「一人じゃない」温かさを届ける 〜「子どもの食 応援ボックス」に込めた想い〜
2025.07.18
社会 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 販売戦略本部 通信販売部の塚ノ目祥乃です。
私は、ネット通販(EC企業)を通じて、キユーピーの商品をお客様にお届けする仕事をしています。
きっかけ――「もう一度、食育に関わりたい」
子どもの頃から「食」に強い関心があり、大学では栄養学を専攻しました。入社してからは、社内資格「マヨスター」を取得し、小学校で開催する「マヨネーズ教室」にも参加してきました。
しかし育児中は、子どもの急な体調不良や早朝対応が難しくなり、次第に食育活動から距離を置くようになりました。
そんな折、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが行う「子どもの食 応援ボックス」の梱包ボランティアを知り、「これなら久しぶりに参加できるかも」と感じ、参加を決めました。
当日の様子――たくさんの「手」と「想い」でできる一箱
当日は、私を含むキユーピーグループの従業員5名、他社の方々4名、そして梱包作業を支える多くのスタッフが集まっていました。こんなにも多くの人が関わって、はじめて一つの箱が完成するのだと知り、驚きました。
ボックスの中には、キユーピー マヨネーズをはじめ、おなじみの加工食品だけでなく、子どもたちが喜びそうなおやつや嗜好品、さらに文房具まで詰められていて、その充実ぶりは想像以上でした。
届いた声――「一人じゃない」ことの温かさ
実際にボックスを受け取ったご家庭の感想を伺い、多くの親子が心待ちにしてくださっていることを実感しました。
箱詰めをしながら「開けた瞬間の子どもの笑顔」を思い浮かべていましたが、親御さんからも「一人じゃない。助けてくれる人がいる」「これでまた頑張れます」といった声が届いていると知り、この活動が子どもたちだけでなく、親御さんにとっても大きな支えになっているのだと感じました。
私自身も今、子育ての真っ最中です。日々の育児や家事のなかで、「一人じゃない」と思えることの心強さをあらためて実感しています。だからこそ、「一緒に頑張りましょう!」という想いを込めて、一つひとつの作業に向き合うことができました。
小さな力でも、集まれば大きな力に
和気あいあいとした雰囲気での作業を想像していたのですが、実際は皆で黙々と作業に集中。思った以上に力仕事も多く、大変な場面もありました。それでも、終わってみれば、当初の目標の約2倍もの数を梱包できていて、大きな達成感に包まれました。
昨今の物価高騰など、活動を続けていくうえでさまざまな課題もあると思います。それでも、「子どもの食 応援ボックス」が、ご家族の笑顔や希望につながる大切な取り組みであると確信しています。
これからも、この温かい活動に微力ながら貢献していきたいと強く感じています。
●公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
https://www.savechildren.or.jp/
日本を含む約110ヵ国で子ども支援活動を行う、民間・非営利の国際組織です。
1919年にイギリスで創設されて以来、100年以上にわたり、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現された世界を目指して活動しています。