子どもたちの未来のために! 私たちがいまできること

2021.05.17

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 総務部の芳村和之です。

着なくなった学生服、皆さんはどうしていますか?

近所のお知り合いにお下がりで使ってもらう方、思い出に取っておく方、押し入れやクローゼットの中で眠っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、さまざまな事情で学生服や学用品が買えないご家庭、子どもたちがいることも事実。昨年から、新型コロナウイルスの流行で学生生活に大きな影響が生じています。中でも貧困世帯への影響は深刻です。収入の減少により、制服を買うことができない学生も少なくないというのです。

そのようなご家庭や子どもたちを支えてきたのが、「学生服のリユースShop さくらや」さんです。さくらやさんでは、着なくなった学生服を回収し必要とされる方にバトンタッチするお手伝いをされています。しかしながら、学生たちの助けになってきた「学生服リユース」活動も、新型コロナウイルスで大きな影響を受けていました。例年であれば卒業式後にたくさん回収できていた学生服が、外出自粛により集まらなくなってしまったのです。

渋谷オフィスに回収BOX新設

リユース学生服を希望する学生がいるのに、学生服の回収ができない・・・そこでキユーピーグループでは今年も期間限定でキユーピーグループオフィス「仙川キユーポート」(東京都調布市)に回収ボックスを設置しました。
2年目となる今回は、活動の輪を広げてキユーピー本社のある渋谷オフィスにも設置しました。

【対象品】
幼稚園・小学校・中学校・高等学校の学生服・体操服・その他ランドセル等の学用品

4月の約1ヶ月間で、2ヶ所の回収ボックスには制服や体操着、ランドセルが入っていました。従業員の温かい気持ちを感じ嬉しくなりました。
ゴールデンウィーク明けに回収したものをさくらやさんにお渡ししました。

左:回収品お渡し(さくらや 平野様、ケイ・システム 真下さん)/ 中:渋谷オフィスで回収 / 右:仙川オフィスで回収

【さくらや調布店 平野様より】
このたびは、昨年に引き続きコロナ禍で大変な中、渋谷本社と仙川キユーポートに学生服回収ボックスを設置し、従業員の皆さまより学生服やランドセルのご寄付をいただきまして、本当にありがとうございました。集まった学生服は、早速、さくらやの方で査定いたしまして「子供の未来応援基金」に送金し、貧困問題や居場所支援に取り組むNPO団体の活動資金として使われます。また調布店では、その売上金の一部を多世代型居場所支援の運営資金として地域社会に還元していきます。
昨年ご寄付いただきました、思い出の詰まったランドセルは、入学準備を控えているお子様に無事にバトンタッチすることができました。このようにして皆さまの温かい気持ちは繋がっていくのだと実感しております。
コロナ禍により、まだまだ厳しい状況は続いています。今後も温かいご支援をどうか宜しくお願いいたします。

平野様は、地域に貢献したいという想いで、本業の空き時間や休日にさくらや調布店のお仕事を一人でされています。この活動をサステナブルな活動にするためには、より多くの制服やランドセルの回収が必要となります。キユーピーグループとして来春も実施し、貢献できたらと思っています。

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