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そうだ★東北へ行こう~その2~

2013年10月07日

みなさんこんにちは、トウ・ソリューションズ(TOs)の平井秋敬です。
9月27日~28日、ISOリーダー分科会「そうだ★東北へ行こうチーム」として、2回目のボランティアに行って参りました。
前回(6月21日)は、チームのメンバー5人での参加でしたが、今回はメンバー3名に有志7名を加えた総勢10名で宮城県山元町へのボランティアツアーに参加してきました。

金曜日の深夜バスで新宿を出発して車中泊。土曜日の朝に宮城県に着いて、いちご農家でのボランティア活動のあとに入浴、帰京というスケジュールでした。

今回の支援先が「なぜ、いちご農家なのか?」については、少し説明が必要です。
受入先農家の息子さんにお聞きした話です。

震災以前は今回おこなったような作業は近所の方を雇っていました。しかし、震災後は復興関連の仕事ができ、そちらの方が時給が良いこともあって、人が集まらなくなってしまいました。そのため、手が足りなくなっており、ボランティアの皆さんにお願いをしています。
人件費を上げても、価格への転嫁は難しいと思いますので、今回のボランティアも復興支援につながる作業であると感じました。 ちなみに夏場は力仕事が多いため、男性の支援があると嬉しいとのことでした。

活動の中で印象的だったのは、状況説明・被災地の視察中に語り部の方が言った
「まだまだ弱い立場に置かれている方もたくさんいます。今後も継続的な支援をぜひお願いしたい。」
という、最後の言葉でした。
自分にできることを考えて、継続的な支援をしていきたいと思います。

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避難先となった小学校。震災当日は2階の天井まで津波が

参加者の感想です。

避難したという小学校の屋上に行ったら、そこから海がみえました。キラキラと光る、きれいなこの海がこの場所の色んな物を破壊し、奪っていったとは信じられなかったです。 ボランティア作業でお世話をさせていただいた苺の苗が、冬には美味しい実をつけるのを楽しみにしたいと思います。(藤岡友美)
震災後に東北を訪れたことがなかったので、生の現地の姿に衝撃を受けました。 メディアから伝わってくることは、現実のほんの少しでしかないと感じ、もっと意識して、震災後の東北に向き合わないといけないなと感じました。(岡安芽伊)
震災から2年半経った現在でも見るものが生々しく、実際に見ることでしか感じられないものがありました。 ボランティアでの作業自体は、農家さんの作物の出来に直接関わる作業であり、軽々しい気持ちでできるものではないと思いながら作業を行いました。 これからも、少しでも支援になる活動を続けていきたいと思います。(金子昌史)
震災から二年半程たち、もうボランティアすることも特にないのかと思っていましたが、まだまだ復興するべきことが沢山あるようでした。 このような現実を知ることができただけでも、今回参加して本当に良かったと思います。(中村亮太)
2012年にボランティアに参加したときと比べると、がれきの整理は概ね終わってきていると思いました。 地域として産業を育てていくステージに入っていますので、支援の方法も今後は変わっていくのかもしれません。 何らかの形で、継続して支援に関われたらと感じています。(小林裕希)
大人数での簡単な作業でしたが全て終わらせることができず、復興にはまだまだ時間、費用、人が足りていないと感じました。 今後もこのような機会がありましたら、参加していきたいと思います。(林愛子)
ボランティア活動の開始前に、実際に津波の被害にあった場所の見学をさせてもらって、そこに暮らす人々の想いや現状を知ることができてよかった。テレビで見ている光景でも、実際にこの目で見ると感じ取る印象が違うなと思いました。 お手伝いさせていただいたのはイチゴ農家でしたが、みなさんに気を遣っていただいて楽しく作業することができました。 それほど重労働ではなかったのですが、車中泊は疲れを感じました。被災された方を思えば、大したことないと思うのですが。1人ではなかなか行動することはできなかったと思います。(坂口梨絵)
語り部の方にお話を聞き、震災について改めて考えることが出来ました。 現在の山元町では復興が進み、今回のボランティア活動では名産であるイチゴ農家のお手伝いをさせて頂きました。 少しでも復興のお手伝いをすることができてよい経験となりました。(齋藤千明)
語り部の方のお話を聞けた事で、身が引き締まりとても経験になりました。 東日本大震災の被害はあまりに広く、今回訪れた町のように人手の届いていない地域はまだ沢山あるように思えました。 以前にもまして、忘れないでいることを鮮明にして、継続的にこれからも支援できれば、と心に強く感じました。(浅野陽子)
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イチゴ農家での「マルチ掛け」。冬の収穫が楽しみです
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視線の先には実り始めた稲穂。もうすぐ収穫です

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