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そうだ★東北へ行こう

2013年07月11日

みなさんこんにちは、トウ・ソリューションズ(TOs)の加藤浩一です。

先日、ISOリーダー分科会「そうだ★東北へ行こうチーム」のメンバー5名全員で、福島県南相馬市でのボランティアツアーに参加してきました。6月21日(金)の夜東京を出発し翌朝到着。9時から14時位まで作業を行い、その後入浴施設に立ち寄って22時頃東京着といった弾丸スケジュールでした。参加者は私たちを含めて30名程度で、ちょっとハードな募集内容の割に年配の方も参加されていて驚きました。

私達がお世話になった南相馬市ボランティア活動センターには、他にも幾つかのボランティアグループが集まっており、草刈りや倒壊した家屋の撤去など色々な作業が割り当てられていました。いずれの団体も東京近辺からの参加が多かったように思います。

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今回活動した地域は昨年4月に警戒区域指定が解除され、住民の方の出入りが自由に出来るようになった地域です。ただし、許されているのは昼間だけで、自宅でも宿泊は制限されています。上下水道もまだ復旧しておらず、復興が遅れている地域です。
活動場所に向かうまでの道のりは人の気配が全くなく、瓦屋根がブルーシートで応急処置されたままの家屋や、倒壊したままの家屋もいくつか目にしました。まだ地震がたって間もないといった雰囲気です。警戒区域が解除されてから一年以上たつのにまだ時間が止まったように感じるのは、復興作業がまだまだ追いついていない地域だからだと実感しました。


私たちに与えられた仕事は、被災家具の撤去作業でした。二年以上放置された家は草だらけで、家の中はというと想像以上に大変な状態でした。仮に現在は禁止されている宿泊が可能になっても、震災前の家の状態に戻すにはリフォーム同等のお金がかかりそうです。

約4時間かけて大きな被災家具を家の外の畑に運び出し、分別して終了。年配の方や女性にはちょっと大変だったと思います。私も前日からのバス移動と相まって結構疲れました。

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以前から参加されている方の話を聞くと、被災地でのボランティア活動自体、段々数が少なくなっているそうです。一年前と比べてもかなりの減少傾向だそうです。
今回のボランティア活動を通じて、まだまだ支援を必要としている被災地がある事、震災直後にはなかった形での支援が必要なんだと感じました。

トウ・ソリューションズとして、今後どのように被災地支援を継続してけるか、他のメンバーと検討していきたいと思います。

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以下、他のメンバーの所感です。

■平井さん
少しでも被災地の方々のお役に立つことができてよかったです。
自分にとって持続可能な復興支援はどのようなことなのかをよく考えていきたいと思います。
■菅谷さん
作業内容が家財や廃材の運び出しや草刈りで、これが復興支援なのかと想いながらの作業でした。しかし、ボランティア参加者との交流で、これが現実なのだということがわかりました。
ネット上の募集こそ少ないものの、現地では毎週のように人が集まり復興支援をしている現実を知ることができて良かったです。
■浅野さん
ボランティア先はとても立派なお家でした。台所は全部捨てていいというお話しでしたが、投げやりの様にも見え、独自の判断で残したほうが良いと思ったものはお伺いをたてていました。
メディアを通じては知っていましたが、目のあたりにしてこの身をもって体験できたことで、今後もしこのような機会があるのでしたら関わっていきたいと思いました。
■藤岡さん
最初は「これが被災地のボランティアなのか?」とちょっと後ろ向きな気持ちでいました。しかし、実際に状況をお聞きして、こういう形のボランティアが必要だということがわかりました。
あのお家のおばあさんが、片付け終わった後に嬉しそうな顔をされていたので「頑張ってよかった」と思えました。

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