気軽にできるボランティアって? 翻訳絵本がつなぐ、世界とわたし

2025.07.31

社会 その他

こんにちは。 コープ食品株式会社 営業開発部の森友美優です。

先日、キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」で支援している「シャンティ国際ボランティア会」が行う「絵本を届ける運動」に参加しました。

みなさんは、「ボランティア活動」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

キユーピーグループでは、地域の清掃活動をはじめ、支援団体が行う子ども食堂での食事づくりや、環境をテーマにした授業のお手伝いなど、さまざまなボランティア活動に取り組んでいます。地域や子どもたちを対象とした活動が多い中で、今回私が参加したのは、海外の厳しい環境で暮らす子どもたちに、翻訳絵本を届ける活動でした。

これまで、子どもたちとどう接すればよいか不安があり、ボランティアへの参加をためらっていました。でも、この活動は翻訳されたシールを絵本に貼って仕上げるという内容で、「これならできるかも!」と思い、参加を決めました。

作業は4人で1冊の絵本を完成させます。今回はミャンマー(ビルマ)難民キャンプに届ける「ワンガリの平和の木」という絵本に、ビルマ語に翻訳されたシールを貼って仕上げていきます。

最初に、「シャンティ国際ボランティア会」の活動内容や難民キャンプの現状を紹介する動画を視聴しました。世界には本当に過酷な環境で暮らしている子どもたちがたくさんいるのだと実感し、胸が痛みました。それでも、そんな状況の中で絵本を読む子どもたちは目をキラキラさせ、楽しそうに過ごしていると知り、絵本を作りたい気持ちがいっそう強まりました。

子どもたちが笑顔で読んでくれますように。読む、切る、貼る、願いを込めて。 写真掲載絵本:『ワンガリの平和の木』ビーエル出版

まずは日本語の絵本を朗読するところからスタート。社内の大人の前で読むのは少し恥ずかしかったのですが、途中から気持ちが入り、ウルウルしながらも自分自身が楽しんでいました。

その後は、翻訳されたシールを絵本に合わせてカットしては貼り、またカットしては貼り・・・。黙々と作業に集中すること約30分、ついに1冊の絵本が完成!最後にみんなで自分の名前をビルマ語で書き入れました。

ビルマ語のシールで埋められた絵本は、まるで別の本のよう。読めない文字ばかりになってしまったけれど、心を込めて作ったこの1冊を、子どもたちが楽しんでくれるといいなと願うばかりです。

この活動は、個人でも本を購入して送ることができるそうです。次は自分で本を選んで送ってみたいなと感じる、新たなボランティアの一歩を踏み出せた体験でした。

心を込めた一冊、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの子どもたちへ。 写真掲載絵本:『ワンガリの平和の木』‎ ビーエル出版

●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/

●シャンティ国際ボランティア会
https://sva.or.jp/
子どもたちへの本を通じた教育文化支援、国内外での緊急人道支援を行っています。

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