望はありましたが、出前授業後の学習発表会に招待していただくのは初めてのことです! とても嬉しく二つ返事で参加をお伝えしました。

この小学校でSDGs教室を開催したのは、2024年1月末のこと。キユーピーの「SDGs教室」では、ゴミ問題や食品ロスを中心に世の中の課題やキユーピーの取り組みを紹介し、子どもたちは自分にできることを考えてワークシートに記入します。次にグループに分かれて意見交換を行い、最後に話し合ったことを発表する、という構成です。

授業中は、「できることってなんだろう?」「なかなかワークシートに書けない!」といった声が聞こえてきましたが、最後には「これから給食は残さず食べます!」「いらないものはリサイクルしようと思います!」といった声を聞くことができました。

そして授業を開催してから約1ヵ月後の学習発表会当日、子どもたちの発表内容を聞いてとても驚きました。子どもたちは、グループごとに「自分たちで達成したいSDGs目標を選び」「自分たちは何ができるかを考え・実行し」「実行した結果どう感じたか、そして今後どのようにしたいか」ということまでを、わずか1カ月間のうちに実施してまとめていたのです。中には念入りな計画書を作り、河川敷まで行ってゴミ拾いをして、ゴミの種類やその場所の特徴まで記録したグループもありました。

左:子どもたちが作成したごみひろい大作戦の計画表 / 右:学習発表会の様子

発表の中で特に印象的だったのは、「やるのは簡単だったけど、ずっと続けるのは難しい。でも続けることが大切だと感じた。」という重要なことに気づいた子どもたちが多くいたことです。小学生のうちにそれに気づき、継続していこうと思う気持ちを持ってくれたことに私はとても感銘を受けました。

この出前授業や学習発表会をきっかけに、ここまで活動したことは、子どもたちにとって思い出の1つになると同時に、これからもSDGsについて継続して取り組んでもらえるきっかけになるのではないかと期待しています。

また講師としては、授業後のフィードバックを受け取ることができたのは、非常に嬉しいことでした。今後もSDGsに興味を持ち、小さなことでも実行してみたいと思う子どもたちを1人でも多く増やしていけるよう、授業を行っていきたいと思います。

世田谷区立船橋小学校 4年4組担任 足立先生のコメント

子どもたちは将来、どんな社会を生きるでしょうか。社会課題に対して自分たちが「今できること」と「将来できること」を考えるきっかけにしてほしいと思い、未来への種まきとしてSDGs教室を取り入れました。SDGs教室から約1か月後に実施した学習発表会に向けて、グループみんなで協力することで一人ではできないような取り組みを行うことができました。4年生で社会に対して具体的な関心をもつことは、今後の学習にもつながります。子どもたちの成長とともに、未来への種が力強い木へと育ちますように。

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