2012年11月08日
みなさんこんにちは、キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。
10月27日、伊丹市昆陽池公園では、リサイクル・フェアが開催されました。
社会問題の一つとして『ごみを出さないようにしよう!限りある資源を大切にしよう!エネルギーを有効に利用しよう!』といった取り組みが必要とされていることは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
リサイクル・フェアは、この想いをもとに、伊丹市の市民団体、事業者、行政が取り組んでいる環境にやさしい活動を紹介し、ごみ減量やリサイクル、地球環境保全の啓発を図ることを目的として開催されています。
伊丹市の中で生産活動をさせていただいている私たちキユーピー伊丹工場も、昨年に引き続き展示ブースを設け、取り組みを紹介させていただきました。
キユーピー伊丹工場では、1日約100万個の卵(50t)を割り、マヨネーズの原料や茹卵などの商品を製造しています。その際、排出される卵殻と卵殻膜も大切な資源であり、様々な形で活用しています。
カルシウムが豊富な卵殻は、粉にして高齢者食やベビーフード、キユーピー製品である「トーストスプレッド」に活用されています。また、グリップ力を高める効果があるためスタッドレスタイヤや靴底にも使われています。その他、調湿機能や生活臭を吸収する働きがあることから「エッグウォール」として、さらに芝を傷めることもなく人体に対しても無害なフィールドライン(=白線)、学校で使用するチョークなど様々な分野で有効に活用されています。
一方、卵殻膜は、化粧品(肌のハリ改善)や繊維質を利用したスポーツウェア、油とり紙、ドレッシング等の食品のうま味原料として幅広く活用されています。
これらの展示を行い、たくさんの方々に直接触れていただき、紹介をかねてお話をさせていただきました。
キユーピー商品を愛用して下さっている方からは「日々の製造で使っている卵の量にビックリですが、殻や卵殻膜まできちんと利用されていることにもっと驚きました」と声をかけていただきました。
また小学校の先生からは「こんな安全でやさしいチョークがあるんですね!」と大変喜んでいただき、帰り際に1箱お渡ししました。卵殻を使用したエコチョークの消しカスは土壌改良材として使うことができるので、花壇に撒いてくれると思います。
ご高齢の方には「『元気な骨』などカルシウム強化の商品ってたくさんあるんですね!探してみます!」と喜んでいただきました。
会場内では、エコクイズラリーや点字新聞で作るエコバック教室、自転車で発電させてトーマス機関車を動かそうなどといった楽しいイベントが催されていました。
リサイクルについて知っていただく場でしたが、ただ展示するだけではなく、直接お話をしたり体感することで、社会の中で生まれ変わっているたくさんのリサイクル製品をより実感していただけたのではないかと思います。
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