原料の品質

良い商品は良い原料からしか生まれない

キユーピーグループは、「良い商品は良い原料からしか生まれない」というキユーピー創始者である中島董一郎の想いを大切に、原料の調達から商品の製造、容器包装、販売、安全性の評価まで、全段階で品質第一主義を徹底しています。
すべてのプロセスにおいて、自社およびグループ会社が直接関わることで、品質への責任を自身がしっかりと持つことを基本姿勢としています。
その根底にあるのが、創業からこだわり続けてきた、「良い商品をお届けする」という想いです。

良い原料を入手するために大切にしていること

調達先には専門の担当者が定期訪問し、ものづくりの基本的な考え方を共有しながら、改善などに力を合わせて取り組んでいます。

新規のお取引の場合には、私たちの品質への想い、考え方をお伝えし、製造環境なども確認します。
異物混入を防ぐ手立ては実施されているか、良い原料を供給できるかを確認し、信頼でき、一緒に取り組むことができる調達先とお取引しています。

マヨネーズの原料

赤い網目と赤いキャップでお馴染みのキユーピー マヨネーズの主要原料は卵黄、植物油、酢。

卵で特に大切なのが鮮度。新鮮な卵でなければ割卵機で卵黄と卵白をきれいに分けられないからです。そこで、卵が工場についたらすぐに鮮度チェックを行い、基準に適合していることを確認しています。卵は傷みやすく衛生的に管理する必要があります。

卵の鮮度チェック

植物油

キユーピー マヨネーズには、菜種油や大豆油などを使っており、その精製工程は調達先と細かいところまで確認し合っています。こうして設けた「キユーピースペック」と呼ばれる独自の基準は、安全でおいしい商品づくりを支えています。また、「事前サンプル制度」という仕組みは、調達先からあらかじめサンプルを取り寄せ、検査を行って、合格した原料だけを受け入れるものです。さらにその合格した植物油は、私たちのグループの車両で調達先まで受け取りに行っています。植物油の基準づくり、製造、品質確認、輸送まで、すべてに私たちは関わっています。

事前サンプル制度で届けられた植物油の品質をチェック

輸送した植物油の受取。輸送担当者と工場の担当者が確認しながら行う

かつて、日本で製造されている酢は米などを原料にした和風の酢が主体で、洋風調味料であるマヨネーズに合う酢の入手は困難でした。そこで私たちは、1962年に専門会社を作りました。マヨネーズに使っているのは、リンゴ果汁やモルトなどを原料にして作った専用酢。野菜やパンだけでなく、ご飯や和食などにもよく合うようにしています。

マヨネーズ専用酢を作っているキユーピー醸造株式会社

発酵タンク

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