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検査した卵はどうするのか?~慶應義塾大学の学生のみなさんからの質問

2008年02月19日

こんにちは キユーピーの佐々木です。

昨年12月に、慶應義塾大学・環境情報学部でキユーピーグループの社会・環境報告書についてお話しをさせていただきました。
慶應義塾大学・環境情報学部の講義で報告書についてお話ししました

その際に、事前に学生のみなさんから多くの意見や質問をいただいたのですが、時間の関係でお答えすることができない質問がたくさんありました。

遅くなってしまいましたが、いくつかこのブログ上で紹介して、お答えしたいと思います。
(そうは言ってもそれも一部なのですが・・・本当にたくさんの意見をありがとうございました。)

まずは、こんな質問から。

Q:卵の検査をしたとき、検査した卵はどうするのですか?

卵の受入時にはサンプリング検査を行っています
(キユーピーグループ社会・環境報告書2006[冊子版]P06)

A:卵のサンプリング検査では、決められた数の卵を実際に割って行っています。そのため、検査のために割られた卵を商品に使うことはできません。他の動植物性残さと一緒に、飼料、肥料の原料になっています。

今回お話しするにあたっては、事前に2007年版と2006年版の冊子を学生のみなさんにお配りしていました。上記の質問は2006年版で取り上げているマヨネーズの原料である卵の検査についての質問です。
2006年版もお配りしたのは、双方の比較をしてみて欲しいと思ったためですが、デザインや内容などを比較してどちらの方が分かりやすい、と言った意見もたくさんいただきました。

環境については、フルレポート(ウェブ版)に掲載している内容やブログで取り上げた内容について、いくつかの質問が寄せられました。

Q:環境マネジメントシステムの目標など、キユーピーグループの環境保全活動の全体的な枠組みを知りたい。
A:環境活動については、中期計画で目標を定めて取り組んでいます。2007年から2009年までの中期計画ではグループも含めた目標を設定しています。
環境方針・目標
環境マネジメント

Q:環境保全コストがどのように使われているのかを紹介してほしい。
A:環境保全コストの詳細は環境会計のページに記載しており、使われ方についても主な取り組みを紹介しています。
環境会計

Q:輸送の効率化とは具体的にどうしているのですか?
A:報告書で紹介している取り組みの多くは製造(工場)における取り組みですが、輸送(物流)については、トピックの形で紹介しています。
省エネルギーと節水の推進
また、2005年版の報告書の18ページでは、インターネットを利用して無駄のない運行を行うためのQTISというシステムも紹介しています。
環境・社会報告書2005(PDF)

Q:2005年度に減った廃棄物が2006年度に増えた理由を知りたい。
A:同じような質問がアンケートはがきでも寄せられたため、ブログ上で紹介しました。
2006年度の廃棄物排出量の増加について

ウェブに書いてある内容について、さらに詳しいことを知りたいという質問だったのかもしれませんが、こうした質問は、冊子にも載せてほしいという要望でもあると考えています。ただ、スペースの限られている冊子にどういった情報を掲載するかは、編集する立場としても悩みの種になっています。

慶應義塾大学の学生のみなさんからの質問については、もう少し紹介する予定です。

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