決算説明会

2018年度 決算説明および2019-2021年度 中期経営計画説明会(2019年1月開催)

開催日 2019年1月11日(金)
開催場所 日経カンファレンスルーム
内容 2018年度 業績(井上)
2019-2021年度 キユーピーグループ中期経営計画 (長南)
  • 18.11期 決算説明会 グループの新たな挑戦で飛躍的な成長を実現 3rd Stage 報告

    18.11期 決算説明会
    グループの新たな挑戦で飛躍的な成長を実現
    3rd Stage 報告

  • 18.11期 業績

    18.11期 業績

  • 18.11期 業績

    2018年度の業績について、売上高は、5,735億円、前年に対して118億円の増収となりました。

    国内は65億円の増収、海外は円安による為替影響12億円を含め、53億円の増収となりました。

    営業利益は前年に対して18億円増加の331億円、国内、海外ともに増益となりました。

  • 営業外損益・特別損益等のポイント

    経常利益は18億円増加の343億円となりました。

    特別損益は、ポーランドの子会社などの減損損失が24億円生じましたが、投資有価証券の売却益や事業譲渡益により10億円増となりました。

    親会社株主に帰属する当期純利益は、税引前利益の増加により法人税等は増加しましたが、前年に対して2億円増の183億円となりました。

  • 18.11期 業績

    7月の公表計画に対しては、売上高、利益ともに未達でした。主に、国内の売上高の未達と、夏から秋にかけて頻発した災害が影響しています。

    2016年度からの中期計画に対しては、売上高、利益ともに未達に終わりましたが、国内の営業利益計画は達成することができました。

  • 18.11期 売上高の状況

    事業別の売上高の状況です。

    調味料事業は、国内では野菜高の影響を受けサラダ調味料が伸び悩んだものの、海外のマヨネーズやドレッシングが好調に推移し、30億円の増収となりました。

    タマゴ事業は、国内の鶏卵相場の下落が15億円の減収要因となりましたが、外食・中食向けの小型容器の凍結卵などの付加価値の高い商品が伸びたことや、米国の乾燥卵相場の上昇などにより、事業全体で4億円の増収となりました。

    サラダ・惣菜事業は、2018年10月1日付けで行ったコンビニエンスストア向けベンダーの事業譲渡が、28億円の減収要因となりましたが、カット野菜で31億円、新たな販路の開拓を進めた惣菜が26億円増加したことにより、事業全体では28億円の増収となりました。

    加工食品事業は、付加価値の高い商品が着実に伸張し、2億円の増収、ファインケミカル事業は、医薬用EPAの減少が影響し、6億円の減収となりました。

    物流システム事業は、既存取引先の受託拡大や、連結子会社の増加などにより、70億円の増収となりました。

    共通事業の減収は、食品機械設備販売の減少によるものです。

  • 18.11期 営業利益の状況

    事業別の営業利益の状況です。

    調味料事業は、国内売上の伸び悩みや、減価償却費の増加が影響し、9億円の減益となりました。

    タマゴ事業は、米国が乾燥卵相場の上昇などにより12億円の増益、国内の付加価値の高い商品の伸張効果を含めて、事業全体で17億円の増益となりました。

    サラダ・惣菜事業は、売上拡大と省力化などのコスト改善が進展し、6億円の増益となりました。

    加工食品事業は、不採算商品の見直しが進んだことに加え、付加価値の高い商品が伸張し、4億円の増益となりました。

    ファインケミカル事業は、主に海外でのヒアルロン酸の伸張が貢献し、4億円の増益となりました。

    物流システム事業は、保管・運送の合理化は進みましたが、燃料や車両の調達コストの増加、自然災害の影響などにより、3億円の減益となりました。

    なお共通事業の減益は、売上高の減少によるものです。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益18億円増については、食品事業の売上総利益率の改善が大きく寄与しました。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は、海外のマヨネーズやドレッシング、国内のカット野菜や惣菜などの売上増加により、12億円を創出しました。

    売上総利益率の改善の主な内容は、付加価値の高い商品の販売ウエイトを上げていく取り組みで10億円、これは主にタマゴ事業が貢献しています。
    また、生産性の向上や不採算カテゴリーの改善などのコスト改善の取り組みで14億円を創出しました。
    また、米国の乾燥卵相場の上昇も、売上総利益率の改善に寄与しました。

    広告宣伝費の減少は、2017年度に実施したカット野菜の広告を、2018年度は実施していないことなどによります。

    その他の販売費・一般管理費は、海外を含めた事業拡大による、労務費の増加が主な内容です。

  • バランスシートの増減ポイント
  • キャッシュ・フローの増減ポイント

    なお、2018年度の設備投資は321億円を実行しました。これにより、2016年度から3年間の設備投資の合計は923億円となりました。

  • 2016-2018年度 中期経営計画の振り返り

  • 18.11期 年間計画

    2016年度から18年度までの中期計画の重点テーマの状況として、「国内食品5事業の利益増加」と、「中国・東南アジアの成長加速」の2つを進めてきました。

    国内食品5事業は、売上総利益率の改善の取り組みに注力し、特にタマゴ事業とサラダ・惣菜事業の牽引で、目標としていた60億円増を上回る結果となりました。
    次の中期経営計画におきましても、タマゴ事業やサラダ・惣菜事業を中心に、利益の拡大を図ります。

    海外の利益計画は未達でしたが、重点エリアである中国・東南アジアで、マヨネーズやドレッシングの需要拡大を進め、営業利益が13億円増加しました。 海外においては、今後も中国・東南アジアに重点的に注力し、拡大を図ります。

    また、2018年までの中期計画では、国内の低収益カテゴリーへの対応を進めてきましたが、次の中期計画においても引き続き取り組んでいきます。

  • 国内での持続的成長と海外での成長加速を実現する

    2019年度から2021年度までの第9次中期計画では、国内の持続的成長と、海外での成長加速を実現していきます。

    2018年までの第8次中期計画では、グループの力を最大限に発揮して価値を創出する「グループ協働」をテーマに掲げ、売上総利益の拡大に向け、付加価値の高い商品へのシフトやコスト競争力の強化を進めてきました。

    第9次中期計画の初年度にあたる2019年は、当社の創業100周年となりますが、次の100年を見据えて、利益を創出する力を高めていきます。

  • キユーピーグループのめざす姿と2030ビジョン

    このたび、グループの長期ビジョンとして「2030ビジョン」を策定しました。

    社会の変化が加速する中、次の100年に向けて成長を続けていくために、2030年にはこうありたい、というグループの姿について、様々な角度から検討しました。
    社会の変化を多角的に予測し、自ら変えていく力を身に付けていきたいと考えています。

    2030ビジョンでは、マヨネーズとドレッシングを中心に、サラダとタマゴの魅力を世界へ広げるため、メニューなどの提案力や技術力で、食卓をたのしくすることができるような、「サラダとタマゴのリーディングカンパニー」をめざしていきます。

    第9次中期計画は、この2030ビジョンに向けた第1ステージと位置づけ、得意な分野を伸ばすとともに、社会的な課題にも取り組んでいきます。

  • 参考)事業区分の変更、全社費用について

    なお、第9次中期計画では、事業などの区分の変更を行います。

    「調味料事業」は、加工食品事業に含まれていたアヲハタ株式会社以外を調味料事業に移管するとともに、名称を「調理・調味料事業」に変更します。

    「加工食品事業」のアヲハタ株式会社については、「フルーツ ソリューション事業」として独立します。

    「物流システム事業」は、賃貸に関わる取引を共通事業に移管するとともに、名称を「物流事業」に変更します。

    また、各事業の利益をできるだけ実際の状態に近づけるため、事業に按分できない費用を「全社費用」として区分することにしました。
    これに伴い、各事業の利益は事業利益と表現します。

  • グループ経営方針

    第9次中期計画は、3つの経営方針で進めます。

    国内では、調理・調味料事業、サラダ・惣菜事業、タマゴ事業、この3事業に集中し、食の主役化を推進することで、持続的な成長を実現します。

    海外では、中国・東南アジアを中心に展開を加速していきます。
    さらに、環境変化に対応した経営基盤の強化を進めます。

  • 重点指標

    そして、4つの重点指標に注力します。

    まず、営業利益率6.5%以上、ROE8.5%以上をめざします。

    さらに、経営方針に紐づく指標として、国内の3事業における事業利益率は8.8%、中国・東南アジアの売上高成長率は110%以上をめざしていきます。

  • 業績目標

    業績目標について、売上高は2018年度に対し、115億円増の5,850億円とします。
    国内は64億円減となりますが、事業譲渡による影響を除くと、228億円伸ばすことになります。事業別の主な取り組みです。

    営業利益は49億円増の380億円とします。国内は、事業譲渡の影響を除くと、34億円伸ばすことになります。

    経常利益は47億円増の390億円、当期純利益は31億円増の214億円をめざします。

    為替影響は、売上高で9億円、営業利益で1億円の益を見込んでいます。

  • 営業利益 増減要因

    営業利益49億円増の内訳としては、国内で集中していく3事業は、コンビニエンスストア向けベンダーの事業譲渡による影響が8億円のマイナス要因となるため、実質23億円を伸ばしていきます。

    また、海外全体では28億円増になりますが、そのうち中国・東南アジアでは、18億円伸ばしていきます。

    注力する国内3事業と中国・東南アジアで、合計41億円を伸ばしていきます。

  • 国内での持続的成長

    第8次中期計画では、「グループ協働」をテーマに、グループ全体で価値を創出してきました。

    しかし、厳しくなる国内市場において、持続的成長を実現するためには、体質の強化を進めるとともに、社内外の協働で料理としてサラダとタマゴのおいしさを提供する「食の主役化」を進めていくことが必要になります。

    3事業が融合し、マヨネーズやドレッシングを中心に、サラダやタマゴの領域を広げていくことで、伸び行く中食市場での拡大を進めるとともに、健康寿命の延伸にも取り組み、サラダとタマゴのリーディングカンパニーをめざしていきます。

    その実現に向け、最適な生産体制の構築を進めるとともに、各事業の販路を相互に活用することも含めて、新たな販路への展開を進め、お客様へ提供する機会を拡大させます。

    さらに、当社グループがもつ独自の技術を活用するとともに、事業横断の研究テーマを増やすことで、これまでに無いおいしさなど、新たな価値を創出していきます。

  • 国内での持続的成長(最適生産の構築)

    コスト競争力の向上に向けた取り組みとして、第7次から8次までの中期計画では、アイテムの精鋭化から、カテゴリーの精鋭化へと進化させてきましたが、第9次中期計画ではさらに本格的に実行していきます。

    そして、9次以降、8次から進めてきた3事業に集中した国内生産拠点の再編を実行し、10次までには約20拠点の集約と統合を進め、最適な生産体制を構築していきます。

    資産効率を高めて、生産合理化や生産能力向上を図るとともに、事業が融合する拠点を配置することで、シナジー効果を創出していきます。

  • 国内での持続的成長

    国内の3事業については、このような食の主役化に向けた取り組みを中心に、利益を創出する力を高め、事業利益率8.8%をめざしていきます。

    また、フルーツ ソリューション事業とファインケミカル事業は、専門分野に特化することで、それぞれの分野において、なくてはならない存在に成長させていきたいと考えています。

  • 海外での成長加速

    第9次中期計画では、海外でもたいへん評判の高い、キユーピー マヨネーズと深煎りごまドレッシングを世界戦略商品と位置づけ、サラダの需要を拡大していきます。

    また、各エリアの状況をしっかりと捉え、スピードを上げて商品開発や業態ごとの戦略を進めるとともに、経営基盤の強化に取り組みます。

    海外全体では、売上高179億円、営業利益28億円の増加を実現させるために、中国と東南アジアの売上高の年間平均成長率を110%以上継続することに、こだわっていきます。

    中国と東南アジアでは売上高130億円、営業利益18億円を創出し、海外全体を牽引していきます。

  • 中国展開の加速

    中国においては、2017年12月に設立しました統括会社の機能と、エリアでの戦略を強化していきます。

    統括会社については、生産や販売での合理化を進めるとともに、広告宣伝などのマーケティング機能を強化します。

    中国におけるマヨネーズやドレッシングは、データが示しているとおり、使用率が低い状況です。マヨネーズとドレッシングの用途拡大に向けた提案を継続的に行うことが、使用率を向上させ、市場の拡大に結びつくと考えています。

    エリアによって、食の嗜好が異なることから、エリアごとの食の嗜好に合わせたメニュー提案や商品開発を行い、マヨネーズ110%、ドレッシング120%の売上成長を続けていきます。

  • 海外展開 エリア別の主な取り組み

    東南アジアについては、深煎りごまドレッシングの用途を拡大させるとともに、現地のニーズに合わせた新規カテゴリーを創出し、東南アジア全体で育成していきます。

    米国や欧州、日本からの輸出については、世界戦略商品であるキユーピー マヨネーズや深煎りごまドレッシングの販売に注力し、KEWPIEブランドの浸透を図っていきます。

  • 環境変化に対応した経営基盤の強化

    次の100年に向けて、社会的責任を果たし成長を続けていくために、変化していく社内外の課題に取り組んでいきます。

    環境に対する主な取り組みは、資源の有効活用や商品廃棄の削減、CO2の排出削減などになります。

    資源の有効活用の事例として、野菜の未利用部の活用をご紹介します。

  • 野菜未利用部の活用

    当社は、国内において、キャベツを原料として一番多く使用していることから、キャベツの未利用部の活用に取り組んでいます。

    カット野菜の主力商品である「キャベツの千切り」を製造する工程において、利用していない芯や外側の葉を乳酸発酵し、乳牛の飼料にすることで、未利用部の有効利用とともに、牛が出す乳の量が増加するという効果も確認されています。

    この取り組みに対して、昨年、内閣総理大臣賞をいただきました。
    引き続き、野菜の未利用部の活用に向けて、行政や大学などの研究機関と取り組んでいきます。

  • 環境変化に対応した経営基盤の強化

    社会に対する主な取り組みは、サラダやタマゴを軸にした、食生活の提案や食育活動などになります。

    また、ダイバーシティの推進や、ガバナンスの向上、基幹システムの刷新などを行い、基盤を強化していきます。

  • キャッシュフローの配分

    第9次中期計画の営業キャッシュフローは、累計で1,450億円を計画しており、設備投資で約1,000億円を使用する見込みです。
    主に、最適生産体制の構築、海外での生産能力向上、物流機能の強化、基幹システムの刷新などに、投じていく予定です。

    株主還元については、配当金の決定基準として配当性向30%以上を継続していきます。今期末の配当金については、創業100周年記念の5円を含む、7円増配を予定しています。

  • 事業別展開
  • 事業別業績目標

    事業別の売上高と利益です。

    売上高につきましては、調理・調味料事業が牽引します。
    サラダ・惣菜事業については、事業譲渡によるマイナス影響が275億円含まれています。

    営業利益は、全ての事業で増益を見込んでいます。

  • 調理・調味料事業

    調理・調味料事業です。

    第9次中期計画では、これまでの調味料事業とアヲハタ株式会社部分以外の加工食品事業をひとつに統合することで、野菜を調理するための調味料へ、領域を拡大させていきます。

    さらに、カテゴリーごとのポートフォリオを見直すことで、これまでのアイテムの削減から、カテゴリーの峻別に取り組みを進化させていきます。

    そして、最適生産体制の構築や、在庫削減などの物流改革を進めるとともに、万能調味料化や付加価値化への取り組みも進め、基幹であるマヨネーズやドレッシングの成長を実現していきます。

  • サラダ・惣菜事業

    サラダ・惣菜事業は、調理・調味料事業やタマゴ事業との融合による食の主役化を、中食市場において牽引していきます。そのためにも、中食市場における新しい販路の開拓を進めていきます。

    また、技術の向上や新技術の展開を進めることで、事業の成長を実現します。

    日持ち技術の向上により、消費期限を延長することで、生産コストの削減、売場でのチャンスロスの低減、遠隔地への配送、さらには食品ロスの削減にも取り組んでいきます。

    そして、2019年度に導入するカット野菜の省人化ラインについて、その技術を全国に展開することで、人手不足への対応に加え、品質向上にも活かしていきます。

  • サラダ・惣菜事業

    タマゴ事業は、新しい事業体制により、タマゴの加工技術を高め、タマゴの分野において確固たる地位を築いていきます。

    2018年の12月、液卵などの素材品を製造・販売するキユーピータマゴが、加工品を製造するカナエフーズを吸収合併しました。

    素材品と加工品の技術の融合により、新たな商品を創出していきます。
    また、割卵から加工までの一貫生産や生産拠点の集約により、生産合理化を進めます。

    そして、素材品から加工品へ軸足を移し、利益を創出する力を高めていきます。

  • フルーツ ソリューション事業

    フルーツ ソリューション事業は、フルーツ加工に特化することで、市場での優位性を高め、付加価値の高い事業をめざします。

    特に成長している乳製品市場に対しては、社外との協働も進め、新たなフルーツ加工品を創出し、フルーツの領域を拡大していきます。

  • ファインケミカル事業

    ファインケミカル事業は、ヒアルロン酸に特化していくことで、新たな価値を創出するとともに、市場での存在感を高めていきます。

    また、医療機器ビジネスや海外展開といった、新たな成長分野への展開を進めていきます。

    そして、外部委託の活用を含めた生産体制の再編も行うことで、コスト競争力も高めていきます。

  • 物流事業

    物流事業は、食品の安全・安心を守り抜く物流サービスにより、グループの品質を支えるとともに、物流の効率化を進めるうえで重要な機能です。

    国内の食品物流業界をリードしていけるよう、より高品位の物流サービスを実現していきたいと考えています。

    9次中期計画では、成長に向けた投資を行い、輸配送などの機能を強化するとともに、お客様への提案を強化し、新しい領域への拡大を進めていきます。

  • 19.11 期 計画
  • 19.11 期 計画

    2019年度の計画について、売上高は、前年に対し、135億円減の5,600億円、営業利益は1億円増の332億円を計画しています。

    国内は、2018年度の事業譲渡による影響が、売上高でマイナスの292億円、営業利益でマイナスの10億円となっており、その影響を除くと、売上高101億円、営業利益5億円を伸ばす計画となります。

    また、2019年は創業100周年となることから、お客様への感謝を込めた記念企画などの費用を見込んでいます。

    経常利益は1億円増の344億円、当期純利益も1億円増で184億円を計画しています。

  • 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益1億円増については、主に売上総利益率の改善が寄与する計画です。

  • 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は主に、海外のマヨネーズやドレッシング、国内のカット野菜の売上増加です。

    売上総利益率の改善は、付加価値の高い商品の販売ウェイトを上げていく取り組みで20億円、生産性の向上などのコスト改善の取り組みで17億円を創出していきます。
    主原料価格につきましては、2億円のマイナス影響を見込んでいます。
    販売促進費と広告宣伝費の増加は、主に海外展開や創業100周年に関する費用によるものです。

    物流費については、コンビニエンスストア向けベンダーの事業譲渡により、9億円減少した影響によるものです。

    その他の販売費・一般管理費は、主に事業拡大による労務費の増加によるものですが、創業100周年に伴い、従業員にも報いて行きたいと考えています。

  • 19.11 期 事業別計画

    2019年度の事業別売上高と営業利益の計画です。

    売上高については、調理・調味料事業の75億円増収のうち、海外が54億円となります。

    国内については、創業100周年の記念企画を含め、盛上げていく予定です。

    国内7つの地域で、地元に根付いた調味料とマヨネーズを合わせた商品を、創業100周年記念として、期間限定で発売します。

    この他にも、記念企画を予定しています。

  • 愛は食卓にある。kewpie

    2019年度から始まった第9次中期計画は、2030年、そして、その先の100年に向けた第1歩です。国内・海外での利益成長をしっかりと進めていきます。

2018年度 決算説明および2019-2021年度 中期経営計画説明会 質疑応答

第9次中期経営計画

100周年

調理・調味料事業

タマゴ事業

中国

東南アジア

欧州

2018年度 第2四半期 アナリスト向け決算説明会(2018年7月開催)

開催日 2018年7月6日(金)
開催場所 日経カンファレンスルーム
内容 2018年度 第2四半期 業績
2018年度 年間計画
  • 18.5期 決算説明会
    グループの新たな挑戦で飛躍的な成長を実現
    3rd Stage 中間報告
  • 18.5期 業績
  • 18.5期 業績

    売上高は、2,850億円、前年に対して78億円の増収となりました。
    国内は49億円の増収、海外は円安による為替影響8億円を含め、30億円の増収となりました。

    営業利益は前年に対して12億円増加の160億円、国内、海外ともに増益となりました。

  • 営業外損益・特別損益等のポイント

    営業外損益は、前年発生した海外子会社の開業費がなくなることなどにより1億円増加し、経常利益は13億円増加の165億円となりました。

    特別損益は、おもに前年発生した関西の生産拠点再編にともなう減損損失の反動などにより、4億円の増加となりました。

    親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等は増加しましたが、前年に対して10億円増加の91億円となりました。

  • 18.5期 業績

    年初の計画に対する状況は、売上高は計画に届きませんでしたが、利益についてはそれぞれ達成することができました。

  • 18.5期 売上高の状況

    事業別の売上高の状況です。

    調味料事業は、国内のサラダ調味料は伸び悩んだものの、海外でドレッシングが好調に推移し21億円の増収となりました。

    タマゴ事業は、外食・中食向けの小型パックの液卵などの付加価値商品は伸びたものの、国内の鶏卵相場の下落が12億円の減収要因となり、事業全体で3億円の減収となりました。

    サラダ・惣菜事業は、カット野菜が20億円増加、惣菜が外食ルートや宅配など新たな販路の開拓を含め10億円増加したことなどで、44億円の増収となりました。

    加工食品事業は、付加価値の高い商品が着実に伸張し2億円の増収、ファインケミカル事業は、医薬用EPAの減少が影響し3億円の減収となりました。

    物流システム事業は、既存取引先の受託拡大や、連結子会社の増加などにより、28億円の増収となっています。

    共通事業の減収は、食品機械設備販売の減少によるものです。

  • 18.5期 営業利益の状況

    事業別の営業利益の状況です。

    調味料事業は、国内での野菜価格高騰の影響による売上の伸び悩みや、減価償却費の増加が影響し、3億円の減益となりました。

    タマゴ事業は、米国で5億円の増益、国内は付加価値品の伸張や鶏卵相場の下落効果があり、事業全体で10億円の増益となりました。

    サラダ・惣菜事業は、売上拡大と省力化などのコスト改善が進展し、3億円の増益となりました。

    加工食品事業は、ジャムなどの付加価値商品が伸張したことに加え、不採算商品の見直しなど、収益基盤の強化の取り組みを継続し、2億円の増益となりました。

    ファインケミカル事業は、海外でのヒアルロン酸の伸張が利益に貢献し、増益となっています。

    物流システム事業は、保管・運送の合理化は進めましたが、燃料や車両の調達コストの増加などにより、3億円の減益となりました。

    なお共通事業の減益は、売上高の減少によるものです。

  • 18.5期 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益12億円増の前年差での要因は、食品事業では、売上総利益率の改善が大きく寄与しました。

  • 18.5期 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は、カット野菜、惣菜や調味料の拡大などで、8億円を創出しました。

    売上総利益率の改善による利益増のおもな内容は、付加価値の高い商品の販売ウエイトを上げていく取り組みで9億円、これはおもにタマゴ事業、ファインケミカル事業が貢献しています。生産の効率化や不採算カテゴリーの改善などのコスト改善の取り組みで8億円を創出しました。
    なお、主原料コストと米国の乾燥卵相場の上昇は、増益要因となりました。

    広告宣伝費は、昨年実施したカット野菜の広告を、本年は実施していないことなどによります。

    その他の販売費・一般管理費は、おもに事業拡大による労務費の増加によるものです。

  • バランスシートの増減ポイント
  • キャッシュ・フローの増減ポイント

    設備投資は132億円を実行しました。年間計画については、実施時期の見直しなどを行ったことにより、年初計画の396億円を350億円に修正いたしました。これにより、中期経営計画3ヶ年の設備投資は約950億円となります。

  • 18.11期 年間計画

    2018年度の上期は、増収増益を確保することができましたが、売上高の未達や、中国の伸張が少し弱まったことなど、課題も見えています。
    第8次中期経営計画の最終年度をしっかり締めくくりたいと思います。

  • 18.11期 年間計画

    2018年度の売上高は前年差183億円増の5,800億円、営業利益は前年差22億円増の335億円を計画します。

    経常利益は前年差21億円増の346億円、当期純利益は5億円増の186億円とします。

  • 参考)主要相場の実績・指標

    なお、為替相場の前提は、年初指標の1ドル112円に対し、上期の実績は111円、年間は108円で想定しており、為替影響は売上高で11億円、営業利益で1億円を見込んでいます。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益22億円増の前年差での増減要因です。

    食品事業では、売上増加による利益を28億円確保し、売上総利益率の改善で32億円の利益を創出していきます。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は、サラダ調味料やカット野菜・惣菜など、既存品の拡充や新商品の発売により28億円になります。

    売上総利益率の改善による利益増のおもな内容は、付加価値の高い商品の販売ウエイトを上げていく取り組みで13億円、生産の効率化や不採算カテゴリーの改善などのコスト改善の取り組みで14億円を創出していきます。

    なお、主原料価格につきましては、6億円のマイナス影響を見込んでいます。食油の調達価格が、下期は上昇すると想定しています。

    また、米国の乾燥卵相場の上昇による影響は、7億円の益要因となりました。

    その他の販売費・一般管理費は、おもに労務費の増加によるものです。

  • 事業別の主な取り組み
  • 18.11期 事業別計画

    2018年度の事業別売上高と営業利益です。

    上期の状況とほぼ同様ですが、売上高は、調味料事業、サラダ・惣菜事業、物流システム事業がけん引し、営業利益は、特にタマゴ事業がけん引します。

  • 調味料事業

    事業別の主な取り組みです。

    調味料事業です。

    売上高は、前年に対し66億円増の1,570億円、営業利益は、3億円減の150億円を計画します。

    国内では、発売60周年を迎えるドレッシングを中心に、基幹商品の盤石化と顧客の獲得をテーマとして、サラダ調味料のマーケットをリードします。

  • 調味料事業(ドレッシング主力シリーズの展開)

    ドレッシングの主力シリーズで、容量と容器の変更を行います。容量は150mlから180mlにすることで、サラダを食べる頻度の増加に対応します。
    また、容器を瓶からプラスチックボトルへ変更するのに合わせ、分別に配慮した取り外しが簡単な中栓、ひと回しで開栓できる新キャップを採用しました。

    変化する使用頻度への対応や使いやすさに優れた商品開発でお客様の満足度向上に努め、需要を拡大していきます。

  • 調味料事業

    マヨネーズは「焼く」、「炒める」という万能調味料化、ドレッシングは深煎りごまドレッシングのサラダ以外への用途拡大、という汎用調味料化への取り組みを進めます。また、常態化する野菜高騰に対し、「主食系サラダスタイル」であるベジボウルの展開や「パッケージサラダとの連携強化」などの取り組みでサラダ需要を創出し、市場の活性化に努めます。

    業務用市場では、お困りごとの解決をテーマに市場深耕を継続します。
    具材感と手作り感で本格的なおいしさを実現した具沢山調味料で、調理オペレーション簡素化による提供時間の短縮とメニューの拡大で貢献します。

    また、生産工程の簡素化に加え、重点商品の育成や物流の効率化などによるサプライチェーン強化で生産効率を向上させ、利益体質を進めます。

    海外では、主力商品のマヨネーズ・ドレッシングを強化し、調味料事業は、国内外でマーケットをリードし続けたいと考えます。

  • タマゴ事業

    タマゴ事業です。

    売上高は前年に対し、6億円増の1,011億円、営業利益は15億円増の59億円を計画します。

    国内では市場の拡大、北米では収益改善を進めてまいります。

    まず国内ですが、外食・中食につきましては、エグロワイヤルを中心とした、こだわりの卵を活用して用途提案の幅を広げ、製菓・製パン以外の業態へも供給を進めていきます。
    また新たな販路としてグループの販路を活用し、厚焼きタマゴなどのタマゴ加工品を、スーパーマーケットの惣菜売場へ展開していきます。

    内食につきましては、外部とも連動した新たなニーズをとらえた商品で、朝食における主役化を進めていきます。

    北米での収益改善については、長期契約の提案など販売方法の見直しを進めていき、生産効率の向上によるコスト削減を進めていきます。
    また、機能性の高い乾燥卵白の提案を進め、需要創出を図っていきます。

    事業基盤の強化としては、グループ内のタマゴ素材品とタマゴ加工品の会社を合併し、原料調達から生産まで一貫した生産体制を構築し、コスト体質の強化を図るとともに、お客様のニーズへすばやく対応できる体制を整えていきます。

  • サラダ・惣菜事業

    サラダ・惣菜事業です。

    売上高は前年に対し、75億円増の1,230億円、営業利益は、6億円増の44億円を計画します。

    カット野菜については、過去例のない野菜原料の品薄、高騰により、容量変更などを行うことで、供給責任を果たしてきました。今後もこのような状況に、しっかり対応できる体制を整えていきます。
    商品面では、栄養価の高い野菜を使用した商品を拡充しており、5月に発売したパクチーサラダもご好評いただいています。
    また、生産面では昨年よりテスト展開した省力化ラインを、今期から来年の上期にかけて本格導入します。コスト面に加えて、人手不足への対応、品位の向上を行い、さらなる市場競争力を高めていきます。

    惣菜につきましては、人手不足の課題がある外食や、健康ニーズの高いオフィスランチなどの新販路、成長市場であるEC・宅配を強化していきます。2017年5月にオープンしたサラダ専門レストランでは、テイクアウトやUber(ウーバー)を活用したデリバリーをスタートしました。また今年5月、ミールキットを中心とした期間限定店舗をオープンし、いずれもご好評いただいています。これらの展開から得られた知見を、商品開発やサービスにも活かし、利益創出につなげていきます。

    米飯は、コンビニエンスストア向けに加え、グループの販路を活用した量販店向けや宅配ルートも順調に推移しています。

  • 加工食品事業

    加工食品事業です。

    売上高は前年に対し、4億円増の470億円、営業利益は、4億円増の6億円を計画します。

    「利益貢献の高い商品を強化」「新たな付加価値の創出」「低収益カテゴリーへの対応」の3つの軸で進めていきます。

    まず利益貢献の高い商品を強化ですが、ジャムなどでは、好調な「まるごと果実」でシニア層のロイヤリティを高める一方で、ホイップでは「ミニオン」のデザインを採用し、若年層の支持獲得を進めていきます。また、パスタソースでは、簡便志向に対応し「あえるパスタソース」シリーズのラインアップを強化していきます。

    新たな付加価値の創出では、簡便性を追求した商品の発売や、独自の超低糖度フルーツ加工技術を活用した商品で、新たな需要を獲得していきます。

    低収益カテゴリーの対応では、2016年夏の台風被害から再開した、北海道コーンの軌道化を進めていきます。また、うずら卵水煮は、生産工場を売却したうえで、収益性を改善していきます。

  • ファインケミカル事業

    ファインケミカル事業です。

    売上高は、前年に対し3億円減の103億円、営業利益は1億円増の10億円を計画します。

    得意分野であるヒアルロン酸への集中を加速していきます。
    医薬用ヒアルロン酸については、供給能力を高める投資を行い、一層の強化を進めます。また、新しいビジネスモデルとして挑戦している医療機器は、当初の予定通り、今期中の販売を予定しており、次期中計での利益成長をめざしていきます。

    BtoCルートへの取り組みにつきましては、通販子会社を通じて、ヒアルロン酸の機能性サプリメントを販売してきましたが、ようやく安定して利益を生み出せる状態に成長してきました。

    一方で、苦戦が続いているEPAについては、当社として、事業撤退を判断しました。医薬品向けの原料供給ということもあり、事業については、今まで協力いただいてきた生産パートナーの会社様に、お引き受けいただくこととなりましたので、速やかに進めていきます。

  • 物流システム事業

    物流システム事業です。

    売上高は、前年に対し46億円増の1,358億円、営業利益は1億円減の58億円を計画します。

    共同物流では、メーカー共同配送で物量が堅調に拡大しており、それによる配送・保管効率の向上につなげていきます。また、ドライバー不足に対し、長距離運行での中継輸送や、トラックから鉄道へのモーダルシフトの拡大、さらには船舶の活用も視野に入れるなど、運び方を工夫することで、幹線輸送力の強化を進めていきます。

    専用物流では、コンビニエンスストアや量販店向けの受託が堅調に推移しており、今後も拡大させていきます。

    食品物流業界も、慢性的な人手不足に加え、車両調達コストや燃料費の高騰など引き続き厳しい環境を予測しております。物量拡大や効率化を進めながら、吸収できないコストは、適正料金収受の取り組みを進めています。

  • 海外展開 業績と主な取り組み
  • 海外展開 主要テーマ

    海外展開は、中国、東南アジア、北米、欧州の4つのエリアでマヨネーズ、ドレッシングの拡大に注力しています。
    エリアのニーズに合わせ、日本で培った提案力を活かして、各国に貢献していきます。

    2018年度5月期の売上高は、海外全体で前年に対し115%、30億円増の227億円となりました。調味料事業は中国の減速影響はありましたが、東南アジアとポーランドでの展開が寄与し、現地通貨ベースで109%となりました。

    営業利益は、海外合計で6億円増の15億円となりました。中国の減収による影響と、ポーランドの会社買収にともなう費用が影響しましたが、タマゴ事業の回復が寄与しました。

    2018年度11月期の売上高は、海外全体で前年に対し54億円増の481億円を計画します。調味料事業は、下期の中国は増収となり、現地通貨ベースで108%を計画しています。

    営業利益は、海外合計で14億円増の36億円を計画します。調味料事業の下期の売上拡大とタマゴ事業の回復が寄与します。

  • 中国では、マヨネーズ、ドレッシングの市場環境に変化がありました。

    家庭用市場では、市場参入した大手のメーカーが、おもに大手量販店に対し、集中的なプロモーション活動を実施してきました。
    またフードサービス市場では、現地メーカーの参入により低価格での攻勢を受けました。

    競合参入への対策が遅れたことにより、特に販売構成比の高いマヨネーズが影響を受け、現地通貨ベースの前年比でマヨネーズが93%と落ち込みました。

  • そういった状況に対し、家庭用市場では、まず競合に攻められたエリアでの展開を重点的に強化します。さらに、量販店での売場への導入品目を拡大し、プロモーションの強化として、試食宣伝や生鮮売り場での関連販売などのマヨネーズ・ドレッシングの用途訴求を図ります。

    フードサービス市場では、模倣品・類似品対策を実行するとともに、ユーザーへの取り組みを強化していきます。メニュー提案だけでなく、オペレーションなども提案し、中華料理や新たな業態の開拓を進めます。

    また成長著しいECや中食市場などの買い場の変化にも対応していきます。

    これらの対策を進める中、下期は一定の手応えを感じており、現地通貨ベースでマヨネーズ112%、ドレッシング124%を計画し、今後も2桁成長を続けていきます。

  • 東南アジアでは、順調に拡大している深煎りごまドレッシングを中心に販売促進活動を強化してまいります。こちらはベトナムでの展開ですが、2012年に発売した深煎りごまドレッシングがドレッシング市場で売上ナンバーワンとなり、レストラン等でメニュー採用にもつながっています。また、ドレッシングの新たな用途提案を強化するため、タイで人気の味のドレッシングを開発し、東南アジアでの販売を進めていきます。

    北米では、キユーピーブランドの深煎りごまドレッシングを中心に家庭用向けの販売を拡大しています。営業体制を拡充し、導入された量販店での試食販売活動を強化していきます。また、フードサービスの卸店への提案も強化していきます。

    輸出では、海外拠点の無いエリアに対してもフードサービスの業態別での提案を強化し、マヨネーズなどの調味料の輸出を拡大していきます。
    欧州では、オランダとポーランドでそれぞれ現地製造の家庭用向けドレッシングの発売を開始し、市場を開拓していきます。

  • 愛は食卓にある。kewpie

2018年度 第2四半期決算説明会 質疑応答

中国に関するご質問 Q1~Q9

中国以外に関するご質問

2017年度 アナリスト向け決算説明会(2018年1月開催)

開催日 2018年1月12日(金)
開催場所 日経カンファレンスルーム
内容 2017年度 業績
2017年度 年間計画
  • 17.11期 決算説明会
    グループの新たな挑戦で飛躍的な成長を実現
    2nd Stage 報告
  • 17.11期 業績
  • 17.11期 業績

    売上高は、5,617億円、前年に対して94億円の増収となりました。
    国内は45億円の増収、海外は円高による8億円の為替影響を受けましたが、49億円の増収となりました。

    営業利益は313億円、前年に対して14億円の増益となりました。
    国内は、昨年の会計変更で生じた減価償却の一括償却がなくなることによる28億円の影響を含め、前年に対して25億円の増益となりました。海外は、円高による為替影響1億円や北米のタマゴ事業の苦戦により10億円の減益となりました。

  • 営業外損益・特別損益等のポイント

    営業外損益は、持分法による投資利益の減少などにより3億円減少し、経常利益は11億円増加の325億円となりました。

    特別損益は、海外子会社の退職給付制度終了による損が発生したことなどにより7億円の減少となりました。

    親会社株主に帰属する当期純利益は、以上の影響に加え、法人税等の減少などにより、10億円増の181億円となりました。

  • 17.11期 業績

    7月の公表計画に対する状況は、売上高、利益ともに達成することができました。

  • 17.11期 売上高の状況

    事業別の売上高の状況です。

    調味料事業は、海外展開がマヨネーズやドレッシングを中心に56億円増と伸張し、事業全体で63億円の増収となりました。

    タマゴ事業は、外食・中食向けの液卵などは増収となりましたが、米国の鶏卵相場の下落影響による12億円の減収などにより、事業全体で17億円の減収となりました。

    サラダ・惣菜事業は、宅配や外食などへの展開を進めたことにより惣菜が前年に対して22億円、カット野菜が5億円増加したことなどで、37億円の増収となりました。

    加工食品事業は、アヲハタ 十勝コーンの休売による18億円、アヲハタ株式会社の前年の決算月変更の反動などによる25億円の減収などで、46億円の減収となりました。

    ファインケミカル事業は、通信販売向け商品は好調に推移しましたが、医薬用EPAの減少が影響し、3億円減収となりました。

    物流システム事業は、既存顧客の受託エリアの拡大や、新規顧客の増加などにより、43億円の増収となっています。

    共通事業は、食品機械設備の販売増加によるものです。

  • 17.11期 営業利益の状況

    事業別の営業利益の状況です。

    調味料事業は、国内で付加価値の高い商品が伸張したことに加え、主原料コストなどが減少し16億円の増益となりました。

    タマゴ事業は、米国の鶏卵相場の下落影響9億円などにより、事業全体で11億円の減益となりました。

    サラダ・惣菜事業は、売上拡大や付加価値商品の伸張により、4億円の増益となりました。

    加工食品事業は、ジャムなどの付加価値商品が伸張したことに加え、不採算商品の見直しなど収益基盤の強化の取り組みを継続しましたが、アヲハタ 十勝コーンの休売などの影響により3億円の減益となりました。

    ファインケミカル事業は、ヒアルロン酸の伸張が利益の増加に貢献したものの、通信販売向けの広告宣伝費の増加により、2億円の減益となっています。

    物流システム事業は、合理化によるコスト改善を進めたことなどにより10億円の増益となりました。

    なお、共通事業は、売上高の増加により増益となりました。

  • 17.11期 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益14億円増の前年差での要因です。

  • 17.11期 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は、サラダ調味料の拡大やカット野菜・惣菜などで7億円を創出しましたが、十勝コーンの休売などのマイナス要因もあり、合計で2億円となりました。

    売上総利益率の改善による利益増の主な内容は、付加価値の高い商品の販売ウエイトを上げていく取り組みで4億円、生産の効率化や不採算カテゴリーの改善などのコスト改善の取り組みで6億円を創出しました。
    また、その他の中には、昨年会計変更で生じた減価償却の一括償却がなくなることによる約19億円の利益増も含んでいます。
    なお、主原料価格については、食油相場の下落により9億円の益要因となりました。

    広告宣伝費は、ドレッシングの新商品や通信販売の広告へ投入したことによるものです。

    その他の販売費・一般管理費等は、主に事業拡大による人員増加や退職給付費用・社会保険料などの労務費の増加によるものです。

  • バランスシートの増減ポイント
  • キャッシュ・フローの増減ポイント

    設備投資は、年間で計画していた314億円に対し272億円を実行しました。更新投資の延期など、一部が2018年度にずれ込んでいます。

  • 18.11期 年間計画
  • 18.11期 年間計画

    2018年度の売上高は前年差183億円増の5,800億円、営業利益は前年差17億円増の330億円を計画します。

    経常利益は前年差16億円増の341億円、当期純利益は5億円増の186億円とします。

  • 参考)主要相場の実績・指標

    なお為替相場の前提には、昨年よりも若干円安の1ドル=112円で想定しています。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)

    営業利益17億円増の前年差での増減要因です。

    食品事業では、売上増加による利益を40億円確保し、売上総利益率の改善で23億円の利益を創出していきます。

  • 18.11期 営業利益の増減要因(前年差)主な内容

    売上増加による売上総利益の増加は、国内外でのサラダ調味料の拡大や新販路での惣菜・カット野菜の拡充などで40億円になります。

    売上総利益率の改善による利益増については、付加価値の高い商品の販売ウエイトを上げていく取り組みで19億円、生産の効率化や不採算カテゴリーの改善などのコスト改善の取り組みで9億円を創出していきます。

    なお、主原料コストの上昇による15億円のマイナス影響を見込んでいます。
    食油につきましては、産地での天候の異変がない限り、年間を通じて現状の相場が継続すると予想しており、年間では昨年に比べ少し上昇すると予想しています。

    販売促進費については、売上の増加にともなうものであり、その他の販管費は、おもに労務費の増加によるものです。

  • 事業別の主な取り組み
  • 18.11期 事業別計画

    2018年度の事業別売上高と営業利益です。

    共通事業を除く全ての事業で増収増益を計画します。

    営業利益については、特にタマゴ事業とサラダ・惣菜事業がけん引します。

  • 調味料事業

    事業別の主な取り組みです。

    調味料事業です。

    売上高は、前年に対し106億円増の1,610億円、営業利益は、主原料コストの上昇を見込み、前年同様の153億円を計画します。

    国内では、発売60周年を迎えるドレッシングを中心に、サラダ調味料市場をリードします。基幹商品の盤石化については、主力商品の深煎りごまドレッシングのシリーズ化で、サラダから主菜まで使える汎用調味料へと育成し、フードサービス市場でも提案していきます。

    焼く、炒めるなどというマヨネーズの万能化への取り組みは、キユーピーハーフのテレビCMとSNSによるメニュー情報の拡散を起点にして、グループ協働で展開します。

  • 調味料事業(主食系サラダスタイルの内・中・外食同時展開)

    サラダニーズが高まる中、健康感がある主食系サラダスタイルの「ベジボウル」を内食・中食・外食で同時展開し、提案メニューの浸透力を高め、サラダ市場の拡大に努めます。

  • 調味料事業

    新領域への挑戦について、フードサービス市場では、ユーザーのお困りごとを解決し、市場を深耕します。

    具材感と手作り感で本格的なおいしさを実現した具沢山調味料により、調理オペレーションの簡素化とお客様への提供時間の短縮に貢献します。

    また、ハーブの香りでサラダを楽しむという新たなサラダ調味料の展開で、野菜本来の味わいを楽しみたいという若年層を中心とした新規顧客の獲得を進めます。

    神戸工場が稼働し、茨城の五霞工場と合わせて東西のマザー生産体制を構築しました。今後ロジスティクスとの連動で在庫日数を短縮するなど、利益体質の強化をさらに進めます。
    海外については、各国のニーズに合わせた提案力を磨くことで成長し、調味料事業は、国内外でマーケットをリードし続ける事業にしていきます。

  • タマゴ事業

    タマゴ事業です。

    売上高は前年に対し、15億円増の1,020億円、営業利益は8億円増の52億円を計画します。

    国内での展開については、外食・中食市場では、こだわりの卵を活用した商品や技術を活かした商品で需要拡大を図るとともに、人手不足に対応した簡便なオペレーション提案の強化を進めていきます。内食市場では、朝食での主役化に向けて、商品ラインアップの拡充と食べ方の提案を進めていきます。

    こだわりの卵「ピュアホワイト」を使用した商品で、イースターを中心に需要創出を進めていきます。また加熱しても凝固しない技術を活用し、メニュー提案による需要を創出していきます。
    朝食での主役化では、「ふわとろたまごのスクランブルエッグ」という新商品を導入して、売場作りを進めていきます。

    北米子会社の利益改善については、原料購買、販売方法の見直しなどを継続し、体質強化を進めていきます。
    事業基盤の強化としては、原料調達の安定化や事業内再編の推進などを進めていきます。

    また、キユーピータマゴ東京工場に高速割卵機を導入しました。現状の最大4倍の割卵能力があり、生産性向上によるコスト削減に努めていきます。

  • サラダ・惣菜事業

    サラダ・惣菜事業です。

    売上高は前年に対し50億円増の1,205億円、営業利益は8億円増の46億円を計画します。

    引き続き3つの分野での成長を加速していきます。
    カット野菜では、お客様のニーズにお応えするため、栄養価の高い野菜を使用したシリーズを展開しており、2017年度はケール、クレソンに次いでビーツを展開し、お客様にもご好評いただきました。今後も新商品を展開していきます。

    惣菜では、新販路の開拓と深耕、そしてマヨネーズをベースとした主力商品のサラダを拡大するとともに、商品集約や生産合理化で利益改善につなげていきます。

  • サラダ・惣菜事業(新販路の開拓と深耕、新たな技術と品位の向上)

    昨年スタートしたネット通販などを中心に、さまざまな食シーンへの展開が拡がっています。これまでのサラダに加え、今後は調理時間短縮キットなどの商品を拡充し、食卓での主役化を推進していきます。

  • サラダ・惣菜事業

    米飯は、量販店向けの拡大に加え、宅配ルートなどの新販路を開拓していきます。

    新領域への挑戦については、先ほど説明したEC(イーシー)市場への対応、また昨年オープンしたサラダ専門レストラン「エブリシングサラダ青山」を活用し、お客様から得た情報などを今後の商品開発に活かしていきます。

    事業の構造改革として、省力化ラインの本格導入と天候不順などによりますます厳しくなる、野菜原料の安定調達に努めていきます。

  • サラダ・惣菜事業(新販路の開拓と深耕、新たな技術と品位の向上)

    カット野菜で省力化ラインを拡充します。品位、品質、生産性の向上を図ると同時にエネルギーコストを削減し、人手不足の解消につなげていきます。

  • 加工食品事業

    加工食品事業です。

    売上高は9億円増の475億円、営業利益は2億円増の4億円を計画します。

    既存カテゴリーは、3つの軸で進めます。
    1つめは、アヲハタジャムでの市場の活性化です。順調に伸びている「まるごと果実」で主なロイヤル顧客であるシニア層を押さえ、「55ジャム・スプレッド」で若年層を獲得し、将来のアヲハタファンにつなげていきます。

    2つめの「調理ソースの積極展開」、3つめの「サラダメニューで素材加工品の拡充」については、使いやすさと付加価値の向上を追求し、パウチタイプの調理ソースやスイートコーンなどを拡大します。また、豆や雑穀を、サラダ用などの素材として調味料事業と連動して拡大していきます。

    新たな成長と創出は、2つの内容を進めます。
    1つは高齢者食をグループ横断で深耕し、高齢者の食のお困りに対応した商品を具現化していきます。
    もう1つは、大きくカットしたフルーツの「フレッシュでごろごろ感」がある冷凍ソースや低糖度のフルーツ加工品など、フルーツ加工技術を活かした商品を展開します。

    そして収益基盤の再構築では、不採算カテゴリーからの撤退や生産の再編を進め、コストの低減と速やかな商品開発など、市場対応力の向上につなげていきます。

  • ファインケミカル事業

    ファインケミカル事業です。

    売上高は前年に対し4億円増の110億円、営業利益は9億円を計画します。

    この中期経営計画では、素材販売は付加価値品へ特化し収益性を高め、将来への成長の布石としてBtoC(ビー・トゥ・シー)ルートの開拓、育成を掲げています。

    付加価値品への特化として、素材販売は医薬用ヒアルロン酸に集中し、さらに収益性を高めていきます。従来、医薬用ヒアルロン酸は鶏冠由来品を中心に販売していましたが、発酵由来品の販売を本格化します。
    これにより販路が拡大し、国内シェアのさらなる盤石化と海外市場への展開を推進していきます。
    また、昨年度、定款変更並びに製造販売業の取得を行った医療機器は付加価値品と位置付けており、今年度中に発売し、次期中期経営計画の成長につなげていきたいと考えています。

    BtoCについては、独自素材を配合した2つの商品の成果を出し、通販子会社の黒字化をめざします。

    通販子会社の主力商品は『ヒアロモイスチャー240(にひゃくよんじゅう)』です。2015年6月、機能性表示食品制度の第1号商品として発売され、その後順調に成長してきました。
    昨年度、発売後2年というスピードで売上高10億円を突破し、今年度は15億円をめざします。

  • 物流システム事業

    物流システム事業です。

    売上高は28億円増の1,340億円、営業利益は1億円増の60億円を計画します。

    共同物流では、保管・配送効率の向上に加え、営業強化による取扱量の拡大で、収益力の強化を進めていきます。また、ドライバー不足に対し、長距離運行での中継輸送や、トラックから鉄道へのモーダルシフトの拡大、さらには船舶の活用も視野に入れるなど、運び方を工夫することで、幹線輸送力の強化を進めていきます。

    専用物流では、コンビニエンスストアや量販店向けが堅調に推移しており、今後も拡大させていきます。

    食品物流業界も、慢性的な人手不足に加え、燃料費の高騰など引き続き厳しい環境を予測しています。
    職場環境の整備などにより、女性や高齢者にも、働きやすい職場づくりを推進するなど、持続的な成長と収益向上に向けた事業基盤の確立に取り組んでいきます。

  • 海外展開 業績と主な取り組み
  • 海外展開 主要テーマ

    海外展開は、中国、東南アジア、北米、欧州の4つのエリアでマヨネーズ、ドレッシングの拡大に注力しています。
    エリアのニーズに合わせ、日本で培った提案力を活かして、各国に貢献していきます。

    2017年度の売上高は、海外全体で前年に対し113%、49億円増の427億円となりました。北米タマゴ事業の減収影響はありましたが、調味料事業は中国・東南アジア・北米での順調な拡大とポーランドでの展開が寄与し、現地通貨ベースで121%となりました。

    営業利益は、海外合計で10億円減の23億円となりました。タマゴ事業の減益と、中国・ポーランドでの新会社稼働に伴う費用が影響しました。

    2018年度の売上高は、海外全体で前年に対し82億円増の509億円を計画します。調味料事業がマヨネーズ・ドレッシングを中心に4エリアで順調に拡大し、現地通貨ベースで119%を計画しています。

    営業利益は、海外合計で14億円増の37億円を計画します。調味料事業の売上拡大による増益とタマゴ事業の回復が寄与します。

  • 中国では、スマートフォンへのメニュー配信や、惣菜売場でのサラダ提案など、市場の変化に対応した販売促進活動を通じて、家庭用、フードサービスともにサラダの提案を強化していきます。また、昨年増産体制を整えたタマゴ加工品とロングライフサラダの、成長著しい中食及び外食市場への提案を強化していきます。

    東南アジアでは、順調に拡大している深煎りごまドレッシングを中心に販売促進活動を強化していきます。2013年に発売したマレーシアでも、この深煎りごまドレッシングがドレッシング市場で売上ナンバーワンとなっています。また、フルーツフィリングやタマゴ加工品など新規カテゴリーの育成も進めていきます。

    北米では、キユーピーブランドの深煎りごまドレッシングを中心に家庭用向けの販売を拡大しています。大手量販店への配荷も進みましたので、今後は販売促進活動を強化していきます。また、キユーピーマヨネーズとドレッシングのフードサービスでの採用事例も増えており、使用用途の拡大につながるメニュー提案活動を強化していきます。

    輸出では、海外拠点の無いエリアへ、深煎りごまドレッシングの輸出を拡大していきます。
    欧州では、ポーランドで12月よりフードサービス向けにドレッシングの製造販売を開始し、市場を開拓していきます。

    各エリアにてマヨネーズ、ドレッシングを中心に調味料を拡大するとともに、中国・東南アジアでは新規カテゴリーの展開を強化していきます。

  • 中国での、将来の成長に向けた体制整備については、2017年12月に、現地法人の経営管理や資金管理、事業戦略策定の統括および支援を行う、中国統括会社を設立しました。

    そして、華南(かなん)エリアの広東省(かんとんしょう)広州市(こうしゅうし)に、「広州丘比(こうしゅうキユーピー)」を新設し、2020年春に工場の稼働を予定しています。

    新工場を設立する華南エリアは、華北(かほく)・華東(かとう)と共に重要な経済圏の1つとされており、新たな生産拠点による生産能力の拡大で、伸長する中国の内食・中食・外食市場の深耕を進めます。

    中国統括会社と4か所の生産拠点にて、マヨネーズ・ドレッシングを中心に、サラダとタマゴの事業も着実に拡大させ、現地通貨ベースで、年約120%成長の持続をめざしていきます。

  • 配当金について
  • 配当金について

    配当金の基準として配当性向30%以上、DOE2.2%を目安としています。

    2017年度は、年間で36円を予定していましたが、純利益の計画以上の上昇にともない、計画から50銭、前年から2円増配の36円50銭としました。

    2018年度は、1円50銭増配の年間38円を予定します。

    今後も、株主還元の持続的な向上を継続していきます。

  • 愛は食卓にある。kewpie

2017年度 決算説明会 質疑応答

がついている資料をご覧いただくには
Adobe Readerが必要です。
ページの先頭に移動する