2018年10月01日
皆さん、こんにちは。 キユーピー株式会社 CSR部の大島です。
- 9月22日(土)に、「キユーピーの森」の保全活動を行ってきました! 天候に恵まれ、キユーピーグループ参加者46名(ご家族含む)、「富士に学ぶ会」および「森林組合」の方々と総勢54名で、水源涵養(かんよう)機能※を守ることを目的に森林整備を行ってきました。
- ※水源涵養機能・・・洪水や渇水を緩和し水質を浄化する機能
【写真】「キユーピーの森」での集合写真
私たちキユーピーグループは、富士吉田市で豊富なおいしい水を使って商品をお客様に提供しています。大切な「水源を守る」ため、2007年から富士吉田市の保有する森林の一部を『キユーピーの森』として保全活動を行っています。
まず初めに、「富士に学ぶ会」の方からお話を伺い、水源涵養機能の意義や大切さを学びました。森林の公益的機能の評価額について話があり、興味深いものでした。森林には水源涵養機能の他にも、土砂災害防止機能、安らぎや憩いの場を提供する機能、多種多様な動植物が生息・生育する機能、二酸化炭素を吸収する機能など、様々な機能を持ち合わせており、これらの機能は日本全体で年間約70兆円と評価されています。私たちの保全活動が非常に意味があることを改めて感じると同時に、継続が大切であると思いました。
【写真】左:「富士に学ぶ会」の方よりお話 /右:日本学術会議より
いよいよ、間伐作業です。春の「植樹」に続き、今回は「間伐」を行いました。適度に間伐を行うことで、日の光が行き渡り健全な森林を維持することができます。急な斜面を登り、皆で力を合わせ、木が倒れる瞬間は歓声が沸き起こり、迫力あるものでした。子どもたちは下の方で木の枝をノコギリで切る作業を行い、切る枝がなくなるくらい、みんな喜んで切ってくれました。
【写真】左と中央:間伐作業 / 右:子どもたちの作業
【写真】木を切る(間伐)→ 倒れる(歓声) → 運びだし
体を動かした後は、気持ちの良い野外(富士吉田キユーピー敷地内)で昼食。手作りのリンゴパウンドケーキの差し入れも♪
【写真】食事風景とパウンドケーキ
食事の後は、木工体験。間伐した木でコースターや鍋敷きづくり、スプーンづくりを行い、世界で一つしかないオリジナルの作品を作って楽しみました。
【写真】スプーンづくりの様子
【写真】左:間伐した木を鍋敷き用として輪切りに→キユーピーの焼印をつけて鍋敷きやコースターづくり
- 今回、初めての試みとして、富士吉田キユーピーのユーティリティ設備※見学を行いました。ソーラーパネルを間近で見る機会はなかなかありません。
- ※ユーティリティ・・・工場で主施設を補う共用設備のこと(動力源、空調、給水、消防、排水、警備など)
【写真】左と中央:富士吉田キユーピー見学コースの環境コーナー/右:屋上のソーラーパネル
印象に残っているのは工場内のゴミの一次保管場所である「エコステーション」。ゴミの分別をきちんとすることで、ゴミではなく資源となる。ということで、(宝山)と看板に入っていたことに感激しました。
【写真】看板の右下に(宝山)の文字が・・・
実際に森に入り木に触れ、植樹・間伐の体験をすることで、自然の恵みに感謝し、森や木々への愛着を感じていただけたようです。参加いただいた従業員の皆さんより、感想をいただきましたのでご紹介します。
- ●(株)キユーソー流通システム (初参加)
- 自然に興味を持ちました。自然の価値換算のお話を聞いて、自然を守る大切さを感じました。今後も活動に参加したいです。
- ●キユーピー(株) 仙川キユーポート部 (2回目)
- 久しぶりの参加です。たまにはこのような体験はした方が良いと思いました。工夫するより継続が大切。続けられたらよいなと思いました。
- ●(株)ディスペンパックジャパン 富士吉田工場 (新入社員)
- 木を切るのは大変でしたが、楽しく参加できました。初めての参加で、貴重な経験ができました。次回も参加したいです。
- ●キユーピー(株) 西東京営業所 (初参加)
- 西東京営業所は、工場のある富士吉田、中河原の営業エリア。このような機会に営業メンバーで参加したい。関わりを広げられれば。初めてしたこともあったので、富士吉田と取り組みを深めていきたい。
- ●富士吉田キユーピー(株) (保全活動の主メンバー)
- 森に囲まれ、登山愛するメンバーも多くいます。続く自然災害を思うと、山の保持・維持は大切なことだと感じます。初参加の方が半分近くいて嬉しいです。そして、モノづくりするうえでは廃棄物をいかに減らせるか、エネルギーをいかに効率よく使えるかも考えていかなくてはいけません。
- ●キユーピー(株) (役員)
- 天気に恵まれ、良い活動になりました。富士の方々からは心に残るお話を聞かせていただきました。
【写真】富士吉田キユーピーで集合写真
植樹や間伐などを通じて、豊かな水をはぐくむ森の保全に努めながら、森での体験や気づきにより、日本の森林の抱える社会的課題にも目を向けられるような人づくりにもつなげていけたらと思います。
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