渋谷区の小学校で「都市農と食」を考える授業をスタートしました!
2025.08.21
食育 その他
環境 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 サステナビリティ推進部 環境チームの佐々木朋です。
2024年に立ち上がった「SHIBUYA Urban Farming Project」(SUFP)は、一般社団法人 渋谷未来デザインとキユーピーが主催するプロジェクトです。
渋谷区の「授業時数特例校制度」を活用した「シブヤ未来科」の授業時間で、6月にSUFPの探究学習授業をスタートしました。渋谷区立常磐松小学校(5年生)、渋谷区立臨川小学校(特別支援学級)の2校を対象に、それぞれ内容をアレンジして実施しています。
授業は12月までの約半年間 都市農や野菜についてのさまざまな学習や体験を通して、“畑から食卓まで(Farm to Table)”を考えます。そして、最後は、自ら育てた野菜でつくる世界の料理を食べられるレストランの開店に挑戦します。このカリキュラムを通して、子どもたちは「学んで・考えて・育てて・食べる」を体験していきます。
夏休み前の前半期では、SUFPにパートナー企業として参画する各社が講師となって、世界のアーバンファーミング事情や日本の食料自給率、野菜の流通の仕組み、食品ロスを出さない工夫、野菜の原産地や特徴、旬やおいしい食べ方などについて、クイズなどをも交えながら楽しく授業を提供しました。
授業を担当した各社の講師たち
写真左上から時計回りに株式会社大広の西岡さん、プランティオ株式会社の高瀨さん、株式会社ABCサステナテーブルの若狭さん、そしてキユーピーの中根さん、仁田さん、原さんです。
授業に参加した子どもたちは、「遠い畑から運んでくると鮮度が下がる、運ぶときにエネルギーを使ってしまう」「都会で野菜を作れば、その野菜でまちのブランド力を上げることができるのでは?」など、社会全体に目を向けて、事実を観察して、自分たちで考えたこと、そこから得た新しい気づきをたくさん共有してくれました。
そして、前半期の最後の授業は、野菜の育て方の学習と植え付けの実践でした。
学校にある畑にキュウリ、トマト、えだまめ、オクラ、ピーマンを植え付けました。「水をあげたら思ったよりも土が固くなった」「苗を植え替えするときに心臓マッサージくらいの強い力で植えることに驚いた」など、多くのことを学びました。
子どもたちが学ぶ姿に、サステナブルな食の在り方とは何か、子どもたちの笑顔を守るために大人ができることは何か、私たち大人も多くのことを考える機会となっています。
このカリキュラムは12月まで続きます。
子どもたちは一体どんなレストランを開くのでしょうか。ご期待ください!
●SHIBUYA Urban Farming Project
https://shibuya-urban-farming.com/