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「子ども食堂」ボランティアを体験して

2018年04月26日

こんにちは。 キユーピー株式会社 CSR部の大島です。

近年、共働きやひとり親世帯の増加が進む一方で、コミュニケーションの希薄化、地域交流の減少、子どもの貧困など、子どもを取り巻く環境が大きく変化しています。このような変化に対する社会の受け皿として「子ども食堂」といった食を通じた子供の居場所づくりが活発になってきています。

キユーピーグループは「食を通じて社会に貢献する」という創始者 中島董一郎の精神を受け継ぎ、「おいしさ・やさしさ・ユニークさをもって世界の食と健康に貢献するグループ」をめざす姿とし、食育の推進など社会貢献活動を積極的に進めています。 そのような中、社員自ら子ども食堂に出向き、運営側の想いを知り、また子どもたちと触れ合うことで子ども食堂を理解しようとする動きが出始めています。

トップバッターで財務部のメンバーが行ってきましたので、代表して杉本さんと伯耆さんにその様子を紹介いただきます。

こんにちは。 財務部の杉本と伯耆です。

3月29日、 "キユーピーみらいたまご財団"の2017年度助成団体である「一般社団法人 寺子屋いづみ」さんが運営されている「寺子屋子ども食堂」に、職場の数人でボランティアとして参加してきました。杉本は調理担当としてオープン前にお邪魔しました。

調理のお手伝いをするということで、当日は仕事を14時に切り上げ寺子屋さんに伺いました。食堂といっても普段は学習塾として使用されているスペースで、本格的な調理器具はありません。小さな流し台と卓上ガスコンロが2つ、電子レンジが1台、IH調理台が1台をテーブルに置いて、私たちキユーピー社員を含め7人程のボランティアで調理をしました。

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【写真】調理場の様子です。右の写真は、キユーピーみらいたまご財団の助成で新たに購入された「流し台」です

この日の献立は、クリームシチュー、サバのオーブン焼き、グリーンサラダ、チーズせんべい、果物のデザート。約40名分を作りました。

2.PNG【写真】この日の献立と、デザートの準備の様子です

月に一度の子ども食堂なので、栄養を取ってもらうというよりは、コミュニケーションと食事を楽しむ特別な場を提供することを意識されているようでした。

主催者の岩岡さんから、普段人と話すのが苦手な子どもでも食事を一緒にすることで、自然と会話がはずむことがあると聞き、「食」が持つ力の大きさを改めて感じました。

ボランティアの皆さんは普段は家庭の主婦ですが、野菜の切り方や調理方法など「こんな感じでいい?」とお互いに確認しながら作業を進めていきます。またご自身のお子さんの話など、和気あいあいとした雰囲気で楽しく調理をすることができました。子ども食堂ですが、大人同士のコミュニケーションも生まれる素敵な場所だと感じました。

3.PNG【写真】キユーピー社員が調理応援をしている様子です

それでは、子ども食堂オープン後に合流した伯耆に引継ぎたいと思います。

伯耆です。17時過ぎから子どもたちが集まり始め、中学生の男の子が友達同士でやってきて室内はとても賑やかになりました。ここに来れば誰かと会える、といった期待を示す言葉や次回を楽しみにする声も聞かれ、子ども食堂は子どもたちにとって毎回来たい楽しいコミュニケーションの場になっているようでした。

子ども食堂の意義の一つに「子どもの居場所づくり」がありますが、この活動を通して、子どもたちにとっての子ども食堂は「楽しい居場所」になっているということを実感できました。

1.PNG 2.PNG

【写真】当日の写真ではありませんが、普段の寺子屋子ども食堂の様子です

<さいごに・・・杉本、伯耆より>

今回、寺子屋さんからは多くのことを学びました。これからはキユーピーの社員としてではなく、子を持つ親として、地域の住民として、地域の皆さんと一緒にこのような活動に参加していきたいと思います。

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