「卵をもっとおいしくしたい!」という想いから生まれた熟成卵黄

2020.03.02

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の宮本哲也、林友理です。

皆さん、熟成肉や熟成鮨を食べたことはありますか?
熟成させるとうま味が増しておいしくなりますよね。

熟成ブームもだいぶ定着してきたので、「熟成」という言葉を見かけることも多いのではないかなと思います。

熟成卵黄

実はキユーピーグループでも、卵黄を卵麹(たまごこうじ)で熟成させ、うま味を引き出した「熟成卵黄」という素材を開発しているんです。

この素材は「卵黄のさらなるおいしさを引き出し、お客様にお届けしたい」という研究員の想いから生まれました。

「どうやって卵を熟成させるの? そんなことできるの?」と思われるかもしれませんが、麹の専門知識を持つ麹菌の専門メーカー「樋口松之助商店」さんのご協力と、キユーピーグループの持つ卵原料の活用技術により、実現することができました。

熟成卵黄は、コクやうま味に関わるアミノ酸の量が一般的な卵黄と比較して約5倍も含まれています。香りの成分もさらに増え、熟成卵黄ならではの濃厚さにつながるような香りが新たに生じています。
例えばカルボナーラに熟成卵黄を使うと、一般的な卵黄を使った時に比べて卵感・コク・チーズの風味が強くなり、それらが口の中に入れた直後から強く現れ、味が持続する時間も長いという評価になりました。

開発中の様子

私たちは、卵の魅力や可能性を多方面から研究し、さまざまなお客様のニーズにお応えできる商品開発を行っています。

熟成卵黄のおいしさの秘密や開発の道のりなど、詳しくは研究開発本部のホームページをご覧ください。(こちら

そして、この熟成卵黄を使用した商品が発売されています! お近くの店舗で見かけたらぜひお手にとってみてください♪

キユーピー あえるパスタソース だし香る和風カルボナーラ
熟成卵黄のコクとかつおだしの豊かな香りが特徴です。

キユーピー 熟成素材のチーズドレッシング
白ぶどう酢、パルミジャーノ・レッジャーノ、そして熟成卵黄の3つの熟成素材が使用されています。


キユーピーグループは、これまで培ってきた調味料をはじめとして、サラダ・タマゴのメニューや技術を生かし、創業からの志である食と健康への貢献を、これからもめざしていきます。

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