2009年09月28日
みなさんこんにちは、キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。
9月20日(日)、伊丹工場のそばを流れる猪名川・藻川河川敷で「第6回水辺まつり」が開催されました。
この日は、『猪名川・藻川の清流復元に向けて、川と人との関わりを考え、人々が川辺で交流する日。川から離れてしまった子ども達を再び川に呼び戻す日。そして私達大人も川ガキになる日』です。
このキャッチフレーズのもとに地域や流域で活動するNPO団体や有志が集まりました。
昨年に引き続き、キユーピー伊丹工場も実行委員として参加です。
当日は水辺まつりのキャラクターである"なまずのナマちゃん"が川から登場するところから始まり、ナマちゃんは昔と今の川の中の様子を語りながら会場を練り歩きました。
川ではカヌーや葦舟、ボートやイカダに乗るコーナーがあり、身近な川でこのような遊びができるのだ!と親子で楽しんでいる光景があちらこちらで見られました。暑さのせいか、犬が川に入り、川の流れに身をまかせている風景に笑みがこぼれてしまいます。


魚にさわろうコーナーは、当日朝に藻川漁業協同組合の方が投網で捕った魚を準備してくださいました。体長1mにもなる鯉を目の前にし、はしゃぎ回る子どもの姿も見られました。生きた魚に触れる機会が少なくなっている子ども達にとって、本当に貴重な体験になったことでしょう。
その他にも魚とり体験、地域の学生によるうちわ作り体験、紙芝居、子ども達によるフリーマーケット、舞台では高校生による吹奏楽演奏や琉球エイサー、マジックショーなどが繰り広げられ、お祭りに付き物のかき氷やカレー、たこ焼きなど屋台も出店されていて、すべてを回りきることができないくらい大盛況のお祭りでした。
キユーピー伊丹地区として、昨年同様、「環境への取り組み」のパネル展示をしました。
伊丹工場ではプルタブとプリペイドカード回収の活動をしているのですが、地域住民の方からは「集めているけど、どこに持っていったら良いのか分からなかった。実際、どのようにリサイクルされているのか知りたい」という声を昨年に続き今年も頂きました。パネルでは、回収後の行方について紹介したことで理解を得られ、昨年よりも今年、今年よりも来年と回収の輪が広がっています。
(プルタブは車イスへ、プリペイドカードは子どもの命を救う資金となります。)
夏休み前に小学校などで、配布チラシによる協力のお願いをしていたので、家庭からは、2リットルのペットボトルにプルタブがいっぱいに入れられたものや、小・中学校からは、紙袋や段ボール箱に入れられたプルタブが届けられました。工場に持ち帰り、キユーソー流通システム伊丹営業所で計ってみると、なんと37.5kgも集まっていました。プルタブが1個0.5gなので、およそ75,000缶の量です。
ある男性は「この日の為に一人で頑張って飲んだよ(ビール)!」と笑わせていただきました。
今年は「地球温暖化」を意識した内容のパネルも展示しました。
急速に進み続ける地球温暖化を意識するきっかけを、という思いで未来を支える子ども達にも理解してもらえるよう、温室効果ガスとは何なのか、温暖化が進むとどうなるのか...模型等も用いて展示を行いました。
ここでみなさんに質問です。(答えは最後にあります)
①人は生活をする中で1日どれくらいのCO2を排出しているか、知っていますか?
②1kgのCO2の体積は、サッカーボール何個分だと思いますか?
③樹齢50年のスギの木が1年で吸収するCO2の量を、知っていますか?
(樹齢50年:直径30~50cm、高さ20~30m)
私自身も今回の展示コーナーをつくるにあたって学ぶことが多く、温暖化防止に対しての詳しい知識と行動を起こす事が必要だと痛感しました。今回の水辺まつりで地域の方々にも環境を意識してもらえる一つの「きっかけ」となったことを感じます。
以前は最も身近にあった自然、その川に触れながら、川から大きく地球環境を考えることのできた貴重な機会だったと思います。
「自然環境を守りたい!」という地域住民の想いのこもった、温かく楽しいお祭りでした。
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