田植え体験~卵殻肥料で育てるお米
2025.07.07
資源の有効活用
食育 その他
こんにちは。 キユーピータマゴ株式会社の賀 勝捷です。
6月29日に新井農産さんでの田植え体験に参加しました。夏を思わせる暑さの中、空の青さと田んぼの緑が清々しい田植え日和でした。2歳の子どもから大人まで総勢20人以上が参加し、みんなで泥んこになりながら貴重な体験をしました。
田んぼに足を踏み入れた瞬間、ひんやりとした泥を心地よく感じました。
そして、苗を3〜5本ずつ取りながら、手で植えていきました。最初はぎこちなかった手つきも、次第にコツをつかみ、自然と笑顔があふれました。真剣に植える大人たちの横で、泥だらけになって笑い合う子どもたち。その無邪気な姿を見ていると、心から楽しいと感じる時間でした。
田んぼの片隅では猫の「むすび」が見守り、時折現れるカエルに子どもたちは大喜び。小さな田んぼの生態系が、自然の豊かさを教えてくれました。
約1時間の体験後、新井農産さん自慢のお米で作った特製カレーをいただきました。太陽の下で食べるカレーは格別のおいしさで、心身ともに疲れが吹き飛びました。
その後、最新の農業技術を見学。大型田植え機による「機械植え」の迫力や、ドローンによる農薬散布に驚きました。新井農産さんは東京ドーム11個分もの広大な田んぼを管理されているそうです。
実はこの田んぼ、キユーピーグループから出る卵殻を肥料として活用しているんです。卵殻に含まれるカルシウムは土壌を整え、稲の根をしっかり張らせる効果があります。その結果、暑さに強く収量も安定し、お米もおいしくなります。まさに良いこと尽くし!
この卵殻肥料で育てたお米は、キユーピーグループの社員食堂や都内の小学校給食でも使われています。卵殻の有効活用は環境負荷の低減と高品質なお米の生産に貢献する、私たちのサステナビリティ活動の一つです。
秋にはおいしいお米が収穫され、皆さんの食卓に届くことで「食の循環」が広がることを願っています。新井農産さん、すばらしい体験をありがとうございました。