食生活のぎもん

野菜と果物がおいしい季節、
「旬しゅん」を知ろう!

旬しゅんの野菜や果物を食生活に取り入れてみよう

Point!
  • 旬しゅんって何?旬しゅんの野菜や果物にはどんなものがある?
  • 野菜や果物について研究者に聞いてみよう!
  • 旬しゅんの野菜や果物を選んでみよう!

スーパーマーケットなどでは一年中いろいろな野菜や果物が並ならんでいますね。
本来、野菜や果物が育つには適てきした環境かんきょうや季節があります。今では栽培さいばい技術ぎじゅつや輸入ゆにゅうのおかげで、いつでもさまざまなものが食べられるようになりました。
でも、春夏秋冬、四季のある日本では、季節ごとのおいしさや特別な味わいを楽しむことができます。
今回は、野菜や果物の「旬しゅん」について、一緒いっしょに見ていきましょう。

旬しゅんって何?
旬しゅんの野菜や果物にはどんなものがある?

みなさんは「旬しゅん」って聞いたことがありますか?旬しゅんとは、野菜、果物、魚などの食べものが1年の中でいちばんおいしく、たくさん収穫しゅうかくできる時期のことです。日本では、春夏秋冬それぞれに旬しゅんの食材がたくさんあります。

例えば、野菜の旬しゅんをみてみると、春はシャキシャキとした食感を楽しめるたけのこや菜の花、夏はみずみずしいトマトやきゅうり、秋はホクホクのさつまいもやくり、冬は鍋料理なべりょうりにぴったりの白菜や大根などが旬しゅんを迎むかえます。このように、その季節においしく食べられる旬しゅんの野菜は『春野菜』や『秋野菜』などとも呼ばれます。その季節ならではのおいしさを味わうことは、日本の食の楽しみのひとつです。

日本では、四季折々しきおりおりの食材を大切にしてきました。旬しゅんの食べものは手に入りやすく、価格かかくも手ごろなことが多く、栄養価えいようかも高いのが特徴とくちょうです。お正月やお祭りなどの特別な行事食に季節の食材を使った料理が多いのは、こうした理由があるからなのです。

みなさんは、どんなものを見たり食べたりすると、「◯◯の季節になったな」と感じるでしょうか。旬しゅんを意識いしきして、季節の味わいを楽しんでみましょう!

野菜や果物について研究者に聞いてみよう!

旬しゅんの食べものを選んで食べることは、季節を感じられるだけでなく私わたしたちの食生活にさまざまなよい影響えいきょうをもたらします。
今回は、野菜、果物の研究者に、旬しゅんの食べものの魅力みりょくを詳くわしく教えてもらいましょう!

キユーピー株式会社 研究開発本部 食創造研究所 野菜価値創造部 野菜・惣菜研究チーム 小澤菜月さん

キユーピー株式かぶしき会社がいしゃ 研究開発本部
食創造研究所しょくそうぞうけんきゅうじょ 野菜価値創造部やさいかちそうぞうぶ
野菜・惣菜そうざい研究チーム
小澤おざわ菜な月つきさん

【小澤おざわさんのお仕事】
野菜の栄養価えいようか、味、食感、香りなど、野菜の成分や特徴とくちょうについて研究しています。現在げんざいは主に、じゃがいものおいしさに影響えいきょうする成分や特徴とくちょうをテーマに研究をしています。


※2025年3月時点の情報じょうほうです。

アヲハタ株式会社 研究開発本部 研究センター 栄養・機能性研究ユニット 小林俊裕さん

アヲハタ株式かぶしき会社がいしゃ 研究開発本部
研究センター 栄養えいよう・機能性きのうせい研究ユニット
小林こばやし俊裕としひろさん

【小林こばやしさんのお仕事】
果物と健康の関係をテーマに研究をしています。果物にどんな栄養成分がどのくらい含まれているか、健康にどんないいことがありそうかなどを調べて、その内容ないようを消費者しょうひしゃのみなさんにお伝えする仕事もしています。


※2025年3月時点の情報じょうほうです。

■野菜や果物の旬しゅんを知ることは、どのようなことに役立ちますか?

旬しゅんの野菜や果物には「3つのやさしい」があります。それは「からだにやさしい」「地球にやさしい」「お財布さいふにやさしい」です。

まず、旬しゅんの野菜や果物は栄養価えいようかが高くなる傾向けいこうがあるため、効率こうりつよく栄養がとれる「からだにやさしい」ものです。次に、旬しゅんの野菜や果物は、その季節に合った自然の環境かんきょうで育つため、大がかりな設備せつびや手間をかけずに栽培さいばいでき、エネルギーが少なくて済すむので「地球にもやさしい」です。さらに、たくさん収穫しゅうかくできる時期である分手ごろな価格かかくで購入こうにゅうできるため、「お財布さいふにもやさしい」ということです。

旬しゅんの野菜や果物を食卓しょくたくに取り入れて、「3つのやさしい」を実感してもらえたらうれしいです。

■旬しゅんの野菜や果物を上手に食事に取り入れるにはどうしたらいいですか?

まずは、旬しゅんの野菜や果物を知ることから始めましょう。お店の売り場で「今が旬しゅん」などと紹介しょうかいされていることもありますので、確認かくにんしてみてください。また、近くの直売所を訪おとずれてみるのもおすすめです。その土地でとれた新鮮しんせんな野菜や果物が並ならんでいるので、季節ごとに収穫しゅうかくできる食材がわかります。機会があれば、農家の方と直接ちょくせつ話して、おすすめの食べ方を聞いてみるのもいいですね。
その土地でとれたものを食べることは「地産地消」につながり、環境かんきょうにもやさしい取り組みになります。

旬しゅんの野菜や果物は、ぜひサラダにして食べてみてください。素材そざいの味が存分ぞんぶんに味わえると思います。果物は、おやつとして食べるのもおすすめです。旬しゅんの食材を上手に取り入れて、健康的な食生活を送ってください。

▶「地産地消」について詳くわしく知りたい場合は、こちらも読んでみましょう。

■野菜や果物の意外と知られていない豆知識まめちしきを教えてください。

野菜の中には、ちょっと苦みがあるものがありますよね。例えば、ピーマンやゴーヤーなどです。実は、あるものと一緒いっしょに食べると苦みが和らぐことがわかっています。それは「卵たまごの黄身」です。苦みが苦手な人は、卵たまごと一緒いっしょに炒いためたり、マヨネーズをかけたりすると、食べやすくなるかもしれません。

イチゴの旬しゅんを知っていますか?実はイチゴは春〜初夏が旬しゅんの果物です。でも、クリスマスを迎むかえる12月頃ごろから店頭に並ならんでいますよね。それは、温室で栽培さいばいして、自然の旬しゅんよりも早く収穫しゅうかくできるようにしているからです。スーパーに並ならぶ野菜や果物の旬しゅんを知ると、どのように作られているかやおいしく食べるための調理方法にも興味きょうみがわいてきますね。

■「自由研究のテーマ」を考えるヒントになりそうなことを教えてください。

例えばじゃがいもなら、保存ほぞんする温度によって芽の伸のび方が違ちがうことに気づくかもしれません。また、野菜や果物の品種による違ちがいを観察してみるのもどうでしょうか。品種によって味や食感が変わることもあります。なぜそうなるのかを調べるのも面白いですね。

私わたしたち研究者も、こうした日々の小さな疑問ぎもんから研究を進めています。みなさんも、好きな野菜や果物をよく観察して、気になったことを調べたり、身近な人に聞いたりしてみてください。きっと新しい発見があるはずです!

旬しゅんの野菜や果物を選んでみよう!

旬しゅんの野菜や果物を食べることには、さまざまなメリットがあることがわかりましたね。
今度は代表的な旬しゅんの野菜と果物の選び方を確認かくにんして、実際じっさいにお店で選んだり、購入こうにゅうしたりしてみましょう。

春の野菜と果物
夏の野菜と果物
秋の野菜と果物
冬の野菜と果物

旬しゅんの野菜や果物でサラダをつくると、素材そざいそのもののおいしさが味わえて、季節を感じながら食事を楽しむことができます。ぜひ、季節ごとのサラダを試して、旬しゅんのおいしさを楽しんでくださいね。

出典:農林水産省Webサイト『食べ物と日本の四季』
出典:農林水産省Webサイト『aff(あふ) 特集1 みかん(5)』
出典:農林水産省Webサイト『aff(あふ) いちごのあれこれ豆知識まめちしき』
出典:農林水産省Webサイト『aff(あふ) ぶどうを味わう』