「そらべあ、なぜ泣いてるの?」みんなで学ぶ地球温暖化

2025.09.05

社会 その他

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こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の小澤菜月です。

先日、「そらべあ基金」が主催する環境ワークショップのお手伝いをしてきました。
そらべあ基金は、再生可能エネルギーを広める活動や、子どもたちに環境の大切さを伝える活動を通して、持続可能な社会の実現に取り組んでいる団体です。

私は普段、スーパー向けのカット野菜や惣菜の研究開発の仕事をしています。
農産物は気候変動の影響を受けやすく、仕事ではエネルギーの削減やアップサイクルなど、SDGsに関わる取り組みも行なっています。こうした経験から、地球環境についてもいろいろな角度から考えてみたいと思い、今回のワークショップに参加しました。

ワークショップは、小学生を対象に、地球温暖化について一緒に考え、体験しながら学ぶ夏休みイベントです。
最初の地球温暖化クイズでは、班ごとに協力しながら正解を導き、ゲームをクリアしていきます。温暖化で溶けていく氷の島に見立てた新聞紙に乗って、落ちないかドキドキ・・・!
「自分たちが大人になるころには、ごみを捨てられなくなるかもしれない」と聞き、みんなビックリしていました。

ゲーム感覚で地球温暖化を学びながら、初めて会うお友達との距離もぐっと縮まります

クイズの後は、太陽光発電で光るLEDちょうちんを工作します。
「なんで光るの?」と作る前から興味津々。自分で色や柄を選べるパーツもたくさんあり、まさに十人十色のLEDソーラーちょうちんが完成しました!

そらべあ基金の皆さん、ボランティアスタッフの高校生、参加した子どもたち、キユーピーグループのメンバー・・・。地球温暖化やSDGsについて、それぞれに学んできた幅広い年代の人たちが集まり、同じ取り組みを体験することで得られる学びや楽しさがぎゅっと詰まったワークショップでした。

今回のイベントを通して、子どもたちがSDGsに関する取り組みをたくさん知っていることに驚くとともに、「地球のために自分にできることは何だろう?」 と改めて考える機会になりました。

自分だけのLEDソーラーちょうちん作りに夢中!/ボランティア参加のキユーピーメンバー(右が私)

以前、「日本人の『エコ』はエコロジーではなくエコノミーだ」と皮肉めいた表現を聞いたことがあります。地球環境のためではなく、自分のお金を節約するためのエコになってしまっている、という問題提起でしょう。
「そんなことはない!」と思いたいところですが、振り返ると、自宅のクーラーは適宜オフにするのに、宿泊先のクーラーはつけっぱなしにしてしまったり、スーパーで無料のレジ袋をついもらってしまったり・・・。思い当たる節がちらほらありました。

多方面に思いやりのあるエコを心がけよう、と自分の行動を見直す良い機会になりました。「省くだけがエコ」ではなく、太陽光などの再生可能エネルギーやリサイクル品などに「置き換える」ことで、快適にエコができるかもしれません。
これからも、サステナビリティにつながる行動を少しずつ取り入れていきたいです。

●そらべあ基金
ホッキョクグマのキャラクター「そら」と「べあ」をシンボルキャラクターに、再生可能エネルギーの普及・啓発活動や未来を担う子どもたちへの環境教育などを行っています。
https://www.solarbear.jp/

●そらべあ基金 レポート ~「学びのフェス2025夏」に出展しました~
https://www.solarbear.jp/news/education/4965/

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