2011年02月14日
こんにちは キユーピーの前田です。
2月8日、環境担当者会(通称:エコ★レンジャー会)のメンバーが、埼玉県寄居町にある彩の国資源循環工場に行ってきました。
今回はリーダーの松原さんから声をかけてもらい、私も一緒に見学をさせてもらいました。
資源循環工場は埼玉県環境整備センターの中にあり、現在民間企業8社が廃棄物のリサイクルをしています。
その中のひとつ、株式会社ウム・ヴェルト・ジャパンさんでは蛍光管のリサイクルを行っています。


蛍光管には水銀が使用されていますが、なんと、廃蛍光管の約8割が埋め立て処理されているのが現実なのだそうです。
ウム・ヴェルト・ジャパンさんでは蛍光管を専用のリサイクル車で回収して、原形のまま工場に搬入。そして次のような工程で処理してます。
「両端カット・破砕」→「水銀回収」→「保管・搬出」→「ガラス再生」
水銀が取り除かれたガラスは再び蛍光管にもなりますが、ここではガラス工芸品にも生まれ変わります。工場の隣にガラス工房があるのです!
入口にはこのようなメッセージがありました。
「ほとんどが埋め立てられ廃棄されていた廃蛍光管ガラス
使命が終わっても まだまだ輝きを内に秘めています。」
吹きガラス体験もさせていただきました!

溶けたガラスを吹いてふくらませる松原さん

見学者のガラス作品
ウム・ヴェルト・ジャパンさんが1年間に扱う廃蛍光管は約1,500トン。
そして、その1トンに対して100円をWWF(世界自然保護基金)に寄付されているそうです。
まさに事業活動のすべてが循環型の社会を創造しているようでした。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
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