2007年06月15日
こんにちは。なかしま です。
きょうは最近とても気になって仕方のない、あるパラドックスについて書きたいと思います。
コンビニエンスストアの出現や携帯電話に代表されるような、ユーザーにとってとても利便性の高い機能やサービスができることはとても嬉しくてありがたいことだと思っていました。ちょっと前で言えば冷蔵庫の製氷機能や全自動洗濯機など、かゆいところに手が届くような機能がどんどん付加されてきました。
もともと機能性や利便性が高くなるのは、私たちの生活が豊かにゆとりができるように、という目的で提供されてきたように思えます。各企業が凌ぎを削れば削るほど、私たちの生活も仕事も改善されるはずです。
職場においてはパソコンや携帯電話の導入により、仕事の効率性が高まり、勤労時間が次第に減少し、余暇の時間が増えていくだろう、という予想がなされていました。
さて実際はどうでしょうか。私たちの仕事時間は少しづつ減少し、余暇を楽しむ時間が増えてきたでしょうか。
これがパラドックスです。
こんなに英知を結集して、生活が豊かに、仕事が効率的になるための機能を開発し、しかもそれが加速度的に実現しているのに、なぜか反対に様々なプレッシャーが強くなっていませんか。それはなぜなのでしょうか。最近このパラドックスにとても悩んでいます。
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