子どもの心と体の健康支援

子どもの心と体の健康支援の考え方

「食」には体をつくる、体の調子を整えるなど、栄養面だけではなく、健全な心を育む力があります。さまざまな活動を通じて食べることの大切さや楽しさを伝えることで子どもたちの生きる力、考える力を支援していきます。

食育活動

キユーピーグループは、「食の安全・安心」とともに「食の大切さと楽しさ」をお伝えする食育活動を実施しています。1961年に「オープンキッチン(工場見学)」を開始し、2002年からは小学校への出前授業「マヨネーズ教室」を全国で実施しています。
その他、食に関する情報を提供しています。ホームページでも新たに「食生活アカデミー」などの食育コンテンツを設けたり、健康な心と体づくりを応援するDVDを学校や消費生活センターなどに無償で配布する「メディアライブラリー活動」なども行っています。

オープンキッチン

キユーピーは「工場は家庭の台所の延長」と考えています。そのため、一般の方の工場見学を「オープンキッチン」と呼んでいます。商品がどのように生産されているのかをお客様の目で見ていただくことが、商品をご理解いただき、安心をお届けする最良の機会であると考えています。
オープンキッチン(工場見学)の歴史は古く、1961年に活動を開始。食品業界では生産現場を公開することが珍しかった当時、小学生の社会科見学を実施したことがきっかけです。2019年までは年間約7万人の見学者を受け入れていました。
現在は、オンライン見学と来場見学の両方を実施しています。オンライン見学では、来場が難しい遠方の方や外出できない方、海外在住の方にも見学していただくことができます。

食育コンテンツ

キユーピー公式サイトにて、さまざまな食育コンテンツを開設しています。
子どもたちが主体的に学べたり、一緒に楽しめるコンテンツとして、役立つ情報を随時追加し、内容も充実させていきます。

野菜料理をつくる経験は子どもの心理的発達によい影響があります!

親子で一緒に野菜料理をつくることはお子さんの「こころの健康や成長」にとって非常に重要だということが発達心理学領域の研究からわかりました。
月に1回以上の野菜料理の共同調理経験があるお子さんは、野菜料理以外の共同調理経験のみあるお子さんや共同調理経験がないお子さんと比較して、自己統制力、主張力、協調性、自己肯定感、論理的・集中的態度、好奇心の全6項目の心理的発達項目において、スコアが有意に高いことがわかりました。
「野菜」とひとくちに言っても、その種類は非常に多く、色・形・香りなどもさまざまです。
また、野菜を使った料理も多岐にわたり、健康な食生活という観点からも食卓への出現頻度が非常に高いのが特徴です。これらの特徴が、子どもの心理的発達に野菜料理の共同調理経験が好影響を与える要因である、と推察できます。

フードバンク活動の支援

日本では、まだ食べられるのに廃棄されている「食品ロス」が、年間約522万トン(令和2年度推計値:農林水産省)あるといわれています。その一方、十分な食事が摂れない人たちも数多く存在しています。キユーピーは、2007年よりフードバンク活動※1を行う「認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン」の支援を始め、今では全国のフードバンク13団体と、提携を結んだ3つの社会福祉協議会を通じて商品を寄贈しています。この活動は、グループ各社にも広がっています。
また、キユーピーみらいたまご財団を通じて、全国食支援活動協力会の立ち上げたMOWLS※2への商品寄贈など、新たな取り組みも始めました。

※1フードバンク活動:食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、児童養護施設などの福祉施設や生活困窮者へ無償で提供する活動

※2MOWLS:一般社団法人全国食支援活動協力会が運営する全国のこども食堂等の「居場所」に集う子どもから高齢者等すべての人が食事を得られる環境をサポートするシステム

食を通じた「子どもの貧困対策」への支援

近年、ライフスタイルや食生活の多様化が急速に進む一方、若い世代を中心とした食に関する知識・興味の低下、食を通じたコミュニケーションの希薄化、子どもの貧困など、食を取り巻く社会課題はますます深刻化しています。キユーピーは「食を通じて社会に貢献する」という創業当初からの精神のもと、2017年4月に「一般財団法人キユーピーみらいたまご財団」を設立しました。想いを共有しうる団体の活動を広範に支援することで一企業だけでは成し得ない社会貢献に繋げていきたいと考えています。独自の食育活動とあわせ、長期的な視野をもって健やかで持続的な社会の実現をめざします。

キユーピーみらいたまご財団は2019年4月1日から公益財団法人に移行しました。

公益財団法人 キユーピーみらいたまご財団

食育活動および子ども食堂など食を通した子どもの居場所づくりに取り組む団体への、寄付を中心とした助成活動を行っています。また、子ども食堂などの活動定着を目的に、展開事例紹介や団体同士のネットワークづくりにつながるセミナーを開催しております。
2017年~2022年助成団体数:483団体
2017年~2022年セミナー開催数:11回

ベルマーク運動

ベルマーク運動は、「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」という願いからはじまった運動です。

キユーピーグループはこの願いに共感し、ベルマーク運動が開始された1960年より、公益財団法人ベルマーク教育助成財団に協賛し、運動に参加した学校などへの教育支援活動に協力しています。

これからも、幅広い社会教育活動を支援しているこの運動を応援していきます。

ベルマークとキユーピー商品

ベルマークはキユーピーのマヨネーズとドレッシングについています。

ベルマークがついている商品

WFP「レッドカップキャンペーン」

レッドカップキャンペーンは、地球上の飢えに苦しむ子どもたちに学校給食を届ける支援活動です。
キユーピーベビーフード「ハッピーレシピ」シリーズは、国連の食糧支援機関であるWFP国連世界食糧計画の「レッドカップキャンペーン」に参加し、商品の売り上げの一部を寄付しています。

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