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空き瓶に想いを込めて被災地へ

2011年05月27日

みなさんこんにちは。キユーピー伊丹工場の三木です。

4月上旬、兵庫県猪名川町つつじが丘自治会会長様よりお手紙をいただきました。
5月14日に「東日本大震災復興支援フリーマーケット」同夜に「キャンドルナイト」を開催し、震災で亡くなられた方の冥福を祈り、生き残った我々のすべきことに思いを馳せたいと考えています。つきましてはキャンドルナイトで使用する容器として、空き瓶を提供いただけないでしょうかという文面でした。

キャンドルナイト

自治会と被災地のつながりを、記事にしたものが同封してありました。
宮城県気仙沼市のドライバーさんが10トントラックの荷卸しを東京で終えた直後の地震、行き場を失ったドライバーさんを猪名川町の知人が引き受けられたことから始まり、自治会の呼びかけにより、1週間後に気仙沼に戻られるトラックには、水や食料、衣類や毛布が積みきれないほど集まったそうです。

伊丹工場の社員食堂や家庭で使用済みになった瓶、エコターミナルに廃棄されている瓶など、集め始めるとあっという間に、250個以上の空き瓶があつまりました。廃棄されていた瓶を一つ一つ洗いながら、当日天候に恵まれることを願わずにはいられませんでした。

瓶を受け取りに来てくださった際に

キャンドルナイトの前日、副会長の堀口様とイベント部長の西口様に、空き瓶を取りに来ていただきました。西口様は、「このような時期に、被災地の為とはいえイベントや夏祭りを開催することに、自粛すべきではないかという意見もあり悩みました。そんな時に避難所生活をされている方の『元気にしてもらわないと、私たちも元気になれません』という言葉を聞いて涙がでました。応援する気持ちは色々な形があってもいいのだと思いました」と話されていました。

後日、お礼状と写真、空き瓶の一部が送られてきました。

~キユーピー株式会社 伊丹工場の皆様へ~
この度はありがとうございました。無事キャンドルナイトを開催することができました。
幼稚園児や小学生が絵を描いたり並べたり手伝ってくれました。小さいながら今回の出来事をしっかり考えてくれていたようで、キャンドルナイトに参加したことを忘れずにいてくれると思います。
時が流れ震災の出来事が風化されていかない様に、私たち大人がしっかり伝えていく役割があることを痛感しました。
子どもたち 思いの描かれた瓶 キャンドル

字の書けない子は絵を描き、「ふぁいと!がんばれ日本」「私たちはおうえんしています!」などと書かれた瓶を手に取ったとき、子供たちの精一杯の思いに、胸がいっぱいになりました。この瓶をぜひ被災地に近い階上キユーピーに届けたいと思っています。

戻ってきた瓶

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