つくる・食べる

たまごを落とす高さが決め手!? 基本きほんの目玉焼きをつくろう!

栄養いっぱいのたまごを楽しく食べよう

卵を落とす高さが決め手!?基本の目玉焼きをつくろう
Point!

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お家や学校で目玉焼きをつくったことはありますか?
好きな食べ方や焼き方はあるでしょうか?
目玉焼きの基本きほんのつくり方、いろいろな焼き方を知り、実際じっさいにつくって、自分好みの目玉焼きを見つけましょう!

メインのおかずにもトッピングにも!
自由自在じざいに楽しめる、目玉焼き

目玉焼き

朝食の定番メニューといえば目玉焼き。みなさんは目玉焼きをつくるとき、フライパンに直接ちょくせつたまごり入れますか?焼くときはふたをしていますか?ちょっとしたポイントをさえれば、きれいな目玉焼きがつくれます。

目玉焼きにつけあわせをえれば、メインのおかずにもなり、サラダやトースト、ハンバーグなどのトッピングにするのもおすすめです。基本きほんのつくり方からいろいろな焼き方まで、好みに合わせた目玉焼きをつくって、食べてみてくださいね。

フライパンにたまごを入れる高さがポイント!
基本きほんの目玉焼きを作ってみよう!

まず、基本きほんの目玉焼きのつくり方を紹介しょうかいします。
黄身はとろりとやわらかく、白身はカリッと仕上がります。ふたをしなくてもきれいに焼くことができます。

保護者ほごしゃのみなさま

料理をするさいは、お子さまが安全に作業できるように、
大人の方が一緒いっしょにつくるか、見守ってあげてください。

基本きほんの目玉焼きのつくり方

目玉焼き
  • 1.材料を準備じゅんびしましょう
    材料を準備しましょう
  • 2.たまごを器にり入れましょう

    あらかじめ、たまごを器にり入れておきます。この時、なるべく低い位置(目安:10cm以下)からやさしくり入れましょう。黄身がつぶれず、ふっくらと仕上がるためのポイントです。

    卵を器に割り入れましょう
  • 3.フライパンにたまごを入れましょう

    フライパンを中火で熱し、熱くなったらサラダ油を入れて広げます。
    サラダ油をなじませた後すぐに、器にり入れたたまごをできるだけ低い位置(目安:10cm以下)から、フライパンにそっと入れます。

    フライパンに卵を入れましょう

    ■ポイント:低い位置からたまごを入れよう!
    ・フライパンにたまごがこびりつかないように、たまごを入れる前にフライパンをよく熱しておきます。

    たまごを低い位置からそっと入れることで、ふっくらした焼き上がりになります。

    ※火が強いとサラダ油がはねる場合があります。また、手がフライパンにれないように注意してください。

  • 4.たまごを焼きましょう

    弱火にしてふたをせず3~5分、黄身が好みの固さになるまで焼きましょう。白身の底をカリっとさせたいときは、最後に火を強めます。

    卵を焼きましょう

    ■ポイント:ふたはせず、見た目を美しく
    たまご本来の味がそこなわれ水っぽくなるため、水は入れません。

    ・ふたをすると、黄身の表面にある白身のうすまくが熱で固まってしまい、黄身の見た目が白っぽくなるため、フライパンのふたをせずに焼きます。

  • 5.りつけましょう

    たまごが焼き上がったら、フライ返しでそっと取り出して、器にりつけます。
    つけあわせのリーフレタスとトマトをえれば出来上がりです!
    お好みの調味料をかけていただきましょう。

    盛りつけましょう

    ■ポイント:塩は油の上にふろう!
    ・塩味をつけたいときは、フライパンにたまごを入れる前に、油の上に塩をふっておくと、見た目の良い仕上がりになります。


とろとろ?カリカリ?
いろいろな焼き方に挑戦ちょうせんしてみよう

基本きほんのつくり方を身につけたら、他の焼き方にもチャレンジしてみましょう。

両面を焼く「ターンオーバー」に黄身にもしっかり火が通る「し焼き」、周りはカリカリ、中はほくほくの「カリカリげ焼き」、ホテルの朝食のような「ふっくらプルプル焼き」。焼き方のひと工夫で食感が変わるのも、目玉焼きづくりの魅力みりょくです。
ぜひ、自分好みの焼き方を見つけてくださいね。

両面を焼く「ターンオーバー」のつくり方

両面を焼く「ターンオーバー」のつくり方
  • 1.材料を準備じゅんびしましょう
    材料を準備しましょう
  • 2.たまごを器にり入れましょう
  • 3.フライパンにたまごを入れましょう

    2.3の工程こうていは、基本きほんの目玉焼きのつくり方」 と同じです。

  • 4.たまごを焼きましょう

    黄身が半熟はんじゅくになったら、フライ返しでたまご裏返うらがえして、10秒ほど焼きます。白身の両面をしっかり焼きましょう。
    ハンバーガーやサンドイッチの具材にする時におすすめの焼き方です。

黄身にもしっかり火が通る
し焼き」のつくり方

黄身までしっかり火が通る「蒸し焼き」のつくり方
  • 1.材料を準備じゅんびしましょう
    材料を準備しましょう
  • 2.たまごを器にり入れましょう
  • 3.フライパンにたまごを入れましょう

    2.3の工程こうていは、基本きほんの目玉焼きのつくり方」 と同じです。

  • 4.たまごを焼きましょう

    たまごの白身が白く固まってきたら、常温じょうおんの水(30 ml)を低いところからゆっくりとたまごの周りに流し入れ、フライパンのふたをして焼きます。加熱時間が短くみ、黄身にもしっかり火が通るつくり方です。黄身の表面も加熱されるため、まくが白っぽくなります。
    ハムエッグやベーコンエッグをつくるときに向いている焼き方です。

白身が香ばしい「カリカリげ焼き」のつくり方

白身が香ばしい「カリカリ揚げ焼き」のつくり方
  • 1.材料を準備じゅんびしましょう
    材料を準備しましょう
  • 2.たまごを器にり入れましょう

    2の工程こうていは、基本きほんの目玉焼きのつくり方」 と同じです。

  • 3.フライパンにたまごを入れましょう

    フライパンを中火で熱し、熱くなったらサラダ油を入れて広げます。たまごをできるだけ低い位置から、フライパンにそっと入れます。スプーンを使い、フライパンに残っている油をたまごにかけながら焼きます。

    ※熱したフライパンは大変熱くなっていますので、やけどに注意してください。

ホテルの朝食のような
「ふっくらぷるぷる焼き」のつくり方

ホテルの朝食のような「ふっくらぷるぷる焼き」のつくり方
  • 1.材料を準備じゅんびしましょう
    材料を準備しましょう
  • 2.たまごをザルにり入れましょう

    ボウルを下に置いたザルの中に、たまごり入れます。サラサラの卵白をザルから落とし、濃厚のうこう卵白らんぱくと黄身だけにします。

    (※ボウルに落ちた卵白らんぱくは、目玉焼きには使用しません。他の料理に使いましょう。)

  • 3.フライパンにたまごを入れましょう

    サラダ油をなじませたら、ザルに残った濃厚のうこう卵白らんぱくと黄身をそのまま低い位置からそっとフライパンに入れて、焼きます。
    ホテルの朝食のようなふっくらぷるぷるの目玉焼きが出来上がります。

    フライパンに卵を入れましょう

    ※ボウルに落ちた卵白らんぱくも捨てずに使いましょう。同じフライパンで少し焼いて食べてもいいですし、スープやみそしるに入れるのもおすすめです。

    目玉焼きはそのままでもおいしいですし、塩、マヨネーズ、しょうゆなど、さまざまな調味料とも相性あいしょうがいいですよね。毎日の食事でいろいろな目玉焼きを楽しんでください。

たまごの栄養、ここがすごい!

たまごは本来、ヒヨコの命を育むもの。そのため、たまごにはヒヨコが誕生たんじょうするために必要な、さまざまな栄養素えいようそふくまれています。
中でも特徴的とくちょうてきなのが、たんぱくしつを構成するアミノさんのバランスが良いことです。人間の体内でつくることができないすべての必須ひっすアミノさんが、バランスよくふくまれています。
たまご良質りょうしつなたんぱくしつふくんだ、栄養価えいようかの高い食品だといえます。

卵の栄養、ここがすごい!

さまざまな栄養を持っているたまごですが、わたしたちの体に必要なビタミンCと食物繊維せんいふくまれていません。そこで、上手に取り入れたいのが野菜です。

卵・野菜

野菜はビタミンCと食物繊維せんいふくんでいます。野菜を使ったサラダとたまごを組み合わせることで、より理想の栄養バランスに近づきます。サラダに目玉焼きをのせて食べるのもおすすめです。

たまごのこと、「たまごスター」に聞いてみよう!

たまごスターとは?

キユーピーグループで働いている人の中で、たまごのことを正しく伝えることができる人としてみとめられた人たちを「たまごスター」とんでいます。
「たまごスター」になるためには、試験しけん合格ごうかくと勉強会の参加が必要です。

教えてくれるのは?

キユーピータマゴ株式会社かぶしきがいしゃ 生産本部 人材育成推進室じんざいいくせいすいしんしつ 正藤まさとう佑里香ゆりかさん

たまごスター

正藤さんは、たまごスターと三ツ星タマリエ取得しゅとくしています



※タマリエ(タマゴのソムリエ)とは、たまごについての知識ちしきを正しく理解りかいした人々にあたえる称号しょうごうです。 「一ツ星・三ツ星・五ツ星」の3ランクの資格しかく取得しゅとくできます。

  • 1.たまごからの色って栄養に関係あるの?

    スーパーマーケットで販売はんばいしているたまごは、白いたまご、黄色いたまごなど、からの色がちがたまごを見ることがあると思います。この二つのちがいは何でしょうか? 実は、この色のちがいは、にわとりの種類の影響えいきょうを受けます。そのため、色による栄養価えいようかちがいはほぼありません。

    卵の殻の色って栄養に関係あるの?
  • 2.たまごはいつごろから食べられているの?

    私たちの食生活に欠かせないたまご庶民しょみんが食べられるようになったのは、江戸えど時代の中期からとされていますが、当時は栄養価えいようかの高い高級食材で、食べられるのはお祝いなどの特別な日だけだったとか。今のように、一般的いっぱんてきに食べられるようになったのは1955年(昭和30年)以降いこうからといわれています。

  • 3.たまごをよく食べる国は?

    1位:メキシコ(380)、2位:日本(340)、3位コロンビア(325
    ※出典:2021年度 International Egg Commission
    世界の国々から見ても、日本人はたまご好きなことがわかりますね。

    卵をよく食べる国は?
  • 4.日本で人気のたまご料理は?

    1位:目玉焼き、2位:ゆでたまご、 3位:炒飯ちゃーはん、 4位:オムライス、5位:たまごかけごはん
    ※「たまご白書2021」より、全国の20さい~69さいの男女 合計2,060名にアンケートをとった結果。

    目玉焼きは人気が高いことがわかりますね。みなさんもいろいろな焼き方に挑戦ちょうせんして、カレーやハンバーグ、パスタなど、好きなメニューに、目玉焼きをトッピングしてみましょう。
    味や食感が料理のアクセントになりますし、栄養もプラスされますね。

    日本で人気の卵料理は?

    ぜひ、毎日の食生活のなかでも、さまざまなバリエーションの目玉焼きをつくって、食べてみてくださいね。

    出典:
    池田書店「まいにちタマゴ 専門家せんもんかが教える最高の食べ方」タマゴ科学研究会 (ちょ)、近藤和雄 (医学監修かんしゅう)、峯木眞知子 (栄養監修かんしゅう)