健康経営・労働安全衛生

健康経営への取り組み

キユーピーグループ健康宣言

私たちキユーピーグループは、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」を大切にし、世界中の人々の健やかな生活を食の面から支える企業であり続けるために、サラダとタマゴを中心とした食に関わるさまざまな取り組みを通じて、健康寿命の延伸や子どもの心と体の健康を応援してまいりました。
世界の人々の食と健康に貢献し続けるための原動力となるのは従業員一人ひとりの力です。
高い志をもつ社員の皆さん一人ひとりが会社の大切な財産であり、皆さんが健康で活き活きと働き続けられることが、キユーピーグループのさらなる成長・発展につながると思っています。

今後もグループ全体で「健康経営」を推進し、社員の皆さんとそのご家族が仕事と私生活の両面で豊かで充実した人生を送ることができるよう、食を通じて健康になることに真剣に向き合いながら、継続的な支援を行っていきます

健康経営推進 最高責任者
代表取締役 社長執行役員 髙宮 満

健康経営 推進体制

キユーピー株式会社

健康経営 最高責任者代表取締役 社長執行役員

健康経営 推進責任者執行役員 人事本部 本部長

人事本部 労務部 連携 広報・サステナビリティ本部 サステナビリティ推進部 食と健康チーム

産業医 看護師・保健師

衛生委員会

キユーピー・アヲハタ 健康保険組合

キユーピー株式会社 人事本部 労務部と連携

グループ各社 社長・総務担当者 キユーピー株式会社 人事本部 労務部と連携

グループ各社産業医

グループ各社 衛生委員会

健康経営戦略マップ

【健康投資】

  • 健康
  • フィジカル:定期健康診断、がん検診、健康年齢通知
  • メンタル:ストレスチェック
  • 生活習慣:食生活改善、運動習慣づくり、禁煙対策
  • システム:SOULA Pie、Pep Up、HDB(健康管理システム)
  • 働き方:1ON1、休暇制度

【健康投資効果】

  • 健康投資施策の取り組み状況に関する指標:受診者数、参加率、推進数など
  • 従業員などの意識変容・行動変容に関する指標:改善、対象者減少、受診率向上、喫煙率低下など
  • 健康関連の最終的な目標指標:セルフケア、生産性、ワークエンゲージメントの向上

【健康経営で解決したい経営課題】

  • 企業価値の向上
  • 健康寿命の延伸

健康課題に対する重点施策

生活習慣の改善

食と運動を通じて、生活習慣病の一次予防の支援をします。
「食」・・・・社内食堂を通じてサラダとタマゴの摂取を後押しおよび情報発信。
「運動」・・毎日のラジオ体操および独自のトレーニング、各種イベントの実施。

がん検診受診率向上

「早期発見・早期治療」を目的とし、社内でのがん検診の実施・がん検診休暇の付与、定期健康診断とがん検診の同日受診など、職域におけるがん検診の受診率向上を推進します。

メンタル対策

精神科産業医と連動し、従業員が心の健康を保ち、いきいきと働ける職場環境づくりを推進します。

グループ共通健康指標 「心と体の総合指標」

従業員や会社の「心と体」の健康状態を独自の共通指標によって「見える化」することで、健康に対して意識改革を促す取り組みを進めています。具体的には、「メンタル指標(プレゼンティーイズム)」「健康年齢」について、組織の状態を上長にもフィードバックすることで、生活習慣・働き方や職場環境をより良くしていく活動につなげています。

メンタル指標(プレゼンティーイズム・アブセンティーイズム)

ストレスチェックの結果から職場のストレスの状態を4段階(良好・要注意・高ストレス・スーパーレッド)に分け配点、各段階の人数比を掛け合わせて点数化しています。(キユーピーグループ独自のプレゼンティーイズム指標:全員が良好であれば100)

プレゼンティーイズム
メンタル指標 縦軸は数値(84〜91)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー(赤い線):2020年:89.7、2021年:88.4、2022年:87.5、2023年:86.9、2024年:88.9、グループ全体:2020年:88.9、2021年:87.7、2022年:87.2、2023年:86.7、2024年:87.9

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

アブセンティーイズム

傷病休職制度利用日数の期末人員平均です。

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
1.38 0.68 0.65 1.03 1.28

キユーピー社員

健康年齢

健康診断の結果から算出される年齢と実際の年齢との差を表します。(健康年齢は株式会社JMDCの登録商標)

健康年齢と実年齢の差(健康年齢−実年齢) 縦軸は歳(-0.4〜0.6)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー単体(赤い線):2020年:-0.2、2021年:-0.3、2022年:-0.3、2023年:-0.2、2024年:-0.1、グループ全体:2020年:0.3、2021年:0.2、2022年:0.2、2023年:0.4、2024年:0.3

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

グループ一般指標

働き方の指標

一人当たり月平均残業時間 縦軸は時間(10〜30)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:17.5、2021年:17.9、2022年:17.3、2023年:18.1、2024年:18.3、グループ全体:2020年:20.3、2021年:20.2、2022年:20.1、2023年:19.4、2024年:20.9

キユーピーグループ(国内食品事業のみ)

一人当たり年間平均有休取得日数 縦軸は取得日数(6〜16)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:11.1、2021年:12.2、2022年:14.1、2023年:14.4、2024年:13.3、グループ全体:2020年:9.5、2021年:10.6、2022年:11.9、2023年:13.8、2024年:12.7

キユーピーグループ(国内食品事業のみ)

生活習慣の指標

運動習慣のある人の割合(週2回以上・1年以上継続)縦軸は割合(19〜26%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:22.6%、2021年:23.9%、2022年:24.7%、2023年:24.8%、2024年:23.6%、グループ全体:2020年:21.0%、2021年:22.1%、2022年:23.0%、2023年:23.7%、2024年:23.7%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

朝食を食べる習慣のある人の割合(週5日以上)縦軸は割合(70〜78%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:76.6%、2021年:74.7%、2022年:75.4%、2023年:75.2%、2024年:74.0%、グループ全体:2020年:75.3%、2021年:74.9%、2022年:74.4%、2023年:75.1%、2024年:75.1%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

睡眠で十分な休養がとれている人の割合 縦軸は割合(56〜70%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:69.3%、2021年:68.6%、2022年:69.3%、2023年:66.7%、2024年:66.0%、グループ全体:2020年:64.1%、2021年:63.4%、2022年:62.5%、2023年:61.4%、2024年:60.8%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

たばこを吸わない人の割合 縦軸は割合(75〜90%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:84.0%、2021年:83.9%、2022年:85.1%、2023年:85.7%、2024年:86.7%、グループ全体:2020年:78.9%、2021年:79.3%、2022年:80.6%、2023年:81.0%、2024年:81.5%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

生活習慣病にかかわる指標

3大生活習慣病リスクのない人の割合(2024年健診結果)レーダーチャートで5指標(BMI、血圧、脂質、血糖、全体)が比較されており、キユーピー:BMI 66%、血圧 72%、脂質 86%、血糖 78%、グループ全体:BMI 63%、血圧 66%、脂質 85%、血糖 73%。

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

メンタルにかかわる指標

ストレスチェックの受検率 縦軸は割合(90〜100%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:97.8%、2021年:97.9%、2022年:97.1%、2023年:97.5%、2024年:98.4%、グループ全体:2020年:96.1%、2021年:96.1%、2022年:94.5%、2023年:94.9%、2024年:95.8%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

高ストレス者率 縦軸は割合(3〜8%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:4.8%、2021年:5.0%、2022年:5.7%、2023年:5.6%、2024年:4.4%、グループ全体:2020年:5.1%、2021年:5.7%、2022年:6.1%、2023年:6.1%、2024年:5.3%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

健康経営に向けた具体的な取り組み

私の健康目標

キユーピーグループでは、従業員が1年を健康で過ごすための「私の健康」を掲げて取り組んでいます。事業所内に掲示していた個人の目標は、2023年度より環境負荷軽減(紙やマグネットの削減)の観点から、イントラネット上に掲載していますが、生産現場などでイントラネットの閲覧環境が整っていない一部の事業所では、事業所内の掲示を継続しています。

ヘルスアップキャンペーン

キユーピー・アヲハタ健康保険組合では生活習慣病改善を呼びかける「ヘルスアップキャンペーン」を年1回実施し、従業員が生活習慣を見直すきっかけづくりにしています。参加者はチャレンジするコースを選択し、一定期間取り組みを行います。サラダから食べることをチャレンジ目標とした「サラダファースト」のコースが特に人気を集めました。
2024年度グループ全体参加率は、 過去最高の87%となりました。

ヘルスアップキャンペーン参加率推移 縦軸は参加率(0〜100%)、横軸は年度(2020年〜2024年)グループ全体:2020年:57%、2021年:64%、2022年:69%、2023年:82%、2024年:87%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

健康に配慮した食事の提案

社員食堂のある事業所では、給食会社とタイアップし、定期的に健康に配慮したメニューを提案しています。また、「31日はサラダの日」や「タマゴ文化祭」などテーマを設けたフェアやイベントを実施、従業員の食生活向上を意識した取り組みを実施しています。
インナーブランディングの取り組みの1つとして、サラダとタマゴで一人ひとりの健康を応援する活動を食堂からも発信しています。

イベントの様子

運動イベント

「健康」に対する意識を高めることを目的として各社で運動イベントを開催しています。朝のラジオ体操をはじめ、本社・仙川キユーポートでは歩行解析を企画しました。自分の歩き方をデータで可視化し、プロトレーナーによる歩行修正カウンセリングを受けることができる当イベントは、健康を意識するきっかけとなりました。

イベントの様子

禁煙対策

グループ従業員の健康維持・増進を目的に、2020年4月1日より東京都の2拠点の事業所(渋谷区、調布市)において敷地内喫煙所を撤廃し、敷地内全面禁煙をスタートさせました。同時に、グループを含めた全事業所でも、受動喫煙のない職場環境づくりを実現しています。
また、2017年から従業員の卒煙支援を実施しており、現在は禁煙外来や禁煙補助薬の自己負担額の補助するかたちで、従業員の卒煙チャレンジを継続して促しています。

がん検診休暇・職域がん検診

キユーピーグループでは、従業員全員の定期健康診断に加え、35歳以上の従業員を対象に人間ドックやキユーピーグループ独自の3点セット検診(胃がん・大腸がん・腹部超音波検査)、20歳以上の女性従業員には婦人科検診(乳がん・子宮頸がん)を推奨しています。この検診はキユーピー・アヲハタ健康保険組合が補助を行っています。
さらに、従業員が受診しやすい環境づくりを強化するために「がん検診特別休暇」の付与、移動検診車による職域集団がん検診や、大腸がん検診の職域実施など、キユーピーグループ受診率目標80%に向けさまざまな取り組みを進めていきます。

2019年〜 首都圏で婦人科がん職域集団検診実施
2021年〜 首都圏でがん3点セット職域集団検診(胃バリウム・腹部エコー・便潜血検査)実施
がん検診休暇付与開始
2022年〜 全国の工場で大腸がん職域集団検診実施
順次エリア拡大中
2024年〜 首都圏で近隣医療機関と連携し、がん3点セット検診(胃カメラ・腹部エコー・便潜血検査)実施
がん検診受診率推移(35歳以上)縦軸は割合(0〜80%)、横軸は年度(2020年〜2024年)キユーピー:2020年:41.3%、2021年:74.1%、2022年:66.8%、2023年:66.9%、2024年:70.0%、グループ全体:2020年:27.6%、2021年:45.7%、2022年:49.2%、2023年:60.0%、2024年:66.9%

キユーピーグループ
中董グループ(中島董商店、トウ・ソリューションズ、nakato)およびキユーピー単体の海外駐在員、外部出向、キユーピー・アヲハタ健康保険組合を除く

3点セット検診のうち1つ以上受診でカウント

海外駐在員の健康管理

海外事業の拡大に伴い、駐在員の人数も年々増加しています。
海外駐在員にも、国内同様の健康管理体制を行えるよう、年1回人間ドックを受診してもらい、必要に応じて保健師からのアドバイスを行っています。また、メンタル面においても、赴任3カ月後のヒアリング、ストレスチェックの実施、WEBによる産業医面談などを行い、安心して海外生活が送れるように支援しています。

労働安全衛生への取り組み

労働安全衛生に関する考え方

キユーピーグループの生産事業所では、キユーピー生産本部基盤向上推進部安全チームが中心となり、従業員が健康で安全な職場生活を送ることができる快適な職場環境づくりに努めています。主な活動として、次の3つを実施し、災害の未然防止と安全意識向上に努めています。

1.全生産工場の安全監査(国内68カ所)

2.グループ安全会議

3.災害情報の水平展開

グループ一体となった予防安全の取り組み

キユーピーグループでは、2004年より予防型安全活動を推進しています。次の3つを実施することにより、リスクを許容可能なレベルまで下げ、安全第一の風土構築をめざしています。

1.リスクアセスメントの実施

2.安全教育手順書による教育

3.QBSS(キユーピー・アヲハタ安全基準)点検と是正

休業災害発生件数の推移

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
休業災害件数 13 17 10 11 11
度数率※1 0.64 0.87 0.52 0.59 0.60
強度率※2 0.025 0.037 0.032 0.035 0.014

対象:キユーピーグループ国内工場

※1度数率=労働災害による死傷者数/延べ実労働時間×1,000,000

※2強度率=労働損失日数/延べ実労働時間×1,000

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