キユーピーアヲハタニュース
2005/12/19 No.52
★環境対策

キユーピーマヨネーズなどに
新タイプ薄型段ボール採用で紙使用量を年間330トン削減

12月下旬から順次変更

 キユーピーは、マヨネーズなどの包装に新タイプの4mm厚の段ボールを採用します。
 食品包装では一般的に、5mm厚の段ボールと3mm厚の段ボールが使用されていました。このたび、レンゴー株式会社が、欧米では主流の4mm厚段ボールを本格的に生産することになり採用しました。
 マヨネーズなどには、3mm厚の段ボールでは強度が不足するため、5mm厚の段ボールを採用していました。5mm厚の段ボールから4mm厚の段ボールに変更することで、キユーピーグループで年間約330トンの紙使用量が削減できます。
 12月下旬から、順次変更していきます。


4mm厚の段ボールと5mm厚の段ボール
4mm厚の段ボールと5mm厚の段ボール


新タイプ4mm厚の段ボールの特性と変更のメリット

メリット1:薄い
 ○ キユーピーグループの紙使用量が年間330トン(キユーピー単体では230トン)削減できます。
 ○ 段ボールの倉庫スペースが約20%削減できます。
 ○ 輸送車両1台に積載できる段ボール量が約25%増えます。したがって、輸送に伴う段ボール1枚あたりの二酸化炭素排出量の低減にもつながります。

メリット2:平滑性が高い
 ○ 表面の平滑性が高いので、きれいに印刷ができます。

メリット3:平面圧縮強度が高い
 ○ 段ボールの間に挟まれている段(波)の数が、5mm厚の段ボールでは30cmあたり34であるのに対し、新タイプの4mm厚の段ボールでは40になっており、平面圧縮強度(段ボールを平らに置いたときの垂直方向の強度)が高くなっています。したがって、印刷時等に段ボールが受けるダメージが少なくなります。


キユーピーの容器包装の環境負荷低減への取り組み

2004年度
  ドレッシング瓶の軽量化、マスタード瓶の軽量化、幼児食パウチの薄肉化、段ボールの仕切り廃止や軽量化などを行いました。これによりガラス303トン、紙195トン、プラスチック10トン、合計508トンの容器包装の削減ができました。

2005年度
  アヲハタ55ジャム瓶の軽量化で年間換算120トンのガラス使用量削減、キユーピーハーフなどマヨネーズタイプ容器への酸素吸収ボトル採用により、年間換算50トンのプラスチック使用量削減などができました。


キユーピーの環境理念と行動指針

環境理念
  「自然の恵みに感謝し、健やかな地球と生活を育むために、環境保全に努めます」

行動指針
 1. 省資源、省エネルギー、廃棄物の削減・再資源化の推進と技術開発に努めます。
 2. 環境への影響に配慮した商品開発と、容器包装の適正化を推進します。
 3. 自主的な基準を定めて環境保全に取り組み、法規制の遵守はもとより社会的要請に応えうる環境管理体制の整備と充実を図ります。