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バイオガス発電in 新潟

2015年05月01日

こんにちは、新潟帰りの環境チーム松原です。
今週、新潟県村上市に「バイオガス発電を利用した循環型農業(社会)システム」「食品リサイクル・ループ」の認定をされた株式会社開成様に"現地・現物・現象"として見学に行ってきました。

 従来、焼却処理され捨てられていた生ゴミをメタン発酵処理することで、CO2の排出抑制効果や農業と繋がり、地域の活性化に貢献しています。

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施設の目の前には、日本海が・・・



 当日、実際に宿や提供会社で発生した生ゴミはメタン発酵施設へ投入され、ガスでの発電は発電機を通して売電へ、ガスは隣接の温室ハウス(果樹)に供給、さらに生ゴミの消化液は農業利用として稲作直播液肥として利用している流れなど、無駄なく再利用されている模様を全て見させて頂きました。

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左:消化液と籾殻を混ぜて撒いた後、GW明けに稲を植える
右:ビニルハウス内、熱使用として、果樹の栽培

 一言では言い難いですが、再生可能エネルギー分野において引き付けられる取組みでした。また、循環型社会や低炭素社会に貢献されている姿など、キユーピーの食品ロス活用の方向性を改めて考えさせられました。次世代への良い環境つくり、健康的な食に貢献する素晴らしい取り組みだと思いました。本当にありがとうございました。

(おまけ)
 「鮭のまち」と知られている村上市。村上の鮭の歴史は古く、平安時代には京都の王朝貴族に献納されていたとの事です。貴重な財源とされ人工ふ化増殖システムを構築。鮭文化を築き上げ100種類以上の鮭料理を生み出し、大切な食文化を守り伝えています。
その努力が実り、現在、一人あたりの鮭消費量は日本一!
 このような地道な努力が、今回のバイオマスシステムを生む土壌を作ったのか、と感心しきりでした。
 感心のあと、少しですが塩引き鮭を頂きました。咀む度にうまみが出て美味い!ご飯が進みます☆

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塩引き鮭!(吊るしている状態)頭から尾まで食べられます

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