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キユーピーアヲハタニュース

2009/10/29 No.68

★入室管理システム

<工場従業員の入室管理システム>

衛生チェックのための入室管理システム導入

出勤時に体表面温度が簡単に測定でき、
衛生管理項目をパソコン上で管理するため
リアルタイムで確認できます
10月末キユーピー全9工場に導入完了予定
 キユーピーは、製造工場の全従業員に実施している衛生チェックをパソコンで管理するシステムを、2009年10月末までに全9工場に導入します。
 新しい入室管理システムには、体表面温度測定システムが導入され、出勤した全従業員の身体状況を適切に管理することが可能となります。
 これまでも製造工場の従業員は、出勤時に体調、爪の長さ、傷の有無、髪の毛が帽子から出ていないかなどの衛生に関する項目を自ら確認し、チェック表に記入してから仕事を始めていました。体温測定は、新型インフルエンザ対策として、すでに義務づけていましたが、今回新たに導入したシステムでは、センサーに顔を近づけるだけで簡単に体表面温度が測定できます。全従業員のデータは、パソコン上で管理することにより、チェック項目に異常がある場合に、当人に対しては職場の責任者に報告を促す画面が表示されます。同時に該当職場の管理画面にもその情報が表示されます。管理者は、チェック場所に行かなくても出勤者の身体状況を確認できる
写真:センサーに顔を近づけ体表面温度を測定しているところ ため、状況に異常がある従業員を確実かつリアルタイムに把握できるようになります。
 新システムの導入は、従業員の身体状況を把握できるという管理者と管理者に把握してもらえるという作業者、双方の安心感を創出します。また、体調不良者には声をかけるといったコミュニケーションの増加にもつながります。さらに、チェック表として使用していた紙の使用量も削減されます。従業員の身体状況を正確に把握し、働きやすい職場を目指すとともに、食品製造現場に感染症を蔓延させるリスクを未然に防ぎます。

写真:センサーに顔を近づけ体表面温度を
測定しているところ

<出勤時の入室管理システムによる一連のチェック作業>
○初期画面 出勤したらまず、IDカードを通します。
初期画面 出勤したらまず、IDカードを通します。
○センサーに顔を近づけて体表面温度を測定します。
○体表面温度測定の結果、問題がなければ、その他の項目を自己診断で確認します。
体表面温度測定の結果、問題がなければ、その他の項目を自己診断で確認します。
○すべての項目に異常がなければ各々の職場に入室して作業に入ります。
○チェック項目に異常があると注意表示が出ます。
チェック項目に異常があると注意表示が出ます。
○管理画面 従業員一覧を示す画面
チェック項目に異常がある従業員は容易に識別できます。
チェック項目に異常があると注意表示が出ます。
 キユーピーでは、2008年11月には工場建屋に指紋認証、静脈認証などの認証式施錠管理を導入、防犯カメラの増設により、不審者の侵入を防ぐためのセキュリティシステムを強化しました。(キユーピーアヲハタニュース2008年10月 №68
 今回の新たなシステムの導入では、製造現場で働く従業員の衛生管理をさらに強化することができます。
 キユーピーは、さらに高いレベルで食の安全・安心を実現するための取り組みを積極的に進めていきます。