キユーピーあい、料理教室で新たな学びの場を創出
2025.08.02
ダイバーシティ
こんにちは。株式会社キユーピーあい 経営管理部 広報担当の髙田香代子です。
キユーピーあいでは、障がいがある方々の雇用促進と安定した業務ができるような取り組みをしています。今回は、従業員のエンゲージメント向上と健康経営の推進を目的として、キユーピーの見学施設「マヨテラス」で料理教室を開催しました。この企画は、参加者に料理の楽しさと新たな発見をもたらしました。
日々グループの商品を目にする機会は多いものの、キユーピーあいには食品の製造に直接関わる部署はなく、会社が推進するさまざまな活動に対してどこか距離を感じてしまう従業員が少なくないという課題がありました。「従業員同士のつながりを深め、グループの取り組みをもっと身近に感じてほしい」という想いから、今回の料理教室を企画しました。健康経営の推進はもちろん、普段あまり話す機会のない部署のメンバーと関わることで、新たなエンゲージメントが生まれることも期待しました。
今回のメニューには、参加者一人ひとりの成長と発見につながるこだわりが込められています。まず「料理が苦手」という参加希望者の声に応え、あえて野菜をたくさん切る工程を入れることを重視しました。大きさや形は気にせず、まずは包丁を使うことに慣れ、調理の楽しさを知ってもらうことをめざしました。
また、キユーピーの主力商品であるマヨネーズについても新たな魅力を発見する機会となりました。「サラダにかけるだけ」というイメージがありますが、炒め物のコク出しや、ケーキの生地をしっとりさせる隠し味に活用することには、参加者から驚きの声が上がりました。さらに、グループが大切にする「サラダとタマゴ」をキーワードに、おいしく、楽しく、健康的な食生活を考えるきっかけを提供しました。
参加者からは「自分で作ってみたら、今まで食べられなかったものが好きになった」「料理は自分には無理だと思っていたけど、やればできると知ることができて嬉しい」といった声が寄せられました。調理から後片付けまでを一貫して自身で行うという体験は、「自立への第一歩」として大きな学びとなりました
今回の企画は、キユーピーあいの全従業員を対象としており、今後も継続的に開催していく予定です。食を通じた体験が、従業員一人ひとりの自信を育み、組織全体の活性化につながれば嬉しいです。
●株式会社キユーピーあい https://www.kewpie-ai.co.jp/
2003年12月にキユーピー株式会社の特例子会社として認定され、色々な能力を持った障がい者と健常者が共に働く喜びと自己成長を実感できる会社としてスタートしました。特例子会社とは、障がいのある方の雇用の促進、そして安定を図るために設立された会社のことです。