キユーピーアヲハタニュース

2007/10/26 No.63

★学会発表

安全・安心を食卓に
鶏卵中の残留農薬を効率的に分析できる
分析方法を開発しました


10月27日(土)、
(社)日本食品衛生学会 第94回学術講演会(静岡県立大)で発表

 キユーピーは、229種類の農薬を一斉に、しかも短時間で分析できる分析方法を、鶏卵をサンプルとした分析で開発し、このたび日本食品衛生学会で発表します。
 新しい分析方法では、サンプルから不純物を除去する方法に、多数のサンプルを並行して処理できる「固相抽出法」を採用し、これまでと同じ処理時間で3倍以上の数のサンプルを分析できるようになりました。また、分析条件を詳細に検討した結果、これまで人間の目視により確認していた分析結果を、機械で自動的に解析できるようになりました。

新しい分析方法とこれまでの分析方法の比較
 今回開発した新しい分析方法は、他の分析機器との組み合わせにより、さらに分析できる農薬類の種類を増やすことができる可能性があります。マヨネーズや卵加工品などに使われる鶏卵の安全性が、さらに高いレベルで確認できるよう、引き続き研究を進めていきます。
 キユーピーは安全・安心な商品を食卓にお届けできるよう、今後も原料の品質管理のレベルアップに取り組んでいきます。
 食の安全を確保するため、厚生労働省は食品に残留する可能性のある農薬・動物用医薬品約800種類について、食品中への残留上限値の基準を設定しています。キユーピーでは鶏卵の安全性を確認するために、数多くの農薬・動物用医薬品を確実に、すばやく分析できる方法の開発を進めています。

 今回新しく開発した、鶏卵中の残留農薬を効率的に分析する方法では、サンプルの処理方法と分析条件に工夫をしています。

・サンプルの処理方法
   サンプルとなる鶏卵を機器で分析するためには、使用する機器に最も適した状態にサンプルを処理することが必要です。
 新しい分析方法は、機器による分析の妨げとなる不純物を取り除くための処理方法を「固相抽出法」に変更することで、多数のサンプルを同時並行で処理できるようになりました。その結果、サンプル1つあたりの処理時間が短縮され、すばやい分析ができるようになりました。
・分析条件
   数多くの分析条件を検討し、分析の誤差が最も少なくなる分析条件を見つけました。その結果、これまでは人間の目視により確認していた分析結果を、機械で自動的に解析することができるようになりました。
鶏卵中の動物用医薬品の分析方法についても同時に発表します
 キユーピーは94種類の動物用医薬品を一斉に、しかも短時間で分析する分析方法についても同学会で発表します。
 食鳥および食鳥卵に使用される可能性がある動物用医薬品を中心に検討を行い、94種類の動物用医薬品を一斉に、これまでの半分以下の時間で分析することが可能になりました。