「野菜未利用部×鶏ふんで、新たな価値を!」研究成果報告会@深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム

2026.03.27

資源の有効活用

環境 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の井門桐子です。
私は、中学校での酪農体験で畜産の楽しさに感動し、畜産の世界をもっと元気にしたいと獣医師になり、キユーピーに入社しました。入社してから2年間、お取引先の養鶏場で実際に現場に入り、勉強をさせていただきました。そこで目にしたのは、鶏卵の約2倍量も発生する「鶏ふん」です。現場で働く方が「臭いやイメージの問題で、家族に仕事の話を堂々とできない」と漏らした言葉が、悲しくて今も胸に残っています。ただ卵を仕入れるだけでなく、パートナーとしてこの課題を一緒に解決したい。その一助になるのでは!?と考えているのが今回の取り組みです。

まず着目したのが、キユーピーグループが取り組む「野菜未利用部(サラダや惣菜の製造過程で出る端材)の有効活用」です。すでに野菜未利用部から、株式会社ウエルクリエイト様の機械を使って作った堆肥を、お取引先の畑で使っていただいていましたが、肥料としての栄養素の含有量が少ないという課題がありました。そこで、野菜未利用部堆肥と鶏ふん堆肥を合わせ、その肥料の効果について、東京農業大学、株式会社ウエルクリエイト様とキユーピーで研究を行うことにしました。

研究2年目に当たる今年、「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」にて、研究成果報告会を行いました。当日は、現地26名、オンラインからも10名以上が参加し、学生さんたちの発表に多くの質問が飛び交う熱気あふれる会となりました。

ランチタイムには学生さんたちとも和やかな雰囲気で交流ができ、研究の苦労話も聞くことができ、改めて東京農業大学の皆さまの緻密な研究に頭が下がる思いでした。

報告会後は、お取引先の養鶏場「花園たまや」様に場所を移し、鶏ふん堆肥と野菜未利用部堆肥を混ぜて2次発酵させる株式会社ウエルクリエイト様製の縦型コンポストを見。現場での運用についても議論が交わされました。

関係者の皆さまの多大なご協力・ご尽力のお陰で取り組みが進んでいると感じられた1日でした。誠にありがとうございました。研究は2027年3月まで続きます。3年目がさらに楽しみになりました。

キユーピーグループは、サステナビリティに向けた重点課題の一つに「資源の有効活用・循環」を掲げ、それに紐づく2030年までのサステナビリティ目標に「野菜未利用部の有効活用率90%以上」を設定しています。グループ全体で「野菜から野菜を育てる」資源循環の実現を目指すとともに、鶏ふん活用のさらなる可能性を探ることで養鶏業界の課題解決に、ともに取り組んでいきたいと考えています。

関係者一同での集合写真(後列左端が私、井門)

●深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム
https://fukaya-terracepark.jp/about/farm/

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