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キユーピーアヲハタニュース

2011/2/22 No.24

★受賞

<CSR活動への取組みが評価されました>

第32回 食品産業優良企業等表彰
CSR部門で「農林水産大臣賞」を受賞

3月2日(水)に東海大学校友会館(東京都千代田区)にて表彰式
 キユーピーは、「第32回 食品産業優良企業等表彰※」のCSR部門において、「農林水産大臣賞」を受けることになりました。

 CSR部門では「食品の安全性の向上や消費者への食品情報提供の充実等による信頼性の向上、消費者対応体制の整備、コンプライアンス体制の推進、消費者啓発活動の実施等に功績があった組織や個人」が表彰の対象になります。

 今回の表彰では、下に示すようなキユーピーグループが進めてきたさまざまなCSRに関わる取組みの中でも、特に消費者対応における品質保証体制と消費者とのコミュニケーション活動が高く評価されました。

 キユーピーグループは今後もこれらの取組みをさらに充実・拡大することで、一人ひとりのお客様に、最も信頼され、親しまれるグループをめざします。

<キユーピーグループの取組み例>
【1】お客様から寄せられる声を真摯に受け止め、改善にいかすために、品質保証部門を中心とした組織体制を整備・運用している
【2】工場見学、小学校への出前授業、消費者に関わるイベント・フォーラムへの参加など、消費者とのコミュニケーション活動の充実を図っている
【3】HACCPやISO9001等の取得による品質保証体制の充実や、原料原産地情報の公開等を通じた食の安全・安心の確保に努めている
【4】「グループ倫理行動規範」を制定し、それに基づいたコンプライアンス体制の充実と運用を進めている
【5】その他、フードバンク活動への参加やマッチングギフト制度等による社会貢献活動に加え、卵の殻の100%有効活用や容器包装の環境配慮などの環境保全活動も推進している
※食品産業優良企業等表彰
 食品産業優良企業等表彰は、食品産業の経営の改善、技術の革新等に対する意欲の向上を図るため、農林水産省の後援のもとに財団法人食品産業センターと財団法人食品流通構造改善促進機構が共催している表彰です。
【キユーピーグループの活動の具体例】
○お客様の声の活用
 お客様相談室を1972年より設置し、「お客様対応は全てに優先する」ことを指導・徹底しています。お客様を第一に考え、訪問での対応を基本としています。また、毎月寄せられるお客様からのご指摘内容は経営会議で社長を含む経営陣に品質保証担当役員から定期的に報告され、適切な対応を図っています。さらに品質保証本部が主管となる「お客様の声委員会」を設置し、4万件以上のお客様の声を商品開発や製造工程の改善に役立て、その具体例をホームページ等で公開しています。
お客様対応の流れ
○消費者とのコミュニケーション
【1】工場見学
キユーピーでは1961年以降、50年間にわたり、「工場は家庭の台所の延長」との考えから「オープンキッチン」と名付けて消費者の工場見学を実施しています。2010年度は全国の工場で年間約11万人の方にご見学いただいています。
【2】出前授業
キユーピーでは2002年から小学生を対象とした出前授業「マヨネーズ教室」を実施しています。マヨネーズ作りを通じて、野菜を食べることの大切さと食の楽しさを伝えることが目的です。また、1984年から食生活と健康についての正しい情報の提供を目的として、一般消費者、食育に関する教育関係者等を対象に、「食」をテーマにした講演活動を行っています。
【3】消費者に関わるイベント・フォーラムへの参加
食育推進全国大会や東京都消費者月間交流フェスタ等、全国、あるいは地域レベルの消費者イベントに参加し、積極的なコミュニケーションを図っています。
【4】食に関する情報発信
消費者啓発や学校教育に役立てていただくため、食と健康等に関するビデオやDVDを作成し、教育機関や消費生活センター等に無償配布する「メディアライブラリー活動」を1975年から実施しています。また1972年からは、食と健康に関わるその時々の話題を専門の先生方に執筆いただく「キユーピーニュース」を、栄養士、教育者、保健所等を対象に毎月約5,000部無償配布しています。
○食の安全・安心の確保
 食品原料のトレーサビリティシステムを確立するとともに、ホームページに掲載している商品447品目の原料原産地情報を即座にお答えできる体制の整備など、お客様に安心していただくための体制を充実させています。
 キユーピーグループでは、食品衛生法「総合衛生管理製造過程の承認」のHACCP工場に5工場が、ISO9001は29事業所で承認を取得しています。また、JAS規格の格付けでは15事業所が認定工場に指定されています。
 キユーピーグループ各社は個別に品質保証体制の充実を図るとともに、グループ全体が参加する品質保証会議を年3回実施し、関連情報の共有化と相互のレベルアップを図り、食の安全・安心を維持・強化できるように努めています。
○コンプライアンス体制の充実
 「グループ倫理行動規範(2004年制定)」でキユーピーグループの尊重する価値観と取るべき行動を明らかにするとともに、同規範に基づき、組織体制と社員教育の充実を図っています。コンプライアンス担当役員を委員長とするコンプライアンス委員会がグループ内の法令遵守状況の把握や従業員への啓発活動に努めるとともに、集合研修や従業員意識調査などを通じて意識高揚を図っています。
コンプライアンス体制
○その他の活動
 キユーピーの社会貢献活動は、「長く継続でき、多くの方々のお役に立つこと」を基本に考えています。例えば「ベルマーク活動」は1960年から50年以上協賛しています。前述の「オープンキッチン」や「メディアライブラリー活動」等のほか、最近では「フードバンク活動」に参加し、2009年度には360ケースの商品寄贈を行っています。また、従業員と会社が同額を寄附する「マッチングギフト制度」を導入し、17の社会・環境団体に寄附を行っています。
 環境保全活動では、年間約23,000トン発生する卵の殻を100%有効活用するとともに、リサイクルしやすい容器包装の積極的な採用や工場からの廃棄物の削減等、環境負荷の軽減に取組んでいます。