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キユーピーアヲハタニュース

2010/3/3 No.17

★事業展開

<東アジアでの事業拡大>

「キユーピーマレーシア」
クアラルンプールに営業事務所を開設

 キユーピーマレーシア(KEWPIE MALAYSIA SDN.BHD.、マレーシア国)は、このたびクアラルンプールに営業事務所を開設し、営業活動を開始しました。

 キユーピーマレーシアは、マヨネーズ等の調味料の製造販売を目的にキユーピーが2009年6月に設立し、2010年夏より製造販売を開始する予定です。本年2月上旬にはマラッカ工場の工事を開始し、マヨネーズをはじめとする調味料の製造ラインの整備を進めています。

 マレーシアでは洋食文化の流入に伴い、外食チェーンなどのフードサービス市場が急速に拡大しています。キユーピーマレーシアの生産品目はイスラム教徒の食生活に対応したハラル認証(※)を受けた調味料類とし、将来的には他のイスラム圏への輸出も視野に入れています。
 なお、今後の事業展開をよりスムーズに進めるため、三菱商事株式会社にもキユーピーマレーシアに資本参加をいただき、合弁子会社とします。出資比率はキユーピー90%、三菱商事10%になります。
 ※豚肉やアルコールを含まないなど、イスラム法に則って処理された食品に対する認証
<キユーピーマレーシアの概要>
事業内容マヨネーズ等の調味料の製造販売
本社所在地Plot 137-140, Serkam Ind. Est, 77300 Merlimau, Melaka, Malaysia
工場所在地同上
営業事務所所在地Unit2-9, Level 2, Menara UOA Bangsar, No.5, Jalan Bangsar Utama 1, 59000 Kuala Lumpur, Malaysia
資本金34百万リンギット(キユーピー90%、三菱商事10%)
代表者代表取締役社長 浅田大三郎
決算月9月
キユーピーマレーシアが使用するロゴマーク
【キユーピーマレーシアが使用するロゴマーク】

【参考:中期経営計画の重要戦略「東アジアでの拡大」について】
 キユーピーは2010〜2012年度の中期経営計画の中で「東アジアでの拡大」を重要戦略のひとつとして掲げており、「キユーピーマレーシア」による事業展開はその一環として位置づけています。マレーシア以外では、中国とタイで事業展開を進めており、2015年には東アジア地域で200億円の売上げをめざします。
(中国)北京丘比食品有限公司、杭州丘比食品有限公司の2社で事業展開をしています。沿岸部を中心に商品を供給し、家庭用マヨネーズのシェアは北京では約85%、上海では約55%です(2009年、キユーピー調べ)。
2010年1月には「丘比(キユーピー)」ブランドが、中国国家工商行政管理総局が中国国内で一般的かつ著名な商標として認定する「馳名(ちめい)商標」に日本の食品企業で初めて認定されました。今後は内陸部とフードサービス市場へのさらなる浸透を進めていきます。
(タイ)2009年度から「キユーピータイランド」を連結対象としました。グループとしての連携強化により、タイ国内での販売と輸出の拡大を図っていきます。