知っただけで終わらせない!体感から生まれる本気の行動~移動式えねこや出張授業に参加して~

2025.10.02

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こんにちは。 キユーピー醸造株式会社 開発グループの橳島美由紀です。

先日、わが子の通う小学校ではなく、お隣の市の小学校へ足を運ぶ機会がありました。キユーピーグループがマッチングギフト制度「QPeace(キユーピース)」で支援している「えねこや」の出張授業に、ボランティアとして参加させていただいたのです。

以前から社内のボランティア募集を見るたび、「何か貢献できることはないかな」と気になっていました。今回は、同じ年代の子どもがいること、そしてボランティア休暇制度があと押しとなり、思い切って一歩踏み出すことにしました。

事前に授業の資料に目を通し、「再エネ(再生可能エネルギー)」というキーワードに触れるたび、私の中にさっそく変化が起こりました。「よし、とりあえず現地の小学校までは自転車で行こう!」
川沿いのサイクリングロードを、これから始まる活動への期待感からか、胸を高鳴らせながら自転車を走らせました。(いや、もしかすると単なる運動不足かもしれません。)

学びを運ぶ小屋。再エネだけで暮らせる?暮らせない?親指の角度で自分の考えを伝えるユニークなスタート。

小学校に到着すると、ちょうど「移動式えねこや」が運動場に入ってくるところでした。思っていたよりもコンパクトなその姿。この小さな「えねこや」が、これから子どもたちにどれだけ多くの「体感」を与え、彼らの本気の行動を引き出してくれるのか。その瞬間に立ち会えることが、とても楽しみでした。

「移動式えねこや」体験では、再エネが実際どのように使われているのか、また再エネだけで暮らすためにどのような工夫があるのかを、5つのコーナーを通して体感できます。
私も最初は子どもたちの仲間に入れてもらい、一緒に回らせてもらいました。

「断熱材が入っている壁は熱くない!窓は二重だと熱が逃げにくいんだ!」
「ドライヤーの消費電力ってこんなに高いの!?」
「シェードの中と外では温度が全然違う!」

えねこやスタッフの皆さんの巧みな説明とともに、子どもたちは多くの体感を通して、自ら感じ、考え、学ぼうとする素晴らしい姿勢を見せてくれました。

触って納得!断熱材の壁は熱くない、シェードの中は暑くない

また、「体感」のあとに、気づきや自分のできることを発表する場では、多くの子どもたちが

「電気はこまめに消す」
「髪の毛はしっかり拭いて、ドライヤーを使う時間を短くする」

など、具体的な行動につながる発言をしているのがとても頼もしく、嬉しくなりました。「知っている」で終わらせず、「体感」を通じて「行動」へと移そうとする力を感じられた瞬間でした。

本当に楽しく、貴重な経験をさせていただきました。今回の参加は、単なるボランティア活動に留まらず、私自身の未来の行動を豊かにする良い循環の始まりになったと感じています。

学んだことをアイデアに変える、子どもたちの真剣タイム。再エネだけの暮らし、できるかな?最後にもう一度、意思表示。

●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/

●えねこや
自然エネルギーだけで心地よく過ごせる「えねこや」(エネルギーの小屋)を通して、持続可能な省エネ型の暮らしを提案。小学校への出張授業や市民に向けた参加体験型イベントの企画、情報発信などを行っています。
https://enekoya.com/

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