朝食が紡ぐ笑顔と絆 「まごじば」ボランティアで考えた、これからの食育

2026.03.16

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の赤尾瑠琉です。

普段は、キユーピーグループが掲げる2030ビジョン「子どもの笑顔のサポーター」の実現や健康寿命延伸につながるエビデンス開発を担当し、学会・展示会などの技術広報活動を通じて、食育の大切さを伝えています。

若者の野菜摂取不足などが課題となっている現代でどういったアプローチが有効かを考えたとき、自分の経験値には限界があり、実際に子どもたちと触れ合う場でヒントを得たいと思っていました。そんな思いを人事本部に伝えたところ、キユーピーグループのメンバーがお手伝いで参加している「まごじば」モーニング食堂を紹介してもらいました。

ボランティアの内容は、登校前の小学生・中学生に手作りの朝食を用意し、学校へ送り出すというもの。私たちは、マヨネーズやドレッシングなど自社の商品を使ったおかずを作っています。

ボランティアへの参加は今回が2回目でした。
この日振る舞ったのは、キユーピー ごま油&ガーリックドレッシングを使用した「大根とわかめとツナのサラダ」です。大きな大根2本を千切りにし、まごじばスタッフの皆さんと協力して20~30人分のサラダを仕上げました。

他にも、スタッフの皆さんがたくさんのおかずを用意してくださいました。釜で炊いたご飯、豚肉と竹輪と大根の煮物、なめこと豆腐の味噌汁、そして季節のいちごを使ったデザートまで!

料理はバイキング形式で、好きな量を自分で盛り付けていただきます。朝からおいしいごはんを食べると、1日がんばる活力が湧いてきますね!

朝食を終えると、友達とおしゃべりしたり、独楽(こま)や折り紙で遊んだりと、思い思いの時間を過ごしていました。こうした自由な空気感も、まごじばの魅力の一つです。登校時間ギリギリまで過ごす子も多く、ただ朝食を食べる場所ではなく、自分らしくリラックスした気持ちで過ごせる”第三の居場所”として機能しているのだと感じました。

「いってきま~す」「いってらっしゃい!」
子どもたちとスタッフの皆さんの元気な声が飛び交い、送り出してくれる人がいるって幸せだな、と改めて実感しました。

今の子どもたちが大人になる頃、もしかしたら食育という概念はなくなっているかもしれません。わざわざ食や健康の知識を身につけなくても、自然と健康的な食を選択できるシステムが確立されていくのではないかと思います。
それでも私は、「食育」はすべての人にとって大切なものだと考えています。食は人と人をつないだり、幸せを感じさせてくれたり、人生を豊かにしたりするうえで多くの機能を持っているからです。
これからは「何を食べるか」だけではなく、「誰とどのように食べるか」がキーワードになり、「教える」ものから「ともに育つ」ものへと変わっていくかもしれません。

まごじばでのボランティアを通して、改めて食事の役割を考えさせられました。そして、今の子どもたちや未来の子どもたちにとって必要な食育とは何かを考え続けながら、仕事に向き合っていきたいと思います。

子どもたちが大人になったとき、ふとした瞬間にまごじばの風景を思い出してくれたらうれしいです。

●まごじば
子ども食堂、フードパントリー、自然遊び等、さまざまな企画で多様性を根付かせ、だれもが生きやすく、しなやかで強い地域づくりをめざして活動しています。
https://magojiba.org/

前の記事へ TOPへ 次の記事へ
ページの先頭に移動する