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岩手県野田村へボランティアへ行ってきました

2011年07月08日

みなさんこんにちは。キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。

7月2~4日にかけて岩手県野田村へボランティアに行ってきました。
数ある被災地の中で野田村へ行った理由は、一つは、被災地に最も近い階上工場が野田村へ支援活動を行っていること、野田村はTVに取り上げられることが少なくボランティアも不足していると聞いていたからです。
二つ目の理由は、伊丹工場から車イスを支援した場所がたまたま野田村であったという、共にキユーピーと縁のある地域だったからです。
今回は、階上工場、伊丹工場、広域営業本部、計10名で行ってきました。

10人で行ってきました

現地に着いて、まずは野田村災害ボランティアセンターへ行き、作業の説明を受けました。私たちが担当したのは、支援物資の仕分けと在庫数の確認です。
避難所から仮設住宅へ移る際に最低限の日用品をお渡しする為、また、被災された方々に必要な物資をスムーズにお渡しできる為にと、重要な作業であると指示を受けました。

物資の仕分け作業中

作業は、必要な衣類を取りに来られた時に選びやすいようハンガーにかけたり、家電や寝具を種類ごとに数えたり、不揃いなお箸に疑問を抱きながら数を数えたり、何千枚というマスクをサイズ毎に数え整理したりといった細かな作業でした。

一つ一つの作業から考えさせられることが多く、問題点もたくさん見えてきました。

膨大な支援物資

全国から多くの善意がここには集まっているものの、それらの物資を管理し捌く人が足りないそうです。また、みなさんが必要なものを取りに来るための足がないといった話など、関西に住む私の想像と被災地の現実に矛盾を感じました。

求められている支援って何なんだろうか・・・これだ!という答えは見つかっていませんが、被災地の『今』を意識し本当に必要な支援は何なのか、今からしようとしている支援が被災地にとって何にどうつながるのか、受け取る側の気持ちに真剣になることだと改めて感じました。

今回の訪問では、今までにない感情と考えさせられることばかりでしたが、実際に被災地の状況を目で見ることができ、支援の難しさ・大切さを心から感じることができました。今後も、相手の心に届く支援を、細く長く続けていきたいと思います。

今、被災地が求めている支援は「物資」ではなく「ボランティアをする人」だと思います。

ボランティアセンターにて

※野田村は7月3日で全ての方が仮設住宅に移られ避難所は全て閉鎖されました。住民からの依頼はガレキの撤去、家屋内外の片づけ、畑や田んぼのゴミ拾い、家財の泥落としなどだそうです。特に平日に活動されるボランティアさんを募集されています。

野田村社会福祉協議会/野田村災害復興ボランティアセンター
http://blog.canpan.info/nodashakyo-vc

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