2018年08月31日
皆さん、こんにちは。 キユーピー株式会社 高齢者食育推進部の師田です。
- 最近よく耳にする「食品ロス」という言葉。
- 日本国内で、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」は、年間約 646 万トン※ と推計されており)、食品ロス削減は重要な社会的課題となっています。 ※平成 27 年度 農林水産省、環境省推計
食品業界では、食品ロスの一因として商品の過剰在庫や返品等が挙げられ、これはメーカー(製)、中間流通・卸(配)、小売(販)の全体で取り組む必要があることから、食品ロス削減効果の高い「年月表示化」、「賞味期限延長」、「納品期限緩和」を製配販の三位一体で推進しています。
「年月表示化」については、これまでは月の途中で賞味期限が切れてしまって、食品としては流通・消費できない「廃棄物」になってしまっていたのが、月末までしっかり「食品」として流通・消費することができるようになる取り組みです。キユーピーグループでは、これまでも返品削減、適正在庫の推進、マヨネーズの賞味期限延長など食品ロス削減に取り組んできましたが、今回、キユーピーとして初めて『年月表示』を実施します。
対象となる商品は「やさしい献立」です。介護を受ける方、そして介護をする方の暮らしを、おいしくサポートする市販用介護食(ユニバーサルデザインフード)の「やさしい献立」シリーズ 57 品目のうちレトルトパウチ商品 47 品目について、賞味期限を「年月日表示」から『年月表示』へ変更します。併せて、同品目の賞味期間を延長します。
「やさしい献立」シリーズは品目数が多く賞味期間が比較的長いことから、年月表示による流通から店頭までのオペレーションの簡素化が期待できます。また、同時に賞味期間を延長することにより、返品や廃棄の削減も期待できます。この年月表示は9月製造分からスタートします。
食品ロスの発生はさまざまな要因が複雑に絡んでおり、政府も消費者へ向けてさまざまなPR活動を実施し、食品ロスや賞味期間などへの理解を深めようと取り組んでいます。
皆さん、飲食店で食べ残しをしていませんか。 野菜を買いすぎて使い切れずに捨ててしまうことはありませんか。スーパーの棚の奥に手をのばし、今日食べるのに賞味期限が1日でも先の食品を取っていませんか。
- 私たち消費者も、変わらないとだめなのです。
- 私たち一人ひとりができることがあるのです。
- 毎日の生活の中で、「食品ロス」を意識してみませんか。
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